歯を白くしたい!歯医者さんでのホワイトニングの値段や料金の相場とは?
歯を白くするホワイトニングに興味を持っている方はとても多いと思います。
真っ白な歯がキラキラ輝く笑顔は魅力的ですが、気になるのはホワイトニングの費用や値段相場ですね。
イメージ的にとてもお金がかかりそうなホワイトニングですが、まずは料金面についての基礎を見ていきたいと思います。
自分で歯を白くする方法は色々あり、しっかり効果を出すなら歯医者が一番です。費用がいくらかかるのか、施術方法ごとに詳しく見ていきましょう。
そもそも、歯の色はなぜ変わってしまうのか?
芸能人やモデルさんのような真っ白い歯って理想ですが、すべての人の歯が必ずしも同じ色とは限りません。人によって黄ばみが強かたり、白かったりするのは理由があるためなのです。
そもそもは歯一番外側のエナメル質と、その下に象牙質がありこのなかには歯髄と呼ばれる神経が存在しています。
エナメル質は白色で半透明、それに対して象牙質は黄色がっていることが特徴です。
歯が真っ白に見えないのは象牙質が透けて見える為で、人によって虫歯などにより歯髄が黒っぽく変色してしまうことがあります。また日々の生活の中で歯の着色原因となる飲み物や食べ物の量によっても歯の色は個人差がでてしまうため、それぞれ白さが異なるのは仕方がないことなのです。
黄ばみを取り除くにはホワイトニングが良いといわれていますよね。歯の汚れに見えるものは外側だけでなく、内側も関係していることをまずは理解しておきましょう。
歯医者さんで歯を白くする方法
ここからは歯医者さんで歯を白くする方法=ホワイトニングについて紹介していきます。
歯医者で行うホワイトニングには様々な種類があり、治療や施術方法も変わってきます。また値段もそれぞれ違うので、自分の予算に合ったものを選ぶこともできます。
① クリーニング(PMTC)
歯のクリーニングにはプロフェッショナルティースクリーニング、略して「PMTC」と呼ばれる方法があります。
歯を白くするには歯ブラシで磨くだけでは取れない汚れがありますが、このクリーニングはタバコのヤニを始め、食べ物などで付着した歯の汚れを1本ごと手で取る方法です。PMTCは汚れだけでなく歯石を取り除き、虫歯、歯周病、口臭の予防にもなるため口腔ケアとしてもとても効果があります。
では気になるクリーニングの費用ですが、保険診療ができるかどうかはそれぞれのケースで異なります。
例えば糖尿病などの病気により歯周病になるリスクが高い人、または歯茎再生の施術を行った人などは1か月に一度のPMTCの保険診療が認められています。
保険を使った場合の費用相場は2500円~3000円程度です。
自費で施術を行う場合ですが、自由診療の場合は回数に限りがなくいつでも施術を受けることが可能で、一般的な費用相場は5000円~20000円程度になります。
② ホワイトコート(歯のマニキュア)
歯を白くする方法は実に色々ありますが、多くの方は費用を抑えて効果的な方法に興味を持たれますよね。
歯のマニキュアと呼ばれる「ホワイトコート」ですが、歯を削ることがなくしかも低予算で早く効果を得ることができる人気の方法のひとつです。
ホワイトコートの仕組みは歯の表面に薄くコーティングをして白くする治療で、爪に塗るマニュキュアと同様に色を付ける仕組みになっています。
治療は1本5分程度でできるので、とてもスピーディで結婚式などのイベントの前でも安心です。
ホワイトコートは従来のマニキュアよりも持続することが特徴で、平均すると半年~1年ほど白さがキープできるといわれています。
軽度の変色の場合、歯の白さにばらつきがある場合、また虫歯により表面が変色した時などに有効な方法です。
では気になる費用ですが、歯1本につき5000円前後。コーティング剤を除去する場合は1本につき1000円ほどの料金がかかります。
ホワイトコートは保険診療ができませんので、歯医者によって値段が若干異なりますので事前に確認をしておきましょう。
③ ホームホワイトニング
ホワイトニングって保険診療ができずとても費用がかかるので、やりたくてもできないと諦めている人も多いのではないでしょうか。
コストを抑えて歯を白くするなら「ホームホワイトニング」と呼ばれる治療方法があります。歯医者さんで自分の歯型に合ったマウスピースを作リ、ホワイトニングの薬剤を塗布して自宅で歯を白くする方法です。
歯医者で施術するホワイトニングを行う前にまずホームホワイトニングから始める人も増えています。この方法は歯医者に通う時間がない人やコストを抑えたい人にとても人気があるのですが、気になるのが費用相場です。
