歯を白くする効果が期待できる食べ物11選!歯を汚す食べ物も紹介!
「歯を白くする食べ物」というのが色々と紹介されていますが、食べるだけで本当に歯が白くなるのでしょうか?
普段の食事で歯が白くなるんであれば、歯磨きや歯医者でのホワイトニングは必要無くなるのでそれに越したことはないですよね。
今回はそんな「歯を白くする食べ物」を紹介していきながら、その効果について解明していきます。
Contents
食べるだけで歯が白くなる食べ物はない!
最初から結論を言うと、そもそも「歯を白くする食べ物」というのは、残念ながら存在しません。
しかし、歯を白くする食べ物は存在しませんが、着色を防ぐ効果や着色を落とす効果をもたらしてくれる食べ物はあり、食事による咀嚼により歯の色素沈着帽子や色素を落とす効果があります。
そして歯の着色を落とす食べ物以外にも、「歯を守る食べ物」というものもあり、歯の攻撃に対する防御効果が高く、健全な歯に必要な栄養素をもたらしてくれます。
歯の汚れ、黄ばみを落とす食べ物を紹介!
ここでは、歯の汚れや黄ばみを落としてくれる効果を期待できる食べ物を5つピックアップして紹介していきます。
①ごま
成分の「セサミン」は、老化を進行させる活性酵素を抑える作用で有名。
固い性質ごまは、噛むほどに歯垢の付着を防いでくれます。
そして「カルシウム・鉄分・リン・ビタミン類」など、歯の健康に大切な栄養も豊富に含まれています。
② パパイヤ
成分の「パパイン」が、歯に付着した汚れを除去してくれると言われています。
注意点があり、熟したパパイヤには「パパイン」はほとんど含まれていないことが分かっています。
③ 繊維質の多い食材
繊維質を多く含む食べ物の良い例が、ごぼうやセロリ、またビーフジャーキーやスルメなどです。
噛めば噛むほど、食物繊維の繊維質が歯のお掃除、歯に付着する歯垢を抑制してくれる効果があるので、色素沈着を防いでくれます。
そして、食物繊維は排便促進や有害物質、ナトリウムの体外排出に活躍してくれるので、歯だけではなく体に良いことばかりです。
④ バジル
成分の「ビタミンA」は、皮膚の粘膜の正常保持が期待できます。
口内の軟膜が乾燥するのを防ぎ、口内を清潔に整えてくれる効果をもたらします。
さらに、抗酸化作用によって、歯のエナメル質の酸化を抑制・雑菌や歯周病の増殖を防止・歯茎の血流を活性化等の効果も期待でき、若々しい歯茎を保ってくれるのです。
⑤リンゴ酸
リンゴに多く含まれる成分の「リンゴ酸」は、歯の色素や黄ばみを防ぐ効果が期待できます。
リンゴ酸はリンゴ以外にも、キウイフルーツ、梨、バナナ、梅干しなどにも多く含まれています。
「リンゴ酸」は、忙しい仕事や急な運動などによって、体内で発生される乳酸を分解してくれ、疲労効果も期待できるのです。
歯の健康を守る食べ物を紹介!
