寝れない時に効果的!ひとりで押せる快眠に効く9つのツボ!
「眠らなきゃ」と焦れば余計に眠れないからストレスがたまる。
睡眠導入剤などの薬を使おうか悩むけれど、眠り過ぎや常用・依存してしまうことが怖い。
「寝れない時が多く辛い」そんなアナタにオススメなのが、体の内側から不眠を改善してくれる「ツボ」。
体中に存在している数多のツボの中には、睡眠を自然な形で促してくれるツボもあるのです。
身体の内側からの力を活かし、心身ともにリラックスすることで、安眠を手に入れましょう!
Contents
ツボを押すとなぜ眠くなるのか?
マッサージしていると、自然と自分の中に存在している「ツボ」が見つかります。
ツボを押せば心地よく、身体がリラックスしていることを実感される方も珍しくないでしょう。
不眠は「自律神経の乱れ」によって引き起こされます。
ツボを押したときの心地よさに、自律神経のバランスを整える効果があるとされています。
漢方の世界では「経穴(けいけつ)」と呼ばれる「ツボ」を押して体調の改善を図るツボ押しは、WHO(世界保健機関)でも正式に認められた漢方医学の一種なのです。
また「眠れない原因」には個人差があります。主な不眠原因は、「血液の循環が悪い」、「水分代謝が悪い」、「ストレスが溜まっている」の3点。
これら体内の不調が、あなたの眠れない日々の原因になっているのです。
そしてその原因にあった自身の体のツボを押すことで、不眠の解消が可能だとされています。
自身の体と向き合う時間を作り、不眠のツボをマッサージしてからお布団の中に入ってみませんか?
ツボは軽く押したり、温めたりするだけでもOK!
グリグリとツボを押し「痛いけど気持ちいい!」というツボ押しマッサージ店も多く存在しています。
しかし、「痛いのはちょっと…」、「プロのマッサージ師じゃないから押す加減が分からない」という方もいらっしゃるでしょう。
確かに、いくら寝れない時が辛いといっても、毎日の習慣で毎回痛い思いをしたくはないですし、押し過ぎて痣になってしまう可能性もあります。
でも実は、ツボは軽く押したり、温めたりするだけでも効果があるのです。
専門的な技術をもっていなくても、自身のツボを優しくマッサージしたり温めたりしてあげましょう。
寝れないときに効く快眠のツボを紹介!
ストレスやイライラ、精神的疲労で寝れないときに効くツボ
ストレス社会の現代日本。仕事は忙しくストレスは溜まっていて疲れているのに、眠れない。
ストレスからの不眠に悩んでいる方にオススメなのが、「百会(ひゃくえ)」「少衝(しょうしょう)」「老宮(ろうきゅう)」「内関(ないかん)」という4つのツボです。
① 百会
画像引用元:http://shonan-sinkyu.com/weblog/?p=378
両方の耳たぶ上部の先端から上がっていくと、少し柔らかい部分があります。
それが、ちょうど真ん中に位置しているツボの「百会」。
乱れた自律神経を調整してくれるツボです。
百会のツボを押す時は、「ゆっくりと押し離して再度ゆっくりと押す」を繰り返しましょう。
② 小衝
画像引用元:https://gogo89.com/
小指の爪の付け根近く(薬指寄り)にあるツボが「少衝」。
日々のストレスを緩和させ、良質な眠りに導いてくれるとされています。
いつでも押せるツボなので、日常生活の中で押す癖をつけておきましょう。
親指と人差し指で挟み、グイグイとちょっと強めに押すことがポイント。
③ 労宮
画像引用元:http://kenko.it-lab.com/
手をグーに握った時の、中指と薬指の爪先の間に位置している「労宮」。
自律神経を回復させ、心も体も癒してくれるツボです。
反対の手の親指で5秒押し5秒離す、を5回ほど繰り返しましょう。
④ 内関
画像引用元:http://kenko.it-lab.com/
ストレスは胃に影響することも多くありますが、胃を癒してくれるツボが「内関」。
手首を内側に曲げた際に、縦に出る2本の線の間に位置しています。
手首から約指3本分離れています。
肘の方面から、線の間に沈みこませるように指で押します。
将来の不安など、考え事で寝れないときに効くツボ
寝れない時は変に考え事をしてしまい、余計に眠れない。
考え事や不安感から眠れない人にオススメなのが「失眠(しつみん)」、「神門(しんもん)」という2つのツボです。
⑤ 失眠
画像引用元:http://kenko.it-lab.com/
足の裏のかかと中央の少しへこんだ箇所にあるのが「失眠」。
高ぶっていたりイライラしている神経を、落ち着かせる効果があります。
右足なら左手、左足なら右手の拳でトントンと叩きましょう。
椅子に座り、失眠の部分を意識しながらゴルフボールをグリグリと踏みつけるのも効果的です。
⑥ 神門
画像引用元:http://kenko.it-lab.com/
小指側の手首脇、少しへこんだ箇所にあるのが「神門」。
東洋医学では心と繋がっているツボだとされており、不安感が強い時に効果的です。
反対の手で手首をつかみ、親指で軽く痛みを感じるていどの強さで約30~40秒押してください。
体の不調や、症状で寝れないときに効くツボ
体調不良の際などは余計に寝れない時間を過ごしてしまうものです。
ぐっすり眠って体調を整えたいのに眠れない、そんな人にオススメなのが「合谷(ごうこく)」、「完骨(かんこつ)」という2つのツボです。
