春雨はこんにゃくの80倍!?糖質制限のための食材選びのコツ。
テレビや雑誌の影響で、ここ数年でブームとなった糖質制限ダイエット。痩せるために実践している人も多いんではないでしょうか。
でも、こんなことありませんか?
みんな痩せたって言うけど、なんだか自分には効果がない。
ご飯を抜いているのに、なかなか痩せない。
むしろ太ったかも?
ご飯やパン、パスタ、うどん、などが糖質が多いというのは誰でも知っていることだと思いますが、それ以外の食材についてはどれも一緒くらいと考えている人がまだまだ多いです。
糖質制限するためには、
がんもどきと納豆だったらどっちがいいのか? ワインと梅酒だったらどっちがいいのか? ソースと醤油だったらどっちがいいのか?
すぐに答えることができるでしょうか。
今回は糖質制限ダイエットを成功させるために、普段ならほとんど気にしない食材にスポットを当てて、「似たもの食材ではどちらが糖質が少ないのか」というのを比較してみました。
ご飯を抜いているのになかなか痩せないという人は、もしかしたら知らず知らずに糖質の多い食材ばかりを選んで食べているかもしれません。
Contents
枝豆とそら豆
お酒のおつまみとして定番の「枝豆」と「そら豆」。似た者同士にみえる食材ですが、実はまったくの別物です。
そら豆はソラマメ属で、枝豆はダイズ属で、属種がまったく違います。このふたつを比較すると、枝豆のほうが糖質が少ないです。
居酒屋で一杯やるときのおつまみは、枝豆をチョイスすると良いですよ。
がんもどきと納豆
同じ大豆が原料の「がんもどき」と「納豆」。
がんもどきは、人参やレンコン、ごぼうなどを混ぜて油で揚げたものです。
なので、一見納豆よりもがんもどきのほうが糖質が多いと思ってしまうところですが、実はがんもどきのほうが糖質は少ないんです(カロリーはがんもどきのほうが高いです)。
大豆を茹でで発酵させた納豆は、大豆本来の糖質もしっかり含まれています。
「がんもどき」と「納豆」、食べるシーンは違えど、糖質制限をしながらも植物性たんぱく質を摂るとしたら、がんもどきはオススメ食材です。
生姜とニンニク
味付けのアクセントになる食材の「生姜」と「ニンニク」。
定食屋さんや中華屋さんに行けば、「生姜焼き」「生姜炒め」といった生姜をつかったメニュー、「ニンニクソース」「ニンニク炒め」といったニンニクをつかったメニューなどが置いてありますね。
糖質制限をするなら、生姜を選ぶと良いです。生姜もニンニクも、料理にはそこまで量は使わない食材ですが、チリも積もればということで覚えておいたほうがいいですね。
クラゲとひじき
海の食材である「クラゲ」と「ひじき」。
クラゲというのはカラダに水分が多い生き物で、ほとんどがゼラチン質(たんぱく質の一種)でできています。そのため糖質はほとんどない食材なのです。
一方ひじきは、海藻の一種。海藻は光合成をおこないながら炭水化物を作り出している生き物でそれをエネルギーとして使っています。ゆえに糖質を含んでいる食材なんです。
糖質制限をしているときに前菜選びをするなら、「ひじきの煮物」よりも「クラゲの冷菜」を選ぶと良いですね。
こんにゃくと春雨
プヨプヨしていて何だか似ている食材の「こんにゃく」と「春雨」。
こんにゃくの原材料はコンニャクイモで、ここに含まれている糖質(グルコマンナン)は人の消化酵素では消化できません。腸をそのままスルーしてしまいます。そのためカラダが吸収する糖質は極めて低いんです。
一方の春雨は、ジャガイモやサツマイモなどのデンプンで作られた食材なので、糖質がたっぷり含まれています。春雨=ヘルシー、と思って糖質制限をしているときもついつい食べてしまいがちですが、意外にも糖質オバケな食材だったというわけです。
最近では、春雨の食品に代わるこんにゃくで作られた麺なども発売されているみたいなので、選ぶならそっちを選んだほうがいいですね。
ワインと梅酒
「ワイン」「梅酒」では、どちらが糖質が低いのでしょうか。
糖質制限中でもお酒は飲みたくなるものです。コンビニで買ってくるのはいつも「糖質オフ」のグリーン色のビールなわけですが、外で飲むときは、ワインが美味しいところに行くこともあれば、飲み放題の居酒屋に行くこともあるはずです。
ワインは糖質が含まれています。醸造酒なのでブドウ由来の糖質が残っているからです。
でも梅酒にはそれ以上の糖質が含まれています。
梅酒の作り方をご存知でしょうか?ベースは焼酎を注いで作っていくんですが、そのビンの中には梅と砂糖が交互に詰め込んであるのです。あの甘みはすべて砂糖から来る甘み。糖質も大変なことになっているんです。
焼酎やウィスキーといった蒸留酒と呼ばれているものは、糖質が少ないお酒ですが、アルコールの強さや飲みにくさなどもあって苦手な人も多いです。
もし飲めるお酒がビールのほかにワインと梅酒しかなかったら、糖質制限中はワインを選ぶと良いですね。
プレーンヨーグルトとヨーグルトドリンク
プレーンヨーグルトとヨーグルトドリンク、どちらが糖質が低いのでしょうか。
プレーンヨーグルトにも糖質は含まれているのですが、ヨーグルトドリンクほどではありません。ドリンクには飲みやすいように糖で甘みを加えているので、その分糖質も多く含まれているからです。
ただプレーンヨーグルトの場合でも、蜂蜜や砂糖をかけたら一緒のことなので糖質制限中は注意しましょう。
また糖質制限をしているときは、便が硬くなったり便秘になりやすいので、腸の機能を整える乳酸菌を多く含むヨーグルトは積極的に摂ると良いです。
醤油とウスターソース
調味料として欠かせない「醤油」と「ウスターソース」。
醤油は大豆を原料としてつくられた発酵食品なので、大豆に含まれていた糖質が残っていますが、ほんの少量です。
一方のウスターソースは、野菜や果物のジュースなどに、塩、砂糖、香辛料などを加えた調味料です。そこには、砂糖の糖質や野菜や果物の糖質がしっかり残っています。
なので、醤油とウスターソースを比較すると、醤油のほうが糖質は低いです。
目玉焼きにかける調味料を選ぶなら、糖質制限中は醤油を選ぶと良いですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
普段ならほとんど気にしない食材だったので、糖質制限中も意識しないで食べていたんではないでしょうか。
糖質の多い食事である、ごはんやパン、パスタやうどんといったものはしっかり抜いたり減らしたりしているのにも関わらず、なかなか痩せないという場合は、こういった何気ない糖質の多い食材を摂っていたのかもしれません。
また、今回は似たもの同士の食材を比較したわけですが、どちらかを選ばなきゃいけない時ってほとんどないと思います。というのもここで書きたかった大事なことというのは、どちらの食材が糖質が低いのかではなくて、その食材にはどれくらいの糖質が含まれているものなのかということです。
これをわかっていれば、食事をするときに糖質が多い食材を避けることができるからです。
食材ひとつひとつの含有量を覚える必要はまったくないのですが、「これってたしか糖質多いって言ってたな」と、イメージできるだけでも、糖質制限中の食事は変わっていくものです。
糖質制限をしてかっこいいカラダを目指すなら、ごはんを抜くだけではなく他の食材にも気をつけて食事をすると良いですね。
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