ここでは歯の健康を守ってくれる食べ物を6つピックアップして紹介していきます。
① 乳製品
成分の「乳酸菌」は、歯の衰えを予防する効果が期待できます。
特にチーズは「たんぱく質・カルシウム・リン」が豊富で、口の中の酸を保護してくれます。
成分の「カルシウム」は、歯を強くしながら、口内の病気を予防してくれる効果が期待できます。
② ナッツ類
ナッツ類に含まれている成分は、「カルシウム・リン」などの、ミネラルをはじめ、「食物繊維・ビタミン類・たんぱく質」が豊富で、中でも、アーモンドの成分には「骨の成長を促すマンガン・亜鉛」も、多く含まれてます。
そして、ナッツ類は固いので、よく噛むことによって、唾液の分泌も促進されます。
③ ブロッコリー
成分の「鉄」が、酸に強いバリアのような膜を作るので、エナメル質を守る効果が期待できます。
④にんじん
成分の「ビタミンA」が、不足すると、エナメル質の再形成を正しく行うことができなくなってしまいます。
⑤しょうが
成分に「ショウガオール」という成分が含まれており、この成分は、口内組織の健康を維持する効果が期待できます。
そのため、「抗炎症効果・抗酸化作用」、そして、「消炎・鎮痛効果・抗腫瘍効果」も、期待できます。
⑥ 鮭
歯の栄養素に必要な成分の「ビタミンD・カルシウム」を多く含んでいます。
これらが不足しがちになると、歯の再石灰化が不十分となってしまいます。
歯には、上記であげた「カルシウム・リンのフッ化物、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンD」といった成分が効果的に作用します。
これらの栄養素は、「最重要なハイドロキシアパタイトの結晶を生成」、「細胞骨格を形成するケラチンの生成」、「骨・軟骨を構成するコラーゲンを生成」、「血中濃度の安定」に、必要不可欠なものです。
大事な事は、歯のためにはもちろんですが、体にとっても、バランスよく食べること、意識して歯や体にいいものを摂取することで、歯とともに、体の健康も守ることができます。そして、食後のブラッシングも欠かさずに行うことも忘れないようにしましょう。
そもそも、なぜ歯は汚れてしまうのか?
ここまで歯の汚れを取る食べ物や、歯を守る食べ物を紹介してきましたが、そもそも歯を汚してしまう原因とは何なのでしょうか。
歯の汚れ(ステイン)、歯の黄ばみ・着色の原因は主に7つの事柄が原因と考えられています。
- 飲食による着色
- タバコのヤニ
- 歯石の付着
- 加齢変化
- 虫歯
- 歯の磨きすぎ
- 薬やうがい薬
が、原因となってしまっているのです。
食べ物による着色や加齢による変化が起こる以上、日常生活を普通に送っているだけで当たり前に歯が黄ばんでしまったり、歯が汚れてしまうのです。
歯を全く汚さないということは、ほぼ不可能なことなのです。そして、食後のブラッシングを怠らずに行っていても、ブラッシングの数分後には、「ペリクル」という、歯の付着物の一種が形成されてしまいます。「ペリクル」に、細菌が住み着き、細菌叢が形成されていくと、やがて、それがプラークへと発展していくのです。
だからこそ、歯が汚れる原因に対しての対処や、少しでも歯の黄ばみや着色汚れを少なくする心掛けが重要なのです。
歯を汚したり、黄ばみを作ってしまう食べ物!
飲食による着色汚れというのは避けることができません。ですが、特に汚れや黄ばみを作ってしまう食べ物を知っておくことで、できるだけ歯を汚さないように意識することができます。
ここでは、歯を汚してしまう食べ物や食べ物を7つピックアップしていますので、これから紹介する食べ物を食べるときは、入念にブラッシングやうがいなどをするようにしましょう。
① コーヒー、紅茶、ウーロン茶などのお茶類
皆さんの認知度も高い歯の黄ばみの原因として、コーヒーや紅茶、ウーロン茶などのお茶類などがあります。
歯の表面は、デコボコした小さな溝があり、溝の中に色素がしみ込みやすいのが、これらの飲み物です。
成分の「ポリフェノール」や「タンニン」が多く含まれている飲み物ほど、歯を汚してしまう要因になります。
そして、コーヒーよりも紅茶の方が歯の黄ばみになり、さらにはカフェイン飲料は歯をもろくしてしまうので、歯の健康にはあまり良くありません。