ホームホワイトニングはマウスピース代金として約2万円~5万円ほどかかりますが、一度マウスピースを作れば何度も繰り返して使用ができます。
歯医者のホワイトニングは歯1本ごとに料金がかかりますので、ホームホワイトニングは全部の歯をやってもこれだけの費用で済むため、歯医者の半分程度の値段でできるともいわれています。
④ オフィスホワイトニング
確実に歯を白くしたい人に人気がある「オフィスホワイトニング」は国家資格を持つ医師や専門家による施術で、サロンやクリニックで行われています。
薬剤の濃度が高く専用のライトを照射して施術を行うため、他の方法と比較してもかなりホワイトニング効果がよい点が特徴です。そのため、費用面は高くなる傾向があり、料金相場は1回に1万円~5万円ほど。
1万円なら安いと思ってしまいますが、これはあくまでも1回の施術の値段でほとんどの場合数回施術をしないと効果がでません。歯の色は個人差がありますので、通院する回数も異なりますが平均すると2回~4回ほどの施術が必要といわれています。
薬剤を歯に塗布した後、漂白効果を引き出す為にライトを15分程度照射するのですが、薬剤濃度が高いと施術中に痛みを感じる場合もあります。最近は歯茎や歯の負担を減らす為に、LEDライトを導入しているクリニックも増えているようです。
費用はホームホワイトニングと比べると2倍程度かかってしまいますので、効果を期待する人におすすめの方法です。
⑤ セルフホワイトニング
セルフホワイトニングは費用も安く、自分で手軽にできる方法なので近年とても注目されています。
セルフホワイトニングはサロンで提供しているホワイトニングキットを使用して自分で歯を白くする方法です。
歯医者で使う薬剤は有資格者しか取り扱いができない為、セルフホワイトニングでは「メタリン酸」や「酸化チタン」などを使うところが多いようですね。
手順としては歯磨きをして水分をしっかり拭き取った後に薬剤を塗布してLEDライトを照射します。
それぞれのサロンで照射回数や使用する薬剤の違いなどはありますが、費用の相場は1回で3000円~6000円程度。
真っ白な歯にするよりは目立つタバコのヤニ取り、着色したコーヒーの染みなどを除去して、自分の本来の歯の自然な色に近づける効果が期待できます。値段が安い点がとても人気で、白さもとても自然であることも特徴です。
しかし通う手間があることや、真っ白にならないなどデメリット点もいくつかありますので、コストを抑えたい人にはオススメのホワイトイング方法といえるでしょう。
やっぱりできるだけ手間やお金をかけずに歯を白くしたい!と思った方は、下記のページも参考にしてみてください。
関連記事:男の歯を白くする歯磨き粉&ホワイトニングジェルおすすめTOP25選!
⑥ デュアルホワイトニング
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用するデュアルホワイトニングは、効果が長持ちするメリットがあります。
まず歯医者でクリーニングを行い、ホワイトニングの薬剤を塗布します。レーザーを照射して薬剤の働きを促進。この治療を歯医者でうける以外にも自宅でマウスピースを使うホームホワイトニングも行います。
2種類の治療を行うため期間が長くなり、料金も高くなる傾向があります。
デュアルホワイトニングの費用相場は5万円~10万円ほど。歯の汚れや口内の状態、使用する器材や薬剤によっては10万円以上かかることもあります。
デュアルホワイトニングはオフィスとホームの長所をそれぞれ取り入れて行う方法のため、歯が白くなる効果はかなり高いといわれています。時間をかけて白さをしっかり引き出したい人にオススメの治療方法といえるでしょう。
⑦ ダイレクトレジンボンディング
ダイレクトレジンボンディングという治療方法は馴染みがない方も多いかもしれませんが、歯の表面にセラミック粒子を含む樹脂を塗って固める方法です。
前歯の隙間を埋める、もしくは奥歯の詰め物を埋める場合などに行う治療方法で、歯を削らずに綺麗にしたい時や、前歯が欠けてしまった時、昔つめた金属の詰めものの変色が気になる場合などに有効です。
治療の流れはまず歯型をとり模型でデザインを作り最終的な型枠を作成します。歯のホワイトニング目的の場合は、歯の形を変える必要がありませんので歯型をつくる作業はありません。治療後は定期的なメンテナンスを行い、綺麗な状態をできるかぎり維持することが大切です。
では気になる費用ですが歯1本あたりで1万円~5万円ほどが相場になりますので、他の方法よりも高い治療方法といえるでしょう。
⑧ ラミネートベニア
ラミネートベニアは歯を少し削り、貝殻状のセラミックを装着させる治療方法です。
