ワキガの手術ってどういうの?費用や手術方法、効果についての口コミまとめ。
ワキガの悩みを解決するには、手術でしっかり治すという手段があります。ワキガ手術といっても種類は様々で、症状に合わせ行うことが大切。
そこで気になるのがワキガ手術の費用ですよね。
ワキガは再発させない為にも信頼できる病院で治療をすることが重要ですが、そもそもワキガの手術とはどのようなことをするのか、異なる種類や費用、また保険の適用についてもご説明したいと思います。
ワキガの不安がなくなればもっと自信をもって楽しく生活ができるようになりますよ。
Contents
ワキガは何科の病院に行けばいい?
ワキガを治すにはどの病院に行くべきなのか、ちょっと判断しにくいですよね。
ワキガの診察や手術を行うのは、皮膚科、形成外科、美容外科などを受診すると良いでしょう。
ただし外科に行くとまず外科的な手術を勧められることも多いため、あらゆる可能性をふまえ、皮膚を切開しない保存的療法を検討することも大切です。皮膚科ならば塗布薬などもありますし、ワキガの症状に合わせた治療や手術の必要性を判断してくれるメリットがあります。
ワキガの手術ってどういうものがある?
① 切除法
ワキガ手術として一番古い方法で、皮膚を切開して汗腺のアポクリン腺とエクリン腺、そして皮脂を分泌する皮脂腺を取り除く手術方法です。
皮膚の切開が必要になりますので傷跡が残り、術後は2~3週間ほどの入院が必要になります。医師が目視で確認しながら汗腺を除去するため、取り残しがおこりやすい方法でもありますので注意が必要です。実績や経験豊富な医師に任せたい手術方法といえるでしょう。
② 皮弁法
皮膚に1~3か所程度の切り込み入れ、皮膚を裏返した上で目視しながらアポクリン腺を取り除く手術です。
3~5㎝ほどの切開が必要なので傷跡が切除法と同様に残りますが、汗腺を根本から除去できるため改善する確率はとても高い手術です。しかし医師の腕によりますので、経験が浅いと過剰な皮膚の切開、また汗腺の取り残しなどリスクがあることも知っておかないといけません。
③ 五味式直視下剥離法
五味クリニックで行う手術方法で皮膚のシワに合わせ切開し、汗腺、皮脂腺など層こと引きはがし、汗腺を一つずつハサミを使って取り除く手術です。
手術時間は最低でも1時間はかかりますので、他の手術法よりも時間が長め。ワキガ治療の長い技術と実績をも持つクリニックの五味院長が行う手術で注目されています。傷跡が目立なくなるまでには半年ほど時間が必要です。
④ 皮下組織そうは法
耳かきのような器具を使い皮膚を2~3センチほど切開したところからアポクリン腺をかき出す方法です。
切り込みは小さい点がメリットですが、皮膚表面部分のかき出しが難しく、取り残しの可能性も出てしまいます。この手術は汗腺の根っこ部分が残りやすいので、術後時間の経過とともにアポクリン腺が再生する場合があります。一時的な効果を期待する場合によい手術といえるでしょう。
⑤ イナバ式皮下組織削除法
汗腺をかきだす耳かきのような器具を改良し、刃物をローラーにセットして皮下組織を取り除く方法です。
アポクリン腺の根本まできれいに除去できるため、かなり高い効果が期待できる手術。
この方法は稲葉益巳医師が考案した方法で現在は2代目の医師が継承しています。施術時間は40分程度と早く傷跡も1㎝ほどで目立たないことがメリットですが、100%汗腺が除去できない可能性もあります。
⑥ 皮下組織吸引法
吸引法はカニューレという菅をワキから挿入してアポクリン腺と脂肪を吸い出す方法です。
皮膚に数ミリ程度の切り込みを知るので傷跡が目立たない点がメリット。しかし汗腺を完全に取り除くのは難しい手術方法で、皮膚に近いほど汗腺が残りやすくなります。手術時間は1時間程度、ワキガが再発する可能性が少なからず残るでしょう。