② ワイン
歯を汚してしまう王様といえば、ワイン。ワインは特に歯の黄ばみ原因で、現代はワインをよく飲む傾向にあるので、気をつけたいところです。
そして、ワインの中でも色により歯への影響は異なり、白ワインは赤ワインに比べて酸性度が強いので、歯の黄ばみの原因になります。
赤ワインの場合、タンニンや色原体などの分子が歯の着色の原因と言われています。
③ ブルーベリー
色素分子が極めて多い食品は、歯のエナメル質にこびりつきやすいものです。
歯を汚す代表的な果物なのがブルーベリーです。成分の「アントシアニン」が、歯の黄ばみの原因になりやすいのです。これはジュースを飲んでも同じです。
酸を含まれている果物はエナメル質がむしばまれる恐れがあるので注意しましょう。
④カレー
カレーやスパイス類、濃い色のカレーパウダーやターメリックなどは簡単に歯に着色してしまいます。
⑤ ほうれん草
緑黄色野菜や緑茶に含まれる「カテキン」などは、コーヒーなどに含まれる「ポリフェノール」の一種です。
やはり、「ポリフェノール」が豊富なものは、歯を黄ばませる可能性が大です。もちろん、野菜ジュースに加工したものも、同様です。
⑥ スポーツドリンク
スポーツドリンクやエナジードリンクには、歯のエナメル質をむしばんでしまう「酸」が多く含まれており、歯を汚す環境を作りあげていまいます。
⑦ 加工食品の着色料
合成着色料に含まれる「糖分」が、歯を黄ばませる原因になります。
さらには、色の濃い成分が多く含まれていればいるほど、歯を黄ばませ、エナメル質を破壊し歯を弱くしてしまいます。
上記で上げた食品には体に良い成分も多く含まれており、「ポリフェノール」や「ビタミンB2」が豊富で、健康維持にはかかせません。
歯を汚すからという理由で、口にするのをやめてしまうのではなく、食べた後の歯のケアを怠らずに、バランスを保つことが大切です。
歯のエナメル質を溶かしてしまうコーラにも注意!
歯のエナメル質の97%は、ハイドロキシアパタイトと言う成分でできています。
ハイドロキシアパタイトは、主にカルシウムとリンが結びついているもので、歯の他に骨の主成分でもあります。
コーラに含まれている「リン」は「カルシウム」と仲が良く、「リン酸カルシウム」という形に変わり、体外に排出されてしまい、骨の元となる「カルシウム」が不足しやすくなってしまいます。
また歯のエナメル質はph(ペーハー)5.5未満で溶け始めるのですが、コーラのphは2.2で、レモンに匹敵する「強い酸性」であることから、歯のエナメル質を溶かしてしまうのです。コーラは歯の健康を脅かす飲み物なので、飲み過ぎには注意が必要です。
食べ物に気をつけたら、普段の歯磨きも正しい方法で実践しよう!
結局、歯の汚れを防ぐには、日々のブラッシングの習慣がとても大事です。
白い歯の基本はやはりブラッシング、歯磨きです。ブラッシングの1回あたりの時間の目安は3分と言われております。
ブラッシングのポイントは、歯を1本1本丁寧に磨くことです。1本あたり20回から30回、小刻みにみがき、1回のブラッシングで3分頑張りましょう。
また食後は、食べた後すぐに口内の食べ残しをうがいで除去し、ブラッシングは30分後にするのが理想的と言われています。まずは、白い歯を目指してすぐに実践できる正しいブラッシング方法から実践してみてください。
歯を白くするためには、ブラッシングの際に歯を白くする歯磨き粉を使うとより効果的です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
歯を白くする食べ物というのは残念ながらないのですが、歯の汚れや黄ばみを落とす効果のある食べ物は色々とあります。
また反対に、歯を汚してしまう食べ物もあるのも事実です。
しかし、健康の為にはバランス良く食べることは絶対ですので、歯を汚すからといって偏食をすることは良くありません。そして、歯を汚してしまうことばかりに気を取られ、食べたい物や飲みたい物を我慢すると、ストレスにを抱えてしまいます。
我慢はせず、摂取量を減らしたり頻度を減らしたり、ブラッシング、口内ケアをしっかり行い、これを機に今までの食生活を少しずつ見直せていければいいのではないでしょうか。