歯のヤニを取る8つの方法!自宅ケアから歯医者のメニューまでまとめて紹介!
喫煙者にとっての悩みで常に上位にあるのが、歯にヤニがつくことです。
歯にこびりついたヤニってなかなかとれませんよね。やはり笑ったときに綺麗な白い歯をみせたいものです。
しかし誤った取り方をしてしまうと、歯に傷を付け前にも増してヤニがつきやすくなってしまったりそれに加えて、虫歯や知覚過敏になってしまうという悪循環に陥る可能性もあります。
歯にこびりついたヤニを取りたいのなら、正しい知識をつけ、数あるヤニをとる方法の中から安全でより効果的なものを知る必要があります。
ここではその歯のヤニを取る方法をくまなく紹介していきたいと思います。
Contents
なぜ歯にヤニがついてしまうのか?
歯のヤニをとるにはまず、ヤニが歯についてしまうメカニズムについて知る必要があります。
通常歯の表面はペリクルと呼ばれるたんぱく質でコーティングされています。このペリクルが熱や酸の刺激から歯を守ってくれるのです。しかし喫煙をすることによって、タール(通称ヤニ)が、ペリクルと結びつき「ヤニ汚れ」や「ステイン」と呼ばれるものになります。
このヤニ汚れ、実は普通の歯磨きで落ちないことも無いのですが、長期間かけて磨かなければいけない上に、その期間中にたばこを吸ってしまうと新たにヤニがついてしまうため、中々落とすことができません。汚れを落とすことも大切ですが、落とした後ヤニの再付着を防止することも重要なのです。
自宅でできる、歯のヤニを取る方法!
では早速、歯のヤニを取る方法を紹介していきたいと思います。まずは、自宅でできる方法から!
① ヤニ取り効果のある歯磨き粉で歯を磨く
まず一つ目は「ヤニ取り効果のある歯磨き粉で歯を磨く」です。
最近は様々な歯磨き粉が売り出されていますが、ヤニ取りに効果のある歯磨き粉は、ポリリン酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドなどの成分が入っている物です。歯磨き粉を買うときはこれらの成分が入っていることを確認してから買いましょう。
また、歯を傷付けてしまうとより黄色くなってしまうことがあるため研磨剤の入っていない物、または研磨剤の粒子ができるだけ小さい物を選ぶようにしましょう。
ヤニ取り効果のある、歯を白くする歯磨き粉やホワイトニングジェルについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:男の歯を白くする歯磨き粉&ホワイトニングジェルおすすめTOP25選!
② 音波歯ブラシを使う
音波歯ブラシを使う方法もヤニ取りに効果的です。音波歯ブラシというのは電動歯ブラシの動きを高速化したものです。
通常の電動歯ブラシは1分間におよそ3000回、多くても1万回以下の回転数です。それに比べて音波歯ブラシは1分間におよそ3万回~4万回ですので電動歯ブラシの約3倍~4倍です。
使用方法や原理は電動歯ブラシと変わりませんがその高速回転と振動により電動歯ブラシでは取ることのできない歯の汚れやステインを落とすことができます。また、毛先の届きにくい歯頸部や歯間の歯垢を落とすことができます。
③ マイナスイオン歯ブラシを使う
マイナスイオン歯ブラシとはその名の通り、内蔵された電池から微弱な電流を流しマイナスイオンを発生させ、歯垢やヤニ汚れなどを落とす歯ブラシです。
原理としては、歯と汚れを繋いでいるプラスの唾液成分を、マイナスイオンで引き寄せ結合が緩んだところを磨くことで綺麗に落としていきます。
マイナスイオンときくと少し怪しげなイメージがありますが、マイナスイオン歯ブラシは科学的根拠に基づいた論文がいくつか出ているようです。また値段もかなり安価で手に入るため試しに買ってみるのもありですね。
④ 重曹を使う
お茶に含まれているタンニンやタバコのタールは、歯に付着すると「ステイン」という、なかなか取れない厄介な汚れです。
ヤニ取りで歯医者さんに行けば治療費は平均2,000円もかからず取ってはくれるものの、自宅で自分でできる除去方法が知りたいところです。
そこでおすすめの方法なのが、重曹を使った方法です。重曹を使った方法というのは、歯ブラシの先に重曹を乗せてそのままブラッシングするだけ。このブラッシング・歯磨きを毎日続けるだけで、ヤニが薄くなって驚くほど白くなります。
個人差はありますが、2週間も頑張ればステイン除去の効果はみるみる現れてきます。