⑦ 超音波治療法
ベイザーシェービングとも呼ばれるこの方法は、超音波の振動を使い汗腺を破壊して吸引する方法です。
ワキを1㎝ほど切開してしますが縫合した後はあまり目立ちません。
手術時間は40分~1時間程度で手術後はワキ部分を48時間固定しないといけないので、数日間は生活に支障をきたすことも覚えておかないといけませんね。さらにアポクリン腺を完全に取り除けない可能性もあります。
⑧ ローラークランプ法
イナバ式で使用するようなローラーで皮膚を抑えながらアポクリン腺を吸引する手術方法です。
通常の吸引法からさらに改良された方法で、皮膚表面近くの汗腺まで取り除ける点がメリット。使用するKBシースという管は傷口を保護しながら吸引できることも特徴です。手術は1時間程度、傷跡は最小限にダメージを抑えられるため、術後は回復しやすいといわれています。
⑨ PMR法
はじめに汗腺をできるだけかき出した後にSCカニューレと呼ばれる細い管を切開した皮膚より挿入して、残りの汗腺を吸い出す手術です。
一般的なカニューレよりも細いので細かい動きができ、さらに汗腺を吸引しやすい点がメリット。しかしこの方法でも100%汗腺を除去するのは難しいといわれています。傷跡は小さいのですが術後はしばらく圧迫固定しないといけません。
⑩ ボトックス・ボツリヌストキシン
ボトックスはシワ取りの美容外科手術でもお馴染みですが、ボツリヌス菌から生成した成分「ボツリヌストキシン」を注入して汗腺の働きを抑制する方法です。
皮膚を切開せずにできる施術で時間も早いメリットがありますが、汗腺はそのまま残っていますし成分の働きは一生涯続くものではありません。半年~1年ほどで再度注入をする手間がある方法です。
⑪ ミラドライ
ワキガ手術は皮膚の切開をすることが壁になってしまいますが、その不安を取り除いたものがミラドライと呼ばれる手術。
マイクロ波を使用して皮膚に照射しながらアポクリン腺の働きを抑制する方法です。マイクロ波の熱により汗腺が破壊されていきますので、傷跡が残らない点がメリットといえるでしょう。
⑫ ペアドライ
RF波と超音波を照射して汗腺の働きを破壊する治療方法。
ワキガ以外のアポクリン腺が多い部位にも効果があり、1回の治療でも高い効果が期待できます。皮膚の切開をしませんので、傷跡が残る心配がないことや長期的に効果が持続することも魅力のひとつ。治療後は肌が赤くなる症状が残る場合もありますが、痛みや腫れもなく点状のかさぶたが残る程度です。
⑬ クアドラカット法
皮膚を小さく切開して、そこに専用機器を挿入し汗腺を皮下脂肪とともに吸引する手術方法。
再発が少なく治療率が高いといわれています。術後のダウンタイムが少ない、傷跡がほとんど目立たない、といったメリットがありますが、医師の高い技術力が必要になりアポクリン腺が残り再発する可能性も多少残ります。毛根を同時に除去することもできるため、脱毛効果もあります。
⑭ 内服薬・外用薬による治療
外科的な手術は避けたいという人には内服薬や外用薬での治療がオススメ。
薬を服用して汗を抑制したり、外用薬でワキガの原因菌の繁殖を抑える治療方法です。手術ではありませんので、傷跡が残る心配は不要ですが強度のワキガには適さない場合もあります。
⑮ 電気凝固法
毛根へハリを差し込み高周波を流してアポクリン腺やエクリン腺、皮脂腺を熱で破壊する方法です。
局所麻酔をしますので手術中は痛みはありません。多汗症の治療としても効果が高く、メスを使用しない為生活に支障をきたす心配もない点がメリット。電気凝固法はワキ以外にもお尻や子供のワキガ治療としても効果がありますので、皮膚の切開をしたくない時に検討するとよいでしょう。
ワキガの手術費用ってどれくらい掛かる?
