寝る前に押すと効果的!いびき対策に有効な8つのツボ。
いびきがうるさいと言われた経験がある人は意外と多いもの。
迷惑はかけたくないと思っていても、どうすればいいかもわからず悩んでいたりしませんか?
人に迷惑をかけるだけならまだしも、いびきには我が身に降りかかる別な怖い側面もあるんです。
そこで、手軽にできるいびき対策としておススメなのが「ツボ押し」です。人間の身体には、あらゆる場所に対応したツボがあり、いびきにも有効なツボというのが存在します。
今回はいびき対策に有効な8つのツボ紹介していくので、「うるさい!」と言われないように今日からでも実践してみて下さい。
Contents
いびきはどうして起こるの?
皆さんは「なぜ、いびきをかくのか?」その原因を知っていますか?
いびき自体のメカニズムは、狭くなった気道を通る空気が喉の粘膜を振動させることによるものです。
では、なぜ気道が狭くなるのか? その原因は、以下のようにいくつか考えられます。
- 肥満による脂肪の付きすぎ
- 花粉症などが原因の鼻づまり
- 扁桃腺の腫れ
脂肪の付きすぎの主な原因は肥満にありますが、標準体型の人でも運動不足が原因で首まわりに余分な脂肪がついて気道を狭くしている場合があります。
このような人は首の筋力が不十分なため就寝時に舌が喉に落ち込み、それが原因で軌道が狭くなっていびきをかきます。
鼻づまりがいびきの原因となるのは、鼻づまりによって口呼吸となるからです。
扁桃腺の腫れは風邪を引いた時のような一時的なものと、成長過程で小さくなるはずの扁桃腺が何らかの原因で大きいままというケースの2つに分かれます。
風邪の場合はマスクやうがいで喉を清潔に保ち、食事で免疫力を高めることで解決します。成長過程で大きくなってしまった場合は扁桃腺の切除をする必要があるので注意して下さい。
いびきを放っておくと大変なことに!
たかがいびき、されどいびき。実はいびきは放っておくと怖いということを知っていますか?
いびきが示す怖い症状のひとつに「睡眠時無呼吸症候群」が挙げられます。
テレビでも取り上げられることもあるので、この言葉を知っている人も多いのではないでしょうか。
この症状は眠っている間に呼吸が止まってしまうことです。1回の呼吸停止が10秒以上で7時間の睡眠に対して30回以上の呼吸停止 または 1時間で5回以上の呼吸停止がある方は睡眠時無呼吸症候群に該当します。
この病気の方は我慢しづらいほどの眠気を感じたり、常に疲労感が抜けないなどの症状があるはずです。これは睡眠時の無呼吸によって酸欠状態が引き起こされ、それが原因で身体も脳もきちんと休めないことによるものです。
仕事に支障をきたす場合も珍しくなく、仕事中にもかかわらず眠気に耐えられず居眠りしてしまうということもあります。また、さらに怖いことには運転中の眠気によって意識が飛んでしまい、交通事故を起こすという危険も考えられます。
その他には、高血圧や心不全、脳卒中などのリスクを高めるという側面もあります。
さらには、家族やパートナーと一緒に寝ているという方は、自分のいびきによってその人の睡眠を妨げてしまっているかもしれないことも忘れないで下さい。
いびきと聞くと単純にうるさいものと思いがちですが、その背景に潜んでいるものは非常に危険で、時に人生を狂わせてしまうことも起こしかねないということを覚えておいて下さい。
いびき対策に効果的なツボとは?押せば治るの?
いびきの怖さを紹介してたっぷり脅かしてしまいましたが、どんな悪いことでもきちんと対策をすれば必ず改善ができるものです。
ここからはいびきを改善する方法についてご紹介していきます。
冒頭で肥満や鼻づまりが原因のひとつとご紹介しましたが、それらの原因に対しては時間をかけて少しずつ健康体を取り戻していく以外に改善の方法はありません。
ですので、今回は比較的早く効果を発揮しやすい「ツボ押し」についてご紹介していきたいと思います。
ここまで紹介してきた内容からはツボ押しが効果的だなんて、すこし意外な話ですよね。このツボを押せばいびきは治る!という直接的な治療には残念ながらつながりませんが、少しでも軽くなる効果は十分にあると言えます。
体中に存在するたくさんのツボから、ここが効果的!と言われているものをご紹介しますので、毎日5分でも10分でも構わないので試してみてください。
今日夜寝る前に!いびき対策に有効な8つのツボを押してみよう。
① 迎香(げいこう)
画像引用元:http://k-kori.com/
最初は迎香というツボをご紹介します。
迎える、香るという漢字を使っていることからも分かるように、これは鼻づまりに効くツボで鼻の両脇(鼻のふくらみの両脇)にあります。
鼻づまりが解消することで口呼吸から解放され、いびきの軽減につながるはずです。
では、実際にやってみましょう。
まずはツボ押しをする前に手を温めて下さい。
そして、両手の人差し指の腹で鼻の膨らみの付け根をおさえるような感じで軽く押してみてください。
5秒押して5秒休むというリズムを目安に、これを3〜5回程度行うと良いでしょう。
② 人迎(じんげい)
画像引用元:http://www.el-aura.com/
さて、次は人迎というツボです。
さきほどは香りを迎えましたが、今度は人を迎えます。
人迎は自律神経を整える効果、首の血行を良くする効果、のどの痛みや腫れを和らげる効果のあるツボです。
また、首の脂肪を落とすのに効果があるとも言われているので、いびき改善にも効果があると思います。
指圧マッサージや鍼灸では効果を出しづらいツボでもあり、自分で押すのに適しています。
場所はのど仏の両脇で、軽く触れたときに脈を感じられる部分です。