重曹磨き、重曹うがいは無添加安全と思われがちですが、正しい方法を守ってこそ安全です。
重曹磨きの正しい方法はたったの2つ。
研磨作用が強いため、強く磨きすぎないこと。
また、重曹は塩なので、塩分過多を防ぐために飲み込んでしまわないことです。
重曹に関するデンタルケアの方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:重曹で歯は白くなるのか?重曹が歯にもたらす効能についてまとめました。
⑤ 歯の消しゴムをつかう
歯の消しゴムとは何?と疑問を抱く人は多いハズ。今、この「歯の消しゴム」の人気がじわじわ高まってきています。
歯の消しゴムはシリコン製。歯の汚れをこすりながら、汚れを落としてくれます。
使い方は、
- ティッシュやタオルなどで歯の表面の水気を取る。
- 綺麗にしたい歯を丁寧に優しくこする。
- しあげは水で軽くすすぐ。
効果の実感はケースバイケースです。
汚れがひどいと、実感を感じるまでに時間はかかるけど、軽度の汚れなら使い始めてすぐに、実感を感じる事ができるでしょう。
歯医者さんで、歯のヤニを取ってもらう方法!
ここからは歯医者さんでヤニを取ってもうらう方法です。お金は多少かかりますが、確実にキレイにすることができるので、タバコを止めた方や、禁煙しようと思っている方などにおすすめです。
逆にヘビースモーカーは、何度も通わなくてはならなくなるので、勿体ないかもしれません。
⑥ 超音波スケーラーで除去する
超音波スケーラーは「音波」の力で、ハンドピースの先端についた超音波チップを動かし、汚れを除去してくれます。
原理は、超音波発生装置により発せられた電流をハンドピース側で振動に変換。そのハンドピースから超音波チップに振動が伝えられる仕組みです。
超音波変換する装置は2種類。
一つ目は、マグネット型。
二つ目は、ピエゾ型。
ちなみに現在はピエゾ方式が主流となってます。
超音波スケーラーは、毎秒25,000から40,000回の振動で汚れを破壊できちゃう優れものです。歯の隙間の汚れにも効果的です。
⑦ ジェットパウダー洗浄をしてもらう
ジェットパウダー洗浄は、塩のジェットパウダーを噴射して、頑固な汚れを除去します。
この器具を使うと、汚れを落とす効果は抜群。ヤニはもちろんその他の汚れまで一発で綺麗になります。そして、素早い速さであっという間に汚れが落ちていきます。
効果は目を見張るものがあり、専用のパウダーと水を混ぜた液体をジェット噴射することによって、歯の表面を傷つけることなく汚れを落としてくれます。
ちなみに、専用のパウダーの一種は塩を使用しています。
⑧ 歯面研磨(PMTC)
歯の表面を磨いてツルツルにし、歯面を滑沢化することで汚れの再沈着予防をすることができます。
また歯の汚れを落とした後に、残留している汚れをさらに除去して、爽快感や審美感を与えてくれます。口腔衛生の大切さを再認識させてくれます。
歯面にフッ化物入りの研磨剤をつけ、専用の機器を使い研磨を行います。
知覚過敏などの予防の観点から、ほとんどの研磨剤にフッ化物が含まれていて、歯の健康を守りながらキレイにしてれます。
歯医者さんでのヤニ取りの治療について
歯医者でヤニを取る場合、保険は適用されるのか?それとも全額負担かと気になる方が多いんではないでしょうか。
保険適用の基本は、病気の治療を前提としているもののみで、ヤニ取りは保険適用外となります。ただし、歯周病など治療が必要と診断された場合は、保険適用になる可能性もあります。
保険適用外の場合の費用は、8000円から10000円程度。
保険適用が認められた場合は、3割負担で1000程度。
治療にかかる時間は、1回、30分ほどで、長くても1時間もみていれば、終了するのが一般的です。頻度は半年に1回は通うのが理想的とされています。
また、治療後に痛みを感じる場合があります。さまざまな口腔事情によって、治療後に痛みが出た場合は治療をした歯医者さんに相談いて下さい。
この記事を読んで、歯医者さんでヤニ取りをしてみたくなった方は、まず、歯医者さんへお問い合わせをしてみてください。しかし、ヤニ取り用の器具や設備が整っていない歯医者さんもまだまだ多く存在します。
ネットなどで歯医者さんを探す場合は、着色除去やステイン除去というメニューがある歯医者さんを選んでみてください。
もっと歯をキレイにしたいならホワイトニング治療を!
