口臭が気になったらこれ飲もう!口臭対策に効く飲み物11選。
もしかしたら、息が臭いのかも。。。口臭は自分では気づきにくいものです。
人と会話をしている時、相手がふと不快な表情をしたり、徐々に離れていったりと、不安になってしまったことはないでしょうか?
もしかしたら口臭が発生していて、相手に不快感を与えているかもしれません。
そんな時に、おすすめなのが口臭を消すことができる飲み物です。飲み物で手軽に、違和感なく口臭予防ができれば安心ですよね。
飲み物で口臭予防ができればいいなと思っている人は是非ご参考にしてみて下さい。
Contents
そもそも、口臭が起きる原因とは?
口臭にはいくつか種類があります。それは生理的口臭、外因的口臭、病的口臭です。
① 生理的口臭
虫歯や歯周病でもない、胃腸も内蔵も問題ない、耳や鼻、喉なども健康にも関わらず口臭がする、、これが「生理的口臭」です。生理的口臭というのは、このように健康な人でもしばしば起きる口臭のことで、普段の食事や生活の影響で起きるものです。
例えば、朝起きた時やお腹がすく時間帯、緊張やストレス等により、唾液が減少する事でも引き起こされます。
普段、口臭を防ぐのに、重要な役目を果たしているのが唾液による抗菌・殺菌作用です。唾液は常に分泌され続けていて、この唾液の流れが口臭の原因となる細菌を増やさないようにコントロールしています。
生理的口臭も唾液により抑えられていますが、上記の要因で唾液が減少する事によって口の中が乾き、細菌が増殖することによって口臭が強くなるのです。
② 外因的口臭
外因的口臭は口に入れたものが直接臭いの原因となる口臭のことです。
例えば、ニンニクやニラ、納豆など、ニオイが強い食べ物を口に入れることで外因的口臭が発生します。
また、喫煙や飲酒も外因的口臭の原因となります。
喫煙と飲酒は、長期的に摂取を続けることで身体の中に取り込まれた臭いが徐々に溜まっていき、それが胃から排出されるようになってしまいます。そのため、禁煙や禁酒を実行してもすぐに外因的口臭が解消されない場合がありますので注意が必要です。
③ 病的口臭
病的口臭は口腔内やその他の部分の疾患によって起きる口臭のことです。口腔内の疾患としては、虫歯や歯周病、口内の炎症等があげられます。
その他の部分の疾患としては、蓄膿症や慢性鼻炎、慢性気管支炎などの耳鼻咽喉疾患や糖尿病、胃潰瘍、肝炎などの内臓疾患が挙げられます。
このように、口臭と内臓は実は密接な関係があります。胃の不調や便秘、肝臓や腎臓の重い病気まで、内臓が原因で口臭がきつくなる要因はいくつもあるのです。
例えば、胃の調子が悪くなると、食べた物が消化されずに消化不良を起こします。長時間消化されずに胃に残った食べ物は悪臭を放つようになります。この悪臭が胃の壁から血液に取り込まれて全身を巡り、肺に運ばれてくると呼吸と一緒に体の外へ漏れていくのです。
①と②に関しては、基本的に飲み物で口臭を抑えることができます。
しかし、③に関しては、一時的に飲み物で口臭を抑えることができますが、口臭や体調の異変がある場合は治療が必要である場合が多いので、病院に行く事をおすすめします。
口臭対策に効く飲み物11選!
