アラサー男を悩ます顎ニキビの原因と大人ニキビを治す3つのポイント！

目につきやすく、なかなか治らないあごニキビは、アラサー男を悩ませる肌トラブルのひとつです。原因は、偏った食生活、睡眠不足、ストレスのほか、誤ったスキンケア、髭反り法などにもあります。大人のあごニキビは毎日の誤った生活習慣が大きな原因になっていると言えるのです。

ここでは、ホルモンバランス、食生活、スキンケアの３つのポイントに焦点を当て改善法を紹介していきたいと思います。

アラサー男に、あごニキビができる５つの原因

① ホルモンバランスの乱れ

あごは男性ホルモンの影響を受けやすい部位で、男性ホルモンが多く分泌されるとあごニキビの原因になります。男性ホルモンによって皮脂の分泌量が増えるためで、それが毛穴に詰まってニキビの原因であるアクネ菌の温床となるからです。

男性ホルモンが多く分泌される原因としては、過度のストレス、偏った食生活、睡眠不足が挙げられます。人は過度のストレスで緊張状態が続くと血流が悪くなり、それを補うため男性ホルモンが分泌され、毛穴が詰まりやすくなってしまうと言われています。睡眠不足は肌の回復を妨げ、ストレスの原因にもなります。また、ビタミンCなどビタミン類をはじめとする肌に必要な栄養素が不足すると皮膚の再生や皮脂のコントロールができなくなってしまうなど、これらのすべての原因が複合的に絡み合い全体としてホルモンバランスの大きな乱れに繋がってしまいます。

② 胃腸の乱れ

あごニキビができたら胃腸が疲れているサインと捉えることができます。ビタミン、食物繊維の不足といった偏った食事、暴飲暴食、甘いものや刺激の強いもの、油っこいものの食べ過ぎなどで胃腸が疲れていると消化不良を起こしがちになります。

栄養を十分に摂取できないため、新陳代謝や免疫力が低下し、肌にも影響が現れます。胃腸に不調があるとニキビができやすくなり、あごの辺りに出やすいという特徴があります。胃腸の調子が悪いと便秘も引き起こしやすくなります。便が長く留まると、腸で腐敗して有害な物質が発生し、血液中に溶けだして皮脂や汗に混じって毛穴などから体外へ排出され、ニキビの原因になります。また仕事や人間関係などによるストレスも胃腸の疲れを引き起こす原因のひとつとなっています。

③ ニキビに手で触れる

あごは頬杖などで手指が触れやすい場所であり、無意識のうちに触ったりいじったりすることはニキビ悪化の原因となります。肌は刺激を受けると防御反応で角質層が厚くなり、また手指に付着している雑菌もニキビの発生や悪化を招きます。いつまでも菌が付着している状態なのでいつまで経っても治りません。髪の毛やマスク、マフラー、寝具でも同じような現象が起きます。また、あごなどにでき、炎症を起こしている赤いニキビは潰してはいけません。潰れると跡が残ったり、大きな傷ができて出血したりするなどし、治るまで時間がかかってしまいます。

④ 髭剃り

こまめに髭を剃るという何気なくしている行動があごニキビの原因となっていることがあります。人間には肌を守る機能が備わっており、カミソリやシェーバーなどで肌の表面が削れると防衛本能が働き、皮脂を余分に出して肌を守ろうとします。皮脂が増えると脂を好むニキビ菌が繁殖するほか、毛穴も詰まりやすくなりニキビができやすい環境になります。また、肌の表面は外部の刺激や異物から身を守るため水分を蓄えています。肌が削れることで水分保持量が下がってバリア機能が落ち、雑菌が入り込んで毛穴に詰まることもニキビ一因となっています。

⑤ スキンケア不足

男性のあごニキビの原因としては、間違ったスキンケアやスキンケア不足も一因に挙げられます。あごにニキビができているのに洗顔時にしっかり皮脂汚れが落とせていないとニキビを繰り返します。洗顔後や髭反り後に保湿ケアを怠ることもニキビができやすくなる原因です。皮脂の過剰分泌は肌の乾燥が原因で起こっていることも少なくありません。保湿がなおざりになっていると肌の内側が乾燥しているインナードライの状態になり、皮脂の分泌をより過剰にしてしまいます。また、洗顔、保湿ケアを行っている場合でも、すすぎ不足で顔に洗顔料が残っていたり、保湿化粧品がフェイスラインまでしっかり補えていないと、ニキビ予防の効果が低くなってしまいます。

あごにできた大人ニキビを治す３つのポイント

① ホルモンバランスを整える

ホルモンバランスを整えるためには、良質な睡眠と規則的な生活、栄養バランスのとれた食生活のほか、ストレスを溜め込まないための気分転換が求められます。

睡眠時間は３時間以上の確保を心がけるとともに、熟睡できる睡眠環境の確保、寝具を清潔に保ち肌を汚さないことも大切です。食事は、野菜、果物など肌の再生や皮脂のコントロールに役立つとされるビタミン類を含むものを多く採り入れ、夜遅くまでのお酒の付き合いも控えるよう心がける必要があります。