⑦ 合谷
画像引用元:http://kenko.it-lab.com/
親指と人差し指の骨が交わる部分の、人差し指寄りにあるのが「合谷」。
「万能ツボ」とも呼ばれており、目の疲れや頭部の痛み、精神安定などに効果があるとされています。
骨が交差する部分にあるくぼみに親指を押し込み、グリグリと回すように押しましょう。
⑧ 完骨
画像引用元:http://kenko.it-lab.com/
首の両端から沿うように上部へ登っていき、頭蓋骨(後頭部)の付け根にある出っ張った部分にあるのが「完骨」。
首のコリや頭痛が気になった際に押したいツボです。偏頭痛持ちの方にもオススメです。
手で頭を掴むように持ち、親指で頭の中心方面へ向かう形で押しましょう。
寝ても疲れが取れない、快眠に効くツボ
しっかり寝たはずなのに、疲れが取れない…。睡眠は長さよりも質が重要。
寝ても睡眠が浅く疲れがとれない方にオススメなのが「安眠(あんみん)」というツボです。
⑨ 安眠
画像引用元:http://sakojiritsu.xsrv.jp/wp/
耳の後ろの尖っている骨の下部と、うなじが交差するする位置にあるのが「安眠」。
不眠対策のツボとしてもっとも有名なツボで、眠れない日々が集いている方はこの安眠のツボがこっている場合があります。
10~20秒ほど指で押したら離す、を5~10回程度繰り返しましょう。
より効果的にツボを押す秘訣
ツボは、お風呂上りや就寝前などのリラックスタイムに押すと効果がより一層得られます。
眠る前に深く深呼吸しながら、ツボを押してみましょう。
ラベンダーなどの安眠効果のあるアロマを使用したアロママッサージも、心身ともにリラックスさせてくれ、良い香りの中でゆっくりと眠れます。
ツボは押すだけではなく温めても効果的。
お灸を焚くことも効果的ですが、手間がかかると思う方はホッカイロや湯たんぽ、ドライヤーなどでツボのある部分を温めてみましょう。
整体、マッサージ店を利用すれば効果増大!
ツボは体中にありますが、体中どこでも自分の指で押せるというわけにはいきません。
手の届かない部分のツボはマッサージ器具で、という方法も悪くありませんが、実はツボ押しは他人の手でやってもらうと効果が増大するのです。
プロのマッサージ師にマッサージしてもらうだけではなく、家族や友人、恋人などの間でマッサージをしあい、マッサージでコミュニケーションをしてみてはいかがでしょうか。
自分では押せない、誰かに押してもらいたい不眠対策のツボをご紹介します。
① 三焦兪(さんしょうゆ)
画像引用元:http://tenshinseitai.com/wp/
椎骨の後端が突き出している背骨の第一腰椎きょく突起両側(指一本分下部)に位置している「三焦兪」。
三焦兪のツボを押すことで、機能低下した胃腸や消化器を癒してくれる効果が得られます。
不眠のほかに、腹痛や下痢、食欲不振が気になったら押してみましょう。
② 志室(ししつ)
画像引用元:http://kenko.it-lab.com/
ウエストの高さの背骨部分から指4本分外側に位置している「志室」。
腰を掴んだ際にへこみを見つけることができます。
水分が体の中をうまく巡回しておらず、むくみが出る場合は押してみましょう。
汗をかき過ぎる、逆に汗をかかなさすぎることも、不眠の原因になりかねません。
③ 胃兪(いゆ)
画像引用元:http://kenko.it-lab.com/
一番下の肋骨の高さの背骨部分から指2本分外側に位置している「胃兪」。
名前の通り胃に関するツボで、胃弱であることを認識している人は積極的に胃兪を押すことをオススメします。
④ 庫房(こぼう)
画像引用元:https://gogo89.com/
第二肋骨上部に位置している「庫房」。
呼吸をするために必要な筋肉があるツボで、パソコンを長時間使用する人はこりやすい部分です。
呼吸が浅いと睡眠にも悪影響なため、深い眠りにつくためにはほぐしておきましょう。
⑤ 人迎(じんげい)
画像引用元:http://www.el-aura.com/20140104/
喉仏の指1本分外側に位置している「人迎」。
人迎は繊細な場所なため、ほかのツボのように指でグリグリと強く押すことはせず、じんわりとお灸や温熱グッズなどで温めます。
自律神経のバランスを整えることで安眠を促してくれます。
流産予防効果もあり、妊婦さんにもオススメのツボ。
①~③は脊柱周辺、④・⑤は呼吸筋周辺のツボです。
ツボを押してくれる人がいない、という場合は、
脊柱や呼吸筋周辺に意識的に力が入りそうなストレッチが効果的です。
脊柱周辺には四つん這いになり猫のポーズをとりながら背骨を伸ばす、呼吸筋周辺には手を頭の後ろで組み力を入れながら深呼吸する、といったストレッチ方法があるのでぜひやってみてください。
まとめ
体を温め、体内の巡りを良くすることで良質な睡眠は得られます。
寝れない時は焦って無理に寝ようとしてしまい、余計にプレッシャーがかかることでさらに眠れない。
そんな悪循環をベットの中で繰り返すのではなく、いったん起きて、ツボを押しながらリラックスしてみてはいかがでしょうか?
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