口臭が気になったらこんなものを飲んでみてください。
① 緑茶
緑茶にはカテキンとフラボノイドという殺菌・消臭成分が多く含まれています。
このカテキンとフラボノイドは口臭の大きな原因である口内の細菌を殺菌したり、細菌が発生させた悪臭を消臭してくれるので、口臭を抑えることができます。
しかし、飲みすぎると、緑茶に含まれるカフェインの利尿作用によって体の水分が奪われ、口内の唾液の分泌量が減少することで口臭もきつくなってしまうので注意が必要です。
緑茶を飲む時は、適量口の中に含み、口の中全体が湿るように飲みましょう。また、緑茶でうがいをするのも口臭予防には効果的です。
② 紅茶
紅茶には紅茶ポリフェノールという成分が含まれています。
紅茶ポリフェノールは歯周病菌の活動を抑制する効果があるので、歯周病を予防することができます。歯周病は歯槽膿漏(しそうのうろう)とも呼ばれていて、悪化すると膿(うみ)が出てきます。この膿によって、ひどくなるのが歯周病の口臭です。歯周病を紅茶で予防することで、口臭の予防にもなるのです。
また、口臭は主に口腔内で発生しますが、これは口腔内に残った食べカス等を口腔内細菌が分解する際に悪臭のガスである「VSC(揮発性硫黄化合物)」が発生するのが原因です。このVSCは硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドという3種類のガスです。 紅茶ポリフェノールはこの内メチルメルカプタンの臭いを抑えることができるので、口臭予防に効果的なのです。
タイミングとしては、食事やおやつの間に飲むこともよいのですが、紅茶の口臭予防効果を期待するのであれば、食事と食事の間に喉を潤す感覚で飲むのがおすすめです。また、紅茶うがいもおすすめです。紅茶うがいは口臭予防だけでなく、風邪やインフルエンザの予防にも効果があります。
緑茶同様、カフェインが含まれているので注意が必要です。
③ ウーロン茶
ウーロン茶も、殺菌・消臭作用のあるカテキンとフラボノイドの含有量が多いので口臭予防になります。
そもそも紅茶とは緑茶、ウーロン茶と同じ茶の樹から作られるもので、この3つの原料は同じということになります。同じ原料なのに味が変わってしまうのは製造過程が違うためです。
お茶の葉を発酵させると烏龍茶になり、完全に発酵させると紅茶に変化し、無発酵の場合は緑茶ということになります。発酵の度合いによって、味や香りが変化していて、呼び名が変わっているだけなのです。
そのなかでも、ウーロン茶は、ニンニクや脂っこい料理が多い中国料理の後に、飲むことで脂肪分の摂取を抑える効果があったり、口臭の予防効果もあると言われています。
ちなみに、烏龍茶や紅茶にもカテキンが含まれていますが、一番カテキンを多く含むのは緑茶といわれています。
④ ジャスミン茶
ジャスミン茶は中国茶の1つ「花茶」と呼ばれるフレーバーティーです。
ウーロン茶同様、ニンニクなど香りの強い食材を使う中国料理などでは食後にジャスミン茶を提供するお店があります。ウーロン茶やジャスミン茶などの中国茶は、体内の脂肪吸収を抑制させる効能や口臭予防効果が高いと言われています。
そのほかにも、ジャスミン茶には強力な抗菌効果や虫歯を予防する効能も含まれています。また、ジャスミン茶に含有されるカテキンなどには強い消臭効果や抗菌効果があり、香りの強い食材の臭いを抑制する効能があります。そのため、口臭同様、体臭も予防することが出来ると言われています。
⑤ 味噌汁
病的口臭が原因となるように、腸が汚れていると口臭だけでなく体臭や人によっては便臭さえすることもあります。では、腸が汚れると、なぜ口臭の原因になるのでしょうか?
