俺ってもしかしてワキガ?ワキガになりやすい男の9つの特徴や体質。
他人のワキガは敏感でも自分のニオイはなかなか気が付かないものです。
ワキガの特徴はとても不快なツンとしたニオイがありますが、それだけでなくワキガ体質の人にはいくつかの共通点があるのです。
まさか自分はワキガではない、と安心している方、もしかしたらワキガ体質の仲間入りしているかもしれませんよ。
ニオイケアはエチケットのひとつ。人間関係にも影響を与える男性のワキガとはどんなものか、特徴と体質についてみていきましょう。
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日本人の10人1人は、ワキガ体質。
ワキガはまったく他人事ではありません。体臭が強い欧米人は黒人の約100%、白人の60~70%がワキガ体質といわれていますが、日本人も10人に1人はワキガといわれる時代。人のニオイばかり気にしていてはいけないのです。
そもそも人間の体にはエクリン腺とアポクリン腺と呼ばれる汗腺があり、ワキガ原因になるのがアポクリン腺から分泌される汗。この汗には体内の老廃物であるアンモニアやタンパク質などが多く含まれ、汗成分が肌にでると皮膚にいる常在菌が汗をエサとして繁殖していくのです。
汗成分を菌が分解する際に発生するのがワキガのニオイ。アポクリン腺はワキ、足、耳、性器の周辺などに多く集まる特徴があります。
男性の場合は男性ホルモンが活発な人ほどアポクリン腺の働きが活発な傾向があり、顔が濃い人は毛深い、汗をかきやすいという共通点があります。汗腺を目でチェックすることはできませんが、男性ホルモンの強い顔の濃い男性も、ワキガとの関連性があるといえますね。
ワキガってどんな臭い?
ワキガなのか汗臭いのかどちらなのか判断できない時がありますが、ワキガはニオイの特徴がありますので自分が当てはまるかどうかチェックしてみましょう。
- 玉ねぎ
- 硫黄臭
- カレーなどの香辛料のニオイ
- 鉛筆の芯
- ニラ
このようなニオイは人によって強烈な刺激に感じる場合もありますし、人によってはさほどわからないという軽症の場合もあるでしょう。
そもそも自分のニオイは鼻が慣れてしまい、臭いニオイでもさほど気にならないということがあります。一般的なワキガ臭の特徴は強度が違いますし、体調や食べ物によって悪化することもありますので、必ず自分のニオイには敏感にならないといけません。
自分ではわかりにくいワキガ、知らない間に周囲の人から距離を置かれているかもしれませんよ。
ワキガの臭いと汗の臭いはどう違う?
ワキガは汗と菌により発生するものですが、同じ汗でもエクリン腺から出てくる汗の場合はワキガでなく、汗のニオイとして分類されます。
この違いはどちらの汗腺から出る汗なのかという点で、エクリン腺からでてくる一般的な「汗臭い」というニオイで、酸っぱい、生乾きの洗濯もの、ムワっとするニオイというような特徴があります。エクリン腺からでる汗はほとんどが水分で、アポクリン腺の汗成分とは違うので菌の繁殖力が異なります。
ワキガ原因となるアポクリン腺には脂質や糖質、タンパク質などの菌が好む成分が含まれているため、少量の汗でもニオイが強くなる傾向があります。
アポクリン腺の数は個人差があり、ワキガの親から遺伝して生まれつきアポクリン腺が多いという人もいるのです。
ワキガになりやすい男の特徴や体質!
それでは、ワキガになりやすい、もしかしたらワキガの可能性があるかもしれない男性の体質、特徴とはどんなものでしょうか? 見ていきましょう。
① 彫が深い人
彫が深い顔の男性は男性ホルモンが多い傾向があり、汗をかきやすい体質をしています。
欧米人をみてもわかりますが、体毛が濃くて体臭が強いイメージがありますよね。
彫が深いと体毛で汗がたまりやすく菌が繁殖しやすいため、ワキガの可能性が高くなります。
② 体毛が濃い (髭やわき毛など)
体毛が濃い人は基本的に男性ホルモンが多いため、汗腺が多く汗をかきやすい状況が揃っています。
また毛深いと汗がムダ毛のなかにたまり菌が繁殖しやすくなりますので、ワキガ臭もさらに悪化しやすくなる傾向がありますよ。
ヒゲが濃い、伸びるのが早いという人は注意しましょう。
③ 耳垢がベタっと湿っている
ワキガ臭の原因となるアポクリン腺は耳の中にも多く存在しています。
耳垢がじっとり湿っている場合や耳垢が黄色っぽい場合は、アポクリン腺が多いサインなのでワキガになる傾向があります。
ワキガをチェックする際に耳垢を調べることもありますので、気になるときはまず耳垢もチェックしてください。
④ わき毛に白い粉状のものがついている
デオドラントを使っていないにもかかわらず、わき毛に白っぽい粉が付着するのはワキガのサイン。
この粉の正体はアポクリン腺から出た汗が乾燥して結晶になったものなので、ワキガかどうか判断する時の参考にしてみましょう。
⑤ わきに汗をかきやすい
ワキガは汗と菌が原因になりますので、根本的な原因となる汗をかきやすい人は菌の繁殖力も強いといえます。
洋服にわき汗のシミがすぐにできる、冬でも汗をかく、緊張して汗をかきやすいという人もワキガには要注意ですよ。
⑥ 親がワキガ体質である
親のどちらかがワキガだと50%、両親ともワキガの場合は80%の確率で子供に遺伝するといわれています。
ワキガが遺伝するのはニオイでなくアポクリン腺の数や大きさ。遺伝の場合は小さいころからワキガ臭が強くなる傾向があります。
⑦ シャツの脇の部分が黄ばんでいる
ワキガの原因になるアポクリン腺の汗にはリポフスチンという黄色いシミを残す成分がある為、シャツの脇部分が黄色くなる人はワキガの可能性が高いと言えます。
制汗剤に色素が配合されているとさらに衣類にもシミが残りやすくなるのでご注意ください。
⑧ ストレスの多い生活をしている
ストレスが多いと交感神経が優位になりアポクリン腺が活発になります。
ホルモンバランスが悪くなると汗の成分にもアンモニアやタンパク質が多く含まれるため、菌の餌が増えることになります。
ストレスは汗腺の働きを不安定にするので根本的な原因を改善しないといけませんね。
⑨ 食生活が偏っている
欧米人の体臭が強いのは肉食が多いためといわれていますが、動物性タンパク質はアポクリン腺の汗の成分にさらにタンパク質や脂質を増やす原因。
日本人の食生活が近年欧米化しているといわれていますので、野菜不足で肉ばかりといった偏る食生活はワキガに要注意ですよ。
ワキガ対策、改善方法はどうすればいい?