歯の変色を改善、また色調を整える場合、歯並びの改善や隙間を埋める時などに有効な方法となります。
セラミックを使用するため歯に歯垢が付きにくくなり、しかも見た目もとても美しく仕上がる点がメリットになっています。
歯を削るといっても0.5㎜程度で薄いため、歯に与える負担も少なく治療ができます。しかしラミネートベニアは虫歯により歯質の量が少ない時には施術ができない場合もありますので、事前にチェックしてもらうとよいでしょう。
歯の変色が激しい場合は通常のホワイトニングではあまり効果がでないこともありますので、しっかり歯を白くしたい時にも大変効果が期待できる治療方法です。
では気になる料金ですが、保険診療ができないので自由診療となり、歯1本あたりにつき5万円~10万円ほどとなります。
⑨ セラミッククラウン
セラミッククラウンはセラミックだけで、金属を使用せずに歯に被せものをする方法です。
前歯の場合は自然な仕上がりにする為透明感を出したり、奥歯の場合は強度を高くするなど歯の機能を損なわず、美しく見せることが目的です。
この方法のメリットは被せるセラミックの色を自分の好みで選べる点や、金属を使用した場合の歯茎の黒ずみがないことが魅力です。セラミックは陶器の材質のため変色したり質が劣化しないことや、虫歯になりにくい点もメリットとなっています。
では気になる費用ですが、前歯を治療した場合は9万円~18万円で治療回数は2回~5回程度必要です。
小臼歯は7万円~18万円、大臼歯も大体同額程度の費用です。
治療は土台、仮歯、型を取る作業などがありますので何度か通院が必要になり、歯茎の状態によっても治療にかかる期間は若干異なります。
歯医者によって値段が違う理由!
ホワイトニングをしようと考えたとき、いつも行っている歯医者さんでお願いするか、ホワイトニング専門の歯医者さんでお願いするか迷われる方も多いと思います。
その理由の一つが値段です。治療や施術方法が一緒でも、歯医者さんによって値段はバラバラだからです。
それではなぜ値段がそれぞれ違うのでしょうか? ここでは歯医者さんによって値段が違う理由についてまとめてみました。歯医者さん選びの参考にしてください。
① ホワイトニングには保険が効かないから
ホームホワイトニングもオフィスホワイトニングも、審美目的となりますので虫歯の治療をするように保険の適用はされません。
自由診療はクリニックが料金を独自に設定しているため、同じ治療方法でも値段の違いが出てしまいます。
② 使用するシステムによる料金の違い
ホワイトニングに使用するシステムはクリニックによって種類が異なり、海外から購入する場合、個人輸入をする、また国内の医療品メーカーから購入するなど様々です。入手経路により割高になる場合もありますので、このような費用も治療費に反映されています。
③ そのお店の立地や人件費、宣伝費などで決まるから
ホワイトニングの料金は使用する薬剤を始めとするシステムの原価、また医師や歯科衛生士などのスタッフ人件費なども影響しています。
基本的に人気があるクリニックの方が宣伝費などの経費や運営費を抑えることができるので、料金が安い傾向があります。
④ サービスの違い(早くて安いか、丁寧で高いか)
歯科院でどのようなサービスを期待するかは皆さん異なりますよね。患者さんを手早く治療をして料金を安く設定しているクリニック、もしくはゆっくり時間をかけて施術をしてくれる贅沢なクリニックがよいか、好みに合わせて選ぶことも大切ですね。
⑤ ホワイトニング専門歯科か一般歯科か
ホワイトニングをするには、専門に行う歯医者と虫歯治療など一般的な保険治療を行う歯医者があります。
効果はさほど変わりがないといわれていますが、保険治療を行う一般的な歯医者ではホワイトニングの施術を頻繁に行わず、限られたスケジュールになっている場合もあります。するとスタッフや医師が不慣れである可能性がありますので、ホワイトニング専門の歯医者の方が安心できるメリットがありますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ホワイトニングの方法や料金は様々な為、歯をどこまで白くさせるか、また治療にかける時間などあらゆる点を考慮して考えることが大切です。
予算に合わせて満足するには、セルフケアもプラスして歯医者での治療方法を上手に選びましょう。
やっぱりできるだけ手間やお金をかけずに歯を白くしたい!と思った方は、下記のページも参考にしてみてください。
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