もっと、歯をキレイにしたいのなら「ホワイトニング」をおすすめします。
ヤニ取りは、あくまで歯の汚れを除去するにすぎません。歯を白くするホワイトニングとは違います。
せっかく、ヤニを除去したいのなら、さらなる、歯の白さを実現してくれるホワイトニングをしてみてはいかがですか?
ホワイトニングは、薬品を使って歯を白くしていく治療法です。
歯の表面の汚れを落とすのではなく、歯の表面、内部の有機着色物を漂白して無色化をしてくれます。
ホワイトニングの中でも「オフィスホワイトニング」がもっとも効果的と言われています。「オフィスホワイトニング」がなぜもっとも効果的なのかは、効果の高い薬品を使用していることが、ポイントです。
他にも、マウスピースを使ったホームホワイトニングなど、薬品を使った歯を白くする方法が色々とあります。
また特に芸能人は歯のケアに関しては徹底していて、さまざまな方法で歯医者さんなどで歯を白くする治療を行っています。
歯医者さんでのホワイトニング方法をもっと知りたい方は、こちらの記事も参考になりますのでチェックしてみてください。
関連記事:芸能人はなぜ歯が白い?男性芸能人が密かにしている歯を白くする方法7選!
これ以上歯にヤニをつけないために!自分でできる3つの予防法
タバコを吸っている方に是非試してみてほしいこととして、これ以上歯にヤニを付着させないための予防方法というものがあります。意識してやってみてください。
① タバコを吸った後は水でうがいをする
タバコは、ヤニの成分であるニコチンやタールが歯につきやすく、また黄ばみの原因となるため、タバコを吸った後は必ず水でうがいをして洗い流すようにしましょう。
そしてうがいをすることによって、タバコを吸った後の口臭も軽減することができます。
② ガムを噛む
口の中が渇くと歯に汚れが付着しやすくなります。
ガムを噛むことによって唾液で口内を潤すことにより、汚れの付着を防いでくれます。
③ 紙タバコをやめて電子タバコにする
電子タバコには水蒸気を吸って楽しむ嗜好品なので、ニコチンやタールが入っていません。
よって、歯の黄ばみを作る原因は無いに等しいのです。
禁煙することが一番良いのですが、どうしてもタバコはやめられない、やめたくないという方で、タバコのヤニをこれ以上つけたくないのであれば、電子タバコに切り替えることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
タバコを吸っている方、もしくは今まで吸ってきた方は、ヤニ汚れが歯についているはずです。
歯が汚いというだけで第一印象はかなりマイナス評価されてしまうので、気づいたときにしっかりヤニ汚れを取る方法を実践するべきです。
そしてヤニ汚れを取って歯をキレイにすることができれば、好感度も高くなり、自分に自信が持てるようにもなります。
今回紹介したヤニを取る方法を参考にして、自分の歯をキレイにするケアを始めてみませんか?