ワキガ手術の費用は方法によって異なりますが、一般的には3万円~40万円ほどかかる高額な手術です。
ワキガの手術は保険適用するものと保険適用外になるものがあり、美容外科クリニックなどでは保険適用外になる場合が多くなっています。
また病院でも医師の判断により保険適用される手術かどうか判断される場合もありますので、あらかじめ費用については病院に直接問い合わせしましょう。
ワキガは手術にかかる費用だけでなく、麻酔代、薬代、診察代、再診料、検査料金などほかにも別途必要になる費用があります。保険が適用された場合は3万円~5万円ほどで手術ができる可能性がありますが、クリニックや病院によって保険診療と自由診療の両方を取り扱うなどそれぞれ異なる対応をしています。
高額療養費制度ですが保険適用されるワキガ手術であれば、高額医療費の対象になるので自己負担限度額以内で費用を抑えることが可能です。また医療費控除を受けることもできるので、必ず領収書は保管しておきましょう。
予算内でワキガ手術をするには、腕の良い医師がいる保険適用される病院選びがオススメです。
ワキガの手術、治療が受けられるおすすめクリニック
① ジョウクリニック
皮膚の切開が必要になる外科的な手術は大変不安で体に負担になりますよね。
その点、ジョウクリニックでは切らないワキガ手術としてビューホットを取り入れています。ビューホットは高周波を照射して汗腺を破壊する手術。ハンドピースという極細のハリをワキに差し込んで照射しますので、汗腺ひとつひとつを処理する手間もありません。
短時間の施術、また傷跡が残る不安がない、手術後の生活の支障も少なく、子供にも施術が可能であるなど、今までの外科的な大がかりなワキガ手術よりも気軽にできる魅力があります。
ジョウクリニックは10年以上のワキガと多汗症の研究と治療を行う大変豊富な実績があるクリニックですので、ワキガが気になる方はまずカウンセリングで相談してみましょう。
② 東京プラチナムクリニック
ワキガの最新の治療として話題のミラドライを行う東京プラチナムクリニックは認定医本人が施術をするため、患者さんが安心できる点が魅力。
ワキガ治療の効果を高めるためのこだわりがあり、高出力で広範囲の照射、また重ね内で2倍の効果を出す点などが特徴となっています。
また麻酔法にもこだわりがあり、それぞれの皮膚の厚みに応じて注射薬の濃度や水分量を調整するため、麻酔効果を最大限に発揮しながらも安全性を確保した施術ができます。
ワキガ手術は費用が高いという方には、こちらのクリニックでは体験モニターを受け付けていますので、通常よりも安くミライドライを受けることが可能です。
③ 川崎中央クリニック
ワキガ治療は色々な種類があり、医療機関によって異なります。
川崎中央クリニックではメスを使用しないウルセラドライ方法、また多汗症治療にも効果的なペアドライ方法があります。全て切らない治療なので術後の固定や安静も必要ありませんし、治療はすべて実績のある院長が担当するので安心。
ワキガは症状によって適切な治療がありますし、スソガのような女性の悩みも女性スタッフが対応するなど患者さん目線のケアが人気となっています。
ワキガの手術について、気になることをまとめました。
① 手術すればワキガは完治するか?再発はないか?
