入国審査で使う英会話は、たった3つの返答を覚えるだけで大丈夫!
海外旅行で目的の国について、最初の難関は入国審査ではないでしょうか?
国によっては、入国審査官がコワい顔をして仕事をしているので、余計に緊張します。海外旅行初心者や英語初心者には、なおのことハードルが高いかもしれません。
でも安心してください!入国審査で使う英会話の基本は、たった3つです。
3つとはなんでしょうか?滞在の目的、滞在期間、滞在先です。入国審査の実際に聞かれる順番に即して、考えていきましょう。
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あなたの順番が回ってきたら、まずはパスポートを見せるだけでOK!
まずは、自分の順番が来る前にやっておくことがあります。出入国カード(EDカード)の記入です。
たいていは飛行機の中で配られますが、入国審査待ちのところに出入国カード(EDカード)を記入するためのカウンターが用意されています。速やかに入国するために記入しておきましょう。
飛行機の中で記入するためにペンを1本、航空機内に持ち込む荷物に含めておくと便利です。
そして、「Next! / 次の方。」と言われるとあなたの順番です。まずはパスポートを見せましょう。入国審査官はたいてい次のように言います。
May I see your passport? / パスポートを見せていただけますか?
Passport please. / パスポートをお願いします。
あなたは次のように言ってパスポートと出入国カード(EDカード)を見せましょう。
Here you are. / どうぞ。
緊張して何も英語が出てこなくても大丈夫です。パスポートと出入国カード(EDカード)を入国審査官に差し出せば、入国審査官もわかります。
これだけは覚えておこう!入国審査のときに使う3つの英会話
パスポートを差し出した後は、入国審査官と多少なりとも英会話をしなくてはなりません。
でもそこで緊張する必要はありません!たいてい聞かれることは決まっているからです。
これから紹介する3つの英会話さえマスターしてしまえば大丈夫です!是非覚えておきましょう。
① 滞在の目的を問う英会話
パスポートを差し出した後は、大抵、その国に訪れた目的を聞かれます。次のように聞く入国審査官が多いでしょう。
Are you here for business or pleasure?
/ あなたはここにビジネスのためにいますか?それとも遊びのためですか?
Business or pleasure?
/ 仕事?それとも遊び?
What’s the purpose of your visit?
/この滞在の目的は何ですか?
あなたは余計なことは言わず、旅行の主な目的を簡潔に伝えれば大丈夫です。
観光や遊びと伝える
Pleasure. / 遊びです。
Sightseeing. / 観光です。
On vacation. / 休暇です。
仕事と伝える
Business. / 仕事です。
留学と伝える
To study. / 留学です。
友達を訪ねてきたと伝える
I’m here to visit my friend. / わたしは友達を訪ねるためにここにいます。
最初に聞かれることは決まっていますので、自分の目的の単語だけ覚えておきましょう。
② 滞在期間を問う英会話
滞在目的の次は、大抵は滞在期間を聞いてくるでしょう。次のように尋ねてくる入国審査官が多いかもしれません。
How long will you stay in this country?
/ どのくらいこの国に滞在しますか?
How long are you planning to stay?
/ どのくらい滞在する予定ですか?
When will you return to your country?
/ いつあなたはあなたの国に帰りますか?
このように入国審査官に聞かれたなら、これも簡潔な仕方で述べることができます。
期間を答える
One week. / 一週間です。
いつ帰るか日にちを答える
I will return home next Monday. / 来週の月曜日に帰ります。
トランジットの場合
Just to transit. / トランジットです。
大抵は、How long~?と期間を聞かれることが多いので、3日間なら3daysといったように、日数の英語だけ覚えおけば大丈夫です。
③ 滞在先を問う英会話
厳しい入国審査官の場合は、次に滞在先を聞いてきます。これも準備しておいた方がいいでしょう。入国審査官は次のように聞いてきます。
Where are you going stay?