仕事などで多忙な生活が続くと知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまい勝ちです。１日のうちに適度な運動や読書、ゆっくりとした入浴などリラックスできる時間を設けてストレスをこまめに発散していくことが有効です。

② 食生活の見直し

胃腸の調子を整えるためには、暴飲暴食を避け、肉類や揚げ物などの油っこいもの、甘いものを控えめにし、栄養バランスのとれた食事、腹八分目、よく噛んで食べることを心がけることが大切です。野菜や果物を中心に、新陳代謝を促すビタミンB2（ウナギ、レバー、牛乳など）、皮膚の抵抗力を高めるビタミンB6（カツオ、マグロなど）、皮膚や血管をつくるコラーゲンの生成に欠かせないビタミンC（ブロッコリー、ホウレンソウ、柑橘類など）、便秘の予防や改善に役立つ食物繊維（きのこ、海藻など）をバランスよく食べることが求められます。

また、女性ホルモンの分泌を促し毛穴の詰まりの原因となる男性ホルモンを抑えるイソフラボンを含む大豆食品を積極的にメニューに採り入れるほか、ビタミンB6を含むバナナ、女性ホルモンの分泌を促すヨーグルト、細胞膜の酸化を抑え女性ホルモンの分泌を整えるナッツ類を合わせて摂るなど、あごニキビに効果のある食品を普段から自然と手軽に摂取できるようなメニュー作りも効果的です。

③ スキンケアの見直し

あごニキビを防ぐためには正しい洗顔法を行うことが大切です。

洗顔はぬるま湯で

洗顔に使うお湯は３２～３５度のぬるま湯で、熱すぎると皮脂を洗い落としすぎてしまったり乾燥の原因になったりしてしまいます。

洗顔はゴシゴシ擦らない

洗う際は、ゴシゴシとしっかり洗うのは厳禁です。角質を傷付け乾燥肌や敏感肌の原因になります。洗顔料はよく泡立てて肌と手の間にクッションをつくり、力を入れないよう１分から１分３０秒ほど洗顔するようにし、洗い終わった後は清潔なタオルで擦らないよう拭き取ります。

洗顔後の保湿をしっかり

ニキビ予防には洗顔後の保湿が重要です。化粧水は、肌の油分と水分のバランスを保ち、潤いを与えてくれます。乾燥対策も含めできれば洗顔後３０秒以内に化粧水を肌に押し当てるように刷り込みます。化粧水が肌に浸透したら次に乳液をつけます。乳液は、化粧水の蒸発を防ぐ働きをするほか、洗顔で失われた油分も補ってくれます。化粧水同様押し当てるように肌に適量刷り込み、つけすぎないよう気を付けます。

髭剃りはとにかく丁寧に

ニキビ予防のためには髭反り時にも注意が欠かせません。カミソリですが、T字カミソリよりも肌に直接刃が触れない電動シェーバーを選ぶほうが、ニキビができにくい肌をつくりやすいと言えます。刃が剃り難くなると、髭を引きちぎってしまい、肌を傷付けてしまいます。刃は電気シェーバーが約１年、T字カミソリが約２週間で交換し、切れ味の良い状態を保ちます。剃る時にはシェービングジェルを使うと滑りがよくなり肌を傷付け難くなるのでスキンケアに効果的です。

髭反りの手順は、髭反り前に蒸しタオルで髭を温めて柔らかくしシェービングジェルや洗顔料を塗ります。剃り方は、髭が生えているのと同じ方向に刃を動かす順剃りを行い、剃り残しがあれば順剃りとは反対方向に動かす逆剃　りをします。いきなり逆剃りをすると肌への負担が大きくなるからです。剃り終わったらシェービングジェルや洗顔料をしっかり洗い流します。残っていると乾いた時に毛穴を詰まらせニキビの原因になってしまうので注意が必要です。

洗顔方法やスキンケアを見直すことは、大人ニキビの改善にはかなり有効な方法です。しかし肌に合っていない洗顔料を使い続けていたとしたら、一向に治らないどころか、逆に悪化してしまう場合もあります。

アラサー男の洗顔料選びについては下記の記事で詳しく紹介しています。

関連記事：メンズ洗顔料[２０代３０代４０代]年代別おすすめランキングTOP５！

もしなかなかニキビを改善できないと悩んでいるでしたら、洗顔料や化粧水を変えてみることもおススメします。

関連記事：ニキビに悩む２０代・３０代メンズにおすすめの洗顔料１０選。予防、改善、ニキビ跡にも良いものを厳選紹介。

関連記事：ニキビに悩むメンズ向け化粧水おすすめ１３選！ニキビ対策の決め手はスキンケアにあり。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

あごニキビができてしまったら、心や体が悲鳴をあげているサインだと考えた方がいいかもしれません。あごニキビができたら、心と体のリフレッシュ、身体のメンテナンスの時期と捉え、生活習慣を見直す良い機会と言えるでしょう。

また大人ニキビを一刻も早く治せるように、これまで自己流で洗顔やスキンケアをしていた方は、今回紹介した方法を参考にして正しい洗顔方法を実践してみてください。