ワキガ手術はどの方法でも完全に完治するのは難しいといわれています。汗腺を除去する外科的な手術は医師の腕により効果が変わってしまう場合がありますし、ボトックス注射のように効果が持続しない治療方法もあります。
ワキガ手術は再発するリスクはどうしても避けらない面がありますので、慎重に判断しないといけません。
② ワキガ手術はどれくらいの期間が必要か?手術の流れについて。
ワキガ手術の施術時間は40分~2時間ほど、手術方法によって所要時間時間が異なります。手術の流れはまず病院やクリニックで診察を受け手術日の予約。
手術後は圧迫固定をしてている場合は術後3~4日後に包帯をとり、2週間後に抜糸を行います。手術後1ヶ月、3カ月、半年と検診を受けるというのが一般的な流れ。遠方から病院に通う場合は、提携先で抜糸をする場合などもあります。
③ ワキガ手術のリスクや副作用について
ワキガ手術は傷跡の固定のため生活に支障がでる場合がありますが、なかには日帰りでできる簡単な手術だと思い油断してしまう患者さんも少なくありません。
ワキガ手術を受けた後はシャワーを一人で浴びる事すら困難になり、仕事の往復で送り迎えが必要になるケースもあるようです。
手術時間が短時間で済む方法もありますが、どんな方法にせよ体に負担がありますしリスクが全くないとは言い切れません。副作用は腫れや痛みが起こる場合もあり度合いは個人差があります。また汗腺を取り除く際に神経が傷つき、代償性発汗になるリスクもあります。
④ 片脇だけワキガの場合、手術は片方だけできるか?
ワキガの手術は左右よりも片側だけ行った方が費用の節約になりますが、原因となるアポクリン腺は片方だけにあるものではありませんので、手術は両側するように勧められる場合がほとんどです。
仮に片方だけがニオイが強いとしても、逆側がいつ悪化するかわかりません。一度片方だけやり、後日反対側の手術をするとなると、スケジュール調整もまた面倒になりますよね。
⑤ ワキガでも手術できない人っているの?
未成年の場合はアポクリン腺が未発達のため、切除範囲がとても判断しにくいという点があるため、中学生ぐらいまではワキガ手術はオススメではありません。
また子育て中の人もワキガ手術を受けると安静にしないといけない為、授乳中の場合は困難になるでしょう。ワキガ手術を受けられるかどうかは、病院で診察を受けないとわかりません。まずはカウンセリングで症状を説明して相談してみましょう。
⑥ 手術後の傷跡を早く回復させるための食事・栄養について
皮膚を切開する手術を受けた後は傷跡を早く回復させるために皮膚を丈夫にする亜鉛、肌のきめを細かくするビタミンC、皮膚の健康をサポートするビタミンE、肌の粘膜を安定させるビタミンA、炎症を抑えるビタミンBなどを積極的に食事から摂取しましょう。
レバー、ブロッコリー、キウイ、アーモンドなど、栄養価の高い食べ物をバランスよく選び、皮膚の働きを活性化すると効果的です。
⑦ 病院に行かずにワキガを治療する方法について
ワキガは手術だけが改善策ではありません。
近年とても人気があるワキガ専用のクリームは殺菌と制汗効果があり、塗るだけでしっかりニオイをブロックしてくれます。
肌にも安全で小さな子供も使えますし、アポクリン腺が多い足の指のニオイ対策としても適しています。なにより皮膚を切開せずに自分でワキガがケアできる点や、高額な医療費がかからないことも魅力ですね。
ワキガの治療、手術を受けた人の口コミ
ワキガの治療、手術を実際に受けた人の口コミを集めてみました。さまざまな手術方法がある中で、どんな方法を選んでどんな効果があったか見ていきましょう。
良い口コミ
悪い口コミ
ワキガにはさまざまな治療方法があるので、自分の症状に合うものかどうかしっかり確認をしないと、効果がない場合もあります。もし手術をしようと考えているのであれば、クリニック、担当医、手術方法など、しっかり調べてから受けるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ワキガ手術にはメリットとデメリットがありますので、病院に行かずに自分でできるワキガ対策にトライすることも大切です。
また手術を受ける際は評判の高い病院を探し、どんな方法が自分に一番合っているか信頼できる医師と相談の上判断してくださいね。
わきが手術はやはり抵抗がある、、という方は、わきがクリームでの対策が有効です。
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