それではもし自分がワキガだったら、どんな対策をすれば改善されるのでしょうか。ここではワキガの様々な改善方法について紹介していきます。
① わき毛を剃る
ニオイ菌が繁殖しやすいのは高温多湿の環境。わき毛があると汗かなかにこもり菌が繁殖しやすくなるため、ワキガが悪化してしまいます。
ワキガを完全に剃るのは抵抗がある場合は、ハサミで長さを短くするだけでもワキガ予防になります。
雑菌の繁殖を抑制するためには通気性を高めることがポイントです。
② バランスの取れた食生活にする、臭いを減らす食材を食べる
油っぽい食事や糖分が多い食べ物が増えると汗の成分が強くなり菌が繁殖しやすくなります。
ワキガ体質の人は野菜不足である場合が多く、食物繊維を多く摂取するとデトックス効果も高まりますので汗の成分バランスが安定します。
脂質や糖質、タンパク質の過剰摂取はワキガが悪化する要因なので注意しましょう。
③ 睡眠をしっかり摂る (ストレスを解消する)
睡眠不足が続くと自律神経の働きが不安定になり汗腺や皮脂腺が活発になってしまいます。
日頃ストレスを抱えている人は睡眠不足がさらにホルモン分泌を不安定にするため、ワキガ臭を悪化させる原因です。
規則正しい生活習慣を整えると健康な汗をかけるようになります。
④ 汗や臭い対策のできる服(シャツ)を着る
衣類の素材によっては吸汗性や通気性が悪く、菌が繁殖しやすくなることがあります。
体臭予防ができるシャツや下着を着ることもワキガ対策にメリットになりますので、できるだけ綿素材の衣類を選ぶとよいでしょう。
衣類に付着した汗から菌が繁殖する場合もあるので、汗かきな人はこまめに着替えをしてください。
⑤ 汗腺を鍛える
室温が常に一定になっていると汗をかくことが減り汗腺の働きが低下してしまいます。定期的な運動で汗をたくさんかいて汗腺をきたえましょう。
またぬるま湯のお風呂で半身浴するなど汗をたっぷりかくと、老廃物が排出されるのでニオイの原因となる悪い汗を抑制することができます。
汗をかいた後は必ずシャワーやお風呂で清潔に体を洗ってくださいね。
⑥ ワキガ対策クリームを使う
普通の制汗剤では殺菌効果が十分でない場合もありますので、ワキガに特化したクリームを使って殺菌と制汗をしましょう。
クリームタイプなので持続時間が長く肌が弱い人にも安心。ワキガの菌を抑制するためにはスプレータイプなどの一般的な制汗剤よりも、ワキガクリームのほうが効き目が抜群です。
「効果が高い!」と人気のわきがクリームをまとめた記事はこちらです。
関連記事:わきがクリームおすすめランキングTOP10!男性の口コミ評価が高いクリームを一挙紹介!
⑦ ワキガ用のボディソープを使う
ワキガ用のボディソープには消臭成分や殺菌成分が配合されていますので、ニオイの予防にメリットになります。
肌に住む常在菌は普通の石鹸では殺菌できないため、原因菌をしっかり殺す為にはワキガ専用のボディソープがオススメです。
⑧ 病院で治療を受ける (塩化アルミニウム液、ボトックス注射、外科手術)
重度のワキガはアポクリン腺を外科的手術で取り除く方法、ボトックス注射で汗の量を減らす方法、塩化アルミニウム液で制汗するなど病院で治療を受けることができます。
ワキガの症状によって治療方法は異なりますし、それぞれのメリットやデメリットがあるので慎重に判断しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ワキガ原因は複合的に重なる場合もありますので、本格的に改善するなら医療機関で相談することをオススメします。
自分で普段からできるワキガのケア方法は色々ありますので、悪化させなように原因に合わせた改善策を行なうことも大切ですね。