/ どこに滞在しますか?
ホテルの場合
At a hotel. / ホテルです。
At the Sheraton Hotel. / シェラトンホテルに泊まります。
I’ll look for the hotel from now on. / これからホテルを探します。
友達の家の場合
At a friend’s house. / 友達の家です。
入国審査官は具体的にどこに泊まろうとしているか聞きたがっていますので、ホテルの場合、具体名を述べた方がスムーズに手続きが運びます。
以上が入国審査のときに覚えておくべき英会話です。入国審査のときは、ここまでの3つの英会話さえマスターしておけば、緊張したりオドオドすることはなくなります。以外と簡単じゃん!と思った方も多いんではないでしょうか?
しかし稀にですが、さらに突っ込んで聞いてくる入国審査官も中にはいます。
そういった意地悪な?厳しい入国審査官に当たってしまったときでもスマートにクリアできるように、もう少し深掘りした英会話も紹介していきます。
覚えておくとかなりスマートな入国審査時の英会話
滞在先の住所を問う英会話
滞在先を聞いてきた後に、滞在先の住所を聞いてくる場合があります。その場合は、出入国カード(EDカード)に書いた住所を言いましょう。
入国審査官は次のように尋ねてきます。
What address will you be staying at?
/ 滞在先の住所は何ですか?
Do you know the address of you’re staying?
/ あなたが滞在する住所はわかりますか?
What’s the address of your friend’s house?
/ あなたの友達の住所は何ですか?
あなたは出入国カード(EDカード)にも記入した具体的な住所を答えます。答える際に気を付けたいのは、日本と語順が逆になることです。
日本だと、東京都港区六本木○○-×のようになりますが、英語だと言う順番が変わり、
○○-×, Roppongi, Minato-ku, Tokyo, Japanのようになります。
ちょっとめんどくさいですね。そこで簡単な方法としては、ホテルを予約した際のページをプリントアウトして持参していく方法もあります。住所を答えるのが難しそうなら、是非そうしてください。
帰りのチケットはお持ちですか?の英会話
これも聞かれることがあります。入国審査官は次のように聞いてきます。
Do you have a return ticket?
/ 帰りのチケットはお持ちですか?
持っていれば、
Yes, here you are. / はい、どうぞ。
持っていなければ、
No. I’ll buy one before I leave. / いいえ。帰る前に買います。
この質問はけっこう突っ込んでくる入国審査官がいるので、できるなら帰りのチケットは買っておいた方が無難です。そして、滞在先の住所のところでも使った手ですが、今はチケットをネットで購入するとeチケットでプリントアウトできるので、プリントアウトしたものを見せてしまうのもいい方法です。
アメリカに来るのは初めてですか?
これもたまに聞かれますね。入国審査官は次のように聞いてきます。
Have you ever been to America?
/ アメリカにいたことがありますか?
Is this your first time coming to America?
/ アメリカに来たのは初めてですか?
First time to the US?
/ アメリカは初めて?
あなたが初めてであれば
Yes. This is my first time. / はい。これがわたしの初めてです。
もちろん「Yes. / はい。」だけでも問題ありません。
何度か来ていれば
No. This is my second time. / いいえ。2回目です。
と答えることができます。とっさに英語が出てこなかったら指で表しても大丈夫です。
職業はなんですか?
これもたまに聞かれますね。職業に関してはたくさんの英単語があるので、注意が必要です。入国審査官は次のように尋ねてきます。
What is your occupation?
/ あなたの職業は何ですか?
これは決まり文句ですね。Workやjobといった仕事を表す英語もあるのですが、workは仕事全般を指して使われるので、「What is your work?」という聞き方はしません。Jobは誰かが行なう具体的な仕事をしています。それで、「What is your job?」この聞き方もあまりしません。もうすでに仕事をしている前提で、仕事の内容を聞くニュアンスですので、初対面の人には使ってきません。フランクな入国審査官なら次のように言います。
What do you do?
