脱・ワキガ!ワキガ体質を改善させるための7つの食事・生活習慣法。
ワキガは汗と菌が原因といわれていますが、私たちの体から汗を完全にストップすることはできません。
しかし菌が好む汗の性質を改善していけばワキガ臭を軽減することは可能なのです。
そのためには食生活や生活習慣を改善して体のなかからワキガ対策を始めましょう。
ワキガは誰よりも本人が一番辛い悩み。一刻も早く人目を気にする生活から解放されたいですよね。
ではどんな方法がワキガ体質にメリットになるのか、汗にアプローチする食事ポイントや生活習慣についてまとめました。
Contents
体質改善をすれば、ワキガのニオイを弱めることは可能!
良い汗をかけばワキガが治る、体内の老廃物を減らせばよいなど、色々な話を聞くことがありますが、ワキガは病気ではないことをまず覚えておきましょう。
体臭がきつい欧米人にはワキガという概念はなく、体臭の一部としてとらえています。しかしワキガ臭はとても不快で、満員電車や人に接近した時などにとても気になりますよね。
ワキガはアポクリン汗腺からでる汗を皮膚の常在菌が分解する際に発生する臭い。汗も菌も完全にブロックするのはとても難しく、ワキガを100%治すことは不可能といわれています。
しかし、体質改善をすることができれば汗の質が変わり、菌の繁殖を抑制することができるのです。ワキガは臭いを完全に消すのでなく、軽減させることをターゲットにして改善策にトライしてみましょう。
ワキガに効き目を発揮しやすいのはまず普段の食生活や生活習慣の改善があります。例えば欧米人のように肉類を好む生活だとどうしても体臭が強くなりますよね。
ワキガは外側のケアだけでなく、内側からもアプローチできる方法が色々ありますので、諦めずに挑戦してみましょう。
ワキガ体質を改善させるための7つの食事・生活習慣法!
① 食生活を見直す
ワキガ体質の改善方法は食事がまず基本。動物性脂肪が多い肉類やバターなど油脂は汗の成分にたんぱく質を増やし、皮膚の常在菌が餌として好んでしまいます。
スイーツ系の糖分の多い食べ物も同様にワキガ臭が増える原因。
そこで汗の質を改善するために積極的に食べたいものは、食物繊維の多い野菜やビタミン豊富な果物などを意識しましょう。胃腸活動を活発にすると栄養の分解吸収がしっかり行われ、老廃物も排出されやすくなります。
ワキガの原因となるアポクリン汗腺は皮下脂肪に刺激されやすい特徴があるので、食べ過ぎにも注意してくださいね。
② 運動の習慣をつける・汗腺を働かせる
運動不足になると汗腺の働きが鈍くなるため、体内の老廃物がしっかり排出されません。
特に有酸素運動は体の血行を改善する効果がありますので、リンパの流れが活性化され体内の老廃物が汗と一緒に排出されやすくなります。
運動するとワキガが目立つので嫌だという誤解はワキガ改善には逆効果です。
運動不足になると新陳代謝が低下しますので、たまに運動したときに臭い強い汗をかいてしまいます。運動は定期的に行うといつもさらっとした汗をかき、ワキガ臭が軽減されていきますよ。
③ ストレスを溜め込まない
ストレスは知らない間に蓄積されていくものですが、最近ワキガが強くなったなんて感じる時は、ストレスが原因かもしれません。不安やイライラ、悩み事を抱えていると自律神経が不安定になり皮脂腺の働きも過剰になってしまいます。
皮脂が増えると皮膚の菌の餌が増えるのと同じこと。結果、ストレスがワキガ臭を悪化させてしまうのです。
ストレス解消のためには根本的な悩みを改善することが必要ですが、リラックスする時間を増やすように意識して、ストレスと上手に向き合うことも大切ですね。
④ しっかり睡眠をとる
睡眠不足がワキガを悪化させるとはあまり想像できない人も多いでしょう。睡眠不足はホルモンバランスが不安定になり自律神経の働きが悪くなる原因です。
すると交感神経が優位になり過度な緊張状態が続いてしまい、汗腺の働きが活発になり汗が増えてしまうのでニオイ菌が増殖してしまうのです。
さらに睡眠不足は胃腸器官の働きを低下する要因もあり、消化酵素や唾液が十分に分泌できず便秘になることも。悪玉ガスが腸内で発生すると汗の質にも悪影響となります。
⑤ 白湯を飲む
白湯は体を内臓から温める効果がありますので、血流を改善し内臓器官の働きを活性化します。
血流が悪いとアンモニア成分が肝臓でしっかり処理できず、汗によって排出されるためワキガが悪化してしまうのです。
白湯は寝る前や起床時に飲むと体臭改善にとてもメリット。お金もかからない方法ですし、水を沸かせるだけでとても簡単。
デトックス効果がありますので、美容やダイエット便秘改善など様々なメリットも意識してみましょう。
⑥ お酒とタバコを控える
飲酒と喫煙は健康を害するものであることは皆さんご存知ですが、ワキガを悪化させる要因もありますよ。
お酒はアルコール成分の分解で肝臓機能が低下するため、アンモニア成分がしっかり処理できず汗と一緒に出てきてしまいます。
タバコは血行を悪くする原因なのでリンパの流れが悪くなり、体内の老廃物が蓄積される原因。
飲酒の習慣がある人はまず休肝日を儲けましょう。タバコを吸う人もできるだけ本数を減らすか、ぴたっと喫煙をすることもぜひワキガ改善のために検討してください。
⑦ 漢方薬を飲む