この場所を利き手の親指と人差し指+中指で軽く押さえ、優しく押し揉みほぐします。2〜30回を目安に行ってみてください。
③ 上星(じょうせい)
画像引用元:http://kenko.it-lab.com/
上星は手首を鼻の頭に当てたときに、ちょうど中指の先があたる場所にあります。
髪の生え際から3センチほど上がったところです。
このツボは迎香と同様に鼻づまりを改善し、呼吸をスムーズにしてくれます。
東洋医学では、足が冷えているときは頭に血や気が集中すると言われています。これが原因で鼻づまりが起こるので、上星を刺激することで頭の血流を改善して鼻の通りを良くしてあげましょう。
指圧の方法は、おでこに手のひらを当て、中指で上星を押すように刺激してください。1秒に1回のリズムを目安に、1分間ほど指圧すると良いでしょう。
④ 印堂(いんどう)
画像引用元:http://k-kori.com/
慢性的な鼻炎や鼻づまりで呼吸が苦しい時は「印堂」というツボを刺激すると良いでしょう。
このツボは気持ちを落ち着けて精神安定にも効果があるとされているので、心地よい眠りに効果があると思います。
印堂は左右の眉毛の間にあります。鼻筋をたどっていって、眉毛の間と交差するあたりです。
指圧の仕方は人差し指と中指の腹で円を描くように少し強めに押すか、指は動かさず30秒ほど押し続けると気持ちよいと思います。
このツボは目の充血にも効くので、仕事中のちょっとした休憩にでもデスクに座った状態で肘を付きながら行うのも良いかもしれませんね。
⑤ 天突(てんとつ)
画像引用元:https://nanapi.com/
次は喉に効く「天突」というツボです。
天突を刺激すると、気道がラクになり咳も治まりやすくなります。
気道が緩むことで呼吸が楽になり、快眠が期待できます。
天突は即効性のあるツボと言われ、咳以外にも喉の痛みや痰にも効果があります。
場所は左右の鎖骨の間、窪んでいるところにありますが、爪の伸びている方や初めて押す方は少し押しづらいかもしれません。
鎖骨の間の窪んだところに人差し指 または 中指を当て、鎖骨の裏側に指を入れるような感じで指圧してみてください。
10秒押して5秒休む、これを4セットほど繰り返すと良いでしょう。
⑥ 手のツボ 「内関」(ないかん)
画像引用元:http://k-kori.com/
「内関」というツボは内蔵と深く関わっていて、食欲不振などを解消して内蔵のバランスを整えたり、衰えていた心肺機能を回復する効果のあるツボです。
心肺機能を改善することで深い呼吸ができ、いびき改善や安眠につながります。
場所は手首にあるシワから、指の幅三本分ほど肘の方へ上がったところにあります。手首の腱が2本通っていると思いますが、その間にあります。
指圧の仕方は親指で少し強めに押してみてください。1回を10秒程度、これを5セットほど繰り返すと効果的だと思います。
⑦ 足のツボ 「三陰交」(さんいんこう)
画像引用元:http://zi-gen.com/
ここまでは上半身のツボでしたが、次に紹介する「三陰交」は下半身、足首のあたりにあります。
その名の通り3つの経絡が交差する場所とされていて、このツボを押すことで3つの経絡を刺激している効果が期待できます。
このツボは手足の血行改善や胃に関係する下痢や消化不良などの症状に効くツボとされています。
手足の血行の改善が呼吸をラクにしたり、安眠へとつながっていきます。
場所はくるぶしから指4本分ほど上がった位置で、骨と筋肉の境目あたりで少し窪んだところです。
押してみると痛気持ち良いような感覚で、ついつい続けて押したくなるのでわかりやすいと思います。
このツボを20秒程度指圧し、これを3回ほど繰り替えすと良いでしょう。また足湯をする際などは、この三陰交が湯に浸かるようにすると気が巡り効果が高くなります。
⑧ 小指を押す
最後にご紹介するツボは小指です。
今までは専門的な名前のついたツボばかりだっただけに、小指?と少し疑問を感じてしまうかもしれません。
でも実は人の手には身体に効く、たくさんのツボが集まっているのです。
その中でも小指には鼻の通りを改善するツボが存在しています。その場所は、左手の小指の付け根から第一関節の間にあります。
右手の人差し指と親指で左手の小指をつまみ、グリグリと指圧をしてみると良いでしょう。
このツボはいびきに効果が高いようで、このツボにつけるピンキーリングなども販売されているほどです。
就寝前のちょっとした時間など、ほんの1、2分でも構わないので指圧することをオススメします。
まとめ
さて、今回はいびきに効果的なツボを中心にご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
いびきは人によって様々な原因があり、その原因を根本的に解決しなくては完治しません。
しかし、原因が分かっていてもすぐに解決できるわけではないことがほとんどです。
そんな時は、今回ご紹介したツボを1つでも2つでも良いので指圧することを習慣づけてみて下さい。いびきを軽減する効果が期待できるはずです。
お風呂に入って身体が温まっている時や就寝前に行うと効果が高いので、ぜひお試しください。
いびきのツボを押すと同時に、体の中から効くいびき対策法があります。
それはいびき防止サプリメントです。飲むだけでいびき解消効果が期待できるという優れものです!
本当に効果のあるいびきサプリメントだけを厳選して、こちらの記事で紹介しています。是非参考にしてみてください。
関連記事:いびき防止サプリ人気ランキングBEST5!口コミや効果の高いモノを厳選紹介。