それは、善玉菌と悪玉菌が関係しています。私たちは年齢を重ねることで善玉菌より悪玉菌が増えてしまいます。ところが、腸が汚れることで悪玉菌がさらに増え、アンモニアなど強烈なガスが発生します。このガスが口臭や体臭の原因となるのです。
つまり、腸内の悪玉菌を減らし善玉菌を増やすことが口臭改善につながることとなります。悪玉菌を減らし善玉菌を増やす手助けをしてくれるのが発酵食品です。納豆や味噌、ぬか漬けなどの発酵食品は毎食摂りたい口臭改善食品です。そのなかでも、おすすめなのは、朝食時に味噌汁を飲むことです。
食事と一緒に味噌汁を飲むことで、腸内環境を整え、便秘や消化不良を改善することで腸から来る口臭の改善につながるのです。
⑥ 昆布茶
口臭を防ぐのに、重要な役目を果たしているのが唾液による抗菌・殺菌作用であることを記しましたが、昆布を口に含むことで唾液が分泌されて口の中が潤い、唾液の殺菌効果で口臭を予防できます。この際、強く噛まずになめるように食べた方が唾液を増やせます。また、昆布のネバネバの成分(フコイダン)は胃の中の食べ物を覆う事で臭いの発生を抑えてくれる効果があります。
⑦ 水
口の中が乾燥することによってできるのが口臭です。ですから、水分補給をすることで、口の中の乾燥を防いでくれるのはもちろん、摂取した水分が唾液原料にもなるので、口臭の予防につながります。
この際、手軽に飲むものとしておすすめなのは、いつでもどこでもすぐに飲めるという点で水が最適です。水は糖分など余計なものが入っていないという点など、最も手軽に行える口臭対策と言えるでしょう。
⑧ 牛乳
牛乳による口臭予防については古くから生活の知恵として浸透していることから、口臭予防として牛乳を飲んでいる方も多いのではないでしょうか?
しかし、残念ながら、牛乳の消臭効果は必ずしも万能ではなく、口臭の原因によっては消せる臭いと消せない臭いがあるのです。
牛乳によって臭いを軽減できるのは、強い臭いの成分である「アリシン」が含まれている、ニンニクや長ネギ、あさつき、ニラ、タマネギといった食材です。
アリシンはタンパク質と結合しやすい特徴を持っていることから、アリシンを含む野菜を食べた後に牛乳を飲むと、牛乳に豊富に含まれるタンパク質がアリシンを包み込み、体内に消化吸収されにくくなり、口臭を軽減してくれるのです。
牛乳で消せない口臭として挙げられるのが、アルコールによる臭いです。また、歯周病や虫歯、ドライマウスなど、口の中の病気が原因で発生している口臭には効き目がありません。さらに、胃腸の疾病や糖尿病などの呼吸器系、内臓系の疾患から発生する病的口臭にも、牛乳には何の効果も期待できません。
一方、注意点として、牛乳自体も独特の臭いを持っていて、牛乳自体が口臭を発生させる原因になる場合があるという点があげられます。
牛乳を飲んだあとは、舌の表面に牛乳の成分が残ります。牛乳は硫黄成分を含んでいるため、舌に残ったままだと悪臭の原因になります。ですから、牛乳を飲んだりしたあとには、歯磨きや軽く口をすすぐなどの口腔ケアも忘れずに心掛けましょう。
⑨ ココア
ココアの原料でもあるカカオにはカカオポリフェノールが含まれています。このカカオポリフェノールですが、紅茶ポリフェノール同様、活性酸素を抑えるアンチエイジングの効果で老化を抑え、歯周病を防いでくれるので、口臭の予防につながります。また、口腔内の菌の発生を防ぐ、強い抗菌化作用で、臭いを抑えることができるので口臭予防に効果的なのです。
⑩ レモン水
ただの水だけでも口臭予防になりますが、そこにレモンが加わったレモン水になるとさらに口臭予防の効果があがります。
レモンの酸っぱい成分のクエン酸には殺菌作用があるために、口内細菌の働きを抑える効果があります。また、レモンなど酸っぱいものを口にすると、唾液の分泌が促されます。
レモン水はクエン酸の殺菌作用と唾液の分泌の消臭作用で、水よりもさらに口臭予防に効果があるのです。
⑪ リンゴジュース
健康に良い果物といえば、リンゴがあげられますが、口臭にとっても、リンゴは効果的です。
リンゴの有効成分には、食物繊維のペクチンをはじめ、