ワキガ治療で漢方薬を使用することがありますが、漢方薬はワキガを止めるのでなく体質改善の目的があります。
発汗調整するもの、緊張やストレスを抑えるものなどがあり、水のめぐりの異常を治す効果があります。
ほかにもワキガが強くなる酸性の体質を改善する漢方薬などもありますが、そもそも漢方薬は一般的な薬とは違い症状をその場で止めるような即効性はありません。
運動や食生活の改善などにプラスすると、漢方の働きもさらに引き出しやすくなるでしょう。
ワキガのニオイを悪化させる習慣
気が付かないで繰り返している生活習慣や食べ物のなかにはワキガを悪化させるものがあります。
食べ物ですとジャンクフードが好きな人、野菜を食べない、食事時間が不規則な場合もワキガに悪影響を与えてしまいます。動物性たんぱく質が多い肉類や油脂、チーズやバターなども控えないと体臭自体が強くなる可能性があります。
ワキガは生まれつき遺伝でアポクリン汗腺が多いことも原因のひとつですが、すべてのワキガ体質が遺伝とは限りません。睡眠不足、運動不足、早食い、大食いなどの生活習慣が蓄積すると誰にでもワキガになる可能性があるのです。
また飲酒と喫煙も汗の質を変える原因になりますので、できるだけ控えるように心がけてください。
ワキガは体の中からアプローチすることがとても効果的。さらに汗と菌の繁殖を抑制するためには肌を清潔にすることも忘れてはいけません。毎日しっかり体を洗い、清潔な下着や衣類を身に着ける習慣も大切にしてくださいね。
それでも効果がない。。100%ワキガの症状を抑えたいなら。
人間の体にはアポクリ汗腺とエクリン汗腺という2種類の汗腺がありますが、ワキガ臭を発生させるのはアポクリン汗腺。ワキ以外にも足の指や耳の中、デリケートゾーンなどにも多く集まっています。誰にでもあるアポクリン腺ですが、なかには遺伝でほかの人よりも数が多い、汗腺が大きいという人も存在します。
このように遺伝の場合は食生活や生活習慣の改善をしただけでは効果が見られず、ワキガレベルでは中度以上に属するといえるでしょう。この場合は別の改善策をプラスしてワキガを軽減させることが必要です。ここで改善策を紹介していきます。
① ワキガクリームを使用する
ワキガ対策として最もポピュラーな方法がワキガクリーム。一般的な制汗剤とは異なりクリームには殺菌成分や制汗成分が含まれ、クリームというテクスチャーなので効果が長時間持続する魅力があります。
ワキガクリームはスプレータイプとは違い、一日1~2回程度の使用なので塗り直しの手間がなく男女ともに兼用できます。ワキガクリームは色々な種類がありますので、必ずワキガに対応しているかどうかチェックすること。そして自分の肌タイプに合うかどうか、刺激成分が少ないクリームを選ぶと安心ですね。
ワキガクリームについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:わきがクリームおすすめランキングTOP10!男性の口コミ評価が高いクリームを一挙紹介!
②ワキガ用のボディソープを使用する
ワキガは皮膚の菌や汗、皮脂などが原因となりますので、まずは肌を清潔にしないといけませんよね。
でも一般的なボディソープだと殺菌や消臭成分が含まれていないので、ワキガの人は専用のボディソープがオススメです。
ワキガ用のボディソープには柿渋などの自然の消臭成分を配合したものや、皮脂バランスを整える保湿成分が配合されたタイプもあります。
入浴後はすぐに汗をかいてワキガ臭が発生するという人もなかにはいると思いますが、殺菌・消臭効果のあるワキガ専用のソープなら菌の繁殖を抑制できるメリットがあります。
③ 病院での薬治療
ワキガは病院で治す方法がありますが、皮膚を切開する手術はちょっと不安という場合薬治療も可能です。病院で処方されるものには、塗り薬や飲み薬があります。
ひとつめは塩化アルミニウム液と呼ばれるもので、患部に塗り込む外用薬。
内服薬にはプロバンサインというものがあり、汗の分泌を抑える作用があります。
また汗はストレスや緊張など精神面からくる場合もありますので、このような精神性発汗には自律神経調整剤や精神安定剤が処方される場合も。
病院の薬はそれぞれのワキガ症状や原因に合わせて処方されています。
④ ワキガ手術
主なワキガ手術は2種類で、医師が見ながらアポクリン汗腺を取り除く直視下手術法と機械を使用して除去する非直視下手術法があります。
ほかにはボトックス注射で汗腺の働きを低下させる方法、毛穴に電気針を刺してアポクリン汗腺と皮脂腺を破壊する電気凝固、近年注目されているミラドライなどのレーザー治療方法もあります。
ワキガの手術法は症状の度合いによって異なりますし、手術費用が高額になるため保険適用できる手術かどうかなど判断しながら医師と相談しましょう。
手術は種類によって傷跡が残る場合や、完治しない点も考慮しないといけません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
体質改善をしながらワキガを治す方法は即効性はありませんが、ワキガクリームと併用するなどプラスのケアにより効果がでやすくなります。
食生活や生活習慣の改善などは今日からすぐにスタートできますので、ワキガの悩みを抱えている人はあらゆる改善策にトライしてみましょう。