/ 普段何をされてるんですか?
そして、あなたは具体的な仕事を答えます。
I’m a student. / わたしは学生です。
I work as a programmer. / わたしはプログラマーとして働いています。
I work with computers. / わたしはコンピューター関連の仕事をしています。
困ったらとっさにこれを言おう!あなたを助ける入国審査時の英会話
ここまで紹介した英会話さえ分かっておけば入国審査なんて楽勝なわけなのですが、質問された内容が聞き取れなかったり、緊張してしまって言おうとする英語をど忘れしてしまうこともあるかもしれません。そんなときのために、困ったときの英会話をいくらか覚えておきましょう。
英語が聞き取れなかったとき
I’m sorry. Could you say that again? / すいません。もう一度言ってくれますか?
相手の話す英語が速すぎて聞き取れない時
Could you speak more slowly please? / もう少しゆっくり話してくださいますか?
全然通じない!ダメだこりゃ。。
Does anybody here speak Japanese? / どなたか日本語が話せる人はいますか?
入国審査官の方、勘弁してください。。
I’m sorry. I’m not good at English. / ごめんなさい。英語が苦手なんです。
一番の心配事!ヒアリングをマスターするコツ
これまで入国審査の時に行なわれる英会話を紹介してきましたが、すべて例文です。全く同じように言ってはくれるとは限らないですし、英語にも訛りがそれぞれありますので、一字一句聞き取るのは英語を聞きなれた人でも難しいものです。それが証拠に、英語のネイティブ同士の会話を聞いていても、聞き返して確認しながら会話するのは普通のことです。
そこで、一番の心配事であるヒアリングをマスターするコツを最後に紹介していきます。ポイントはキーワードを拾うことです。
英会話のヒアリングのコツ ①滞在目的
「Why / なぜ」と聞こえたら、なぜここに来ましたか?と言っているのかなと予想します。
Why are you here? / なぜここにいますか?
以下に、他にも滞在の目的を聞かれる際にヒアリングで注意したいキーワードをあげます。
What / 何
Purpose / 目的
Business / 仕事
Pleasure / 遊び
Visit / 訪問
英会話のヒアリングのコツ ②滞在期間
同じように滞在期間を聞かれる際も、一字一句英語を聞き取ろうとしないでキーワードを拾うような楽な気持ちで聞きます。楽に聞こうとすると、逆に聞き取れます。
例えば「How long」しか聞き取れなくても、どれくらいだから滞在期間を聞かれているのだなと予測します。
How long are you going to stay in the US?
/ どれくらいアメリカにとどまる予定?
以下に、他にも滞在期間を聞かれた際に注意したいキーワードをあげます。
When / いつ
How many days / 何日
Until when / いつまで
英会話のヒアリングのコツ ③滞在先
滞在先を聞かれる際も同じです。集中して聞き逃さないぞ、っていう意気込みはかえって英語初心者には悪く作用します。キーワードを拾う気持ちで、今聞こえたかもで、英会話を続けます。聞かれたことに間違えて答えても、入国できないというようなことはありません。向こうもプロですので、正直に行動すれば伝わります。
例えば「Where」の最初の一文字しか聞こえなくても、「どこに」だから滞在先だなという風にです。
Where are you going to stay?
/ どこに泊まりますか?
以下に、滞在先を聞かれた際に注意したいキーワードをあげます。
Address / 住所
hotel / ホテル
house / 家
まとめ
いかがでしたでしょうか。
入国審査で使う英会話は基本的には、滞在目的、滞在期間、滞在場所のたった3つの返答を覚えるだけで大丈夫です。
しかし厳しめの入国審査官の人も稀にいるので、より深掘りした英会話も覚えておくと安心です。いろいろな英会話の例文も載せましたが、ぜひキーワードを覚えて、ヒアリングの際はキーワードを拾うような楽な気持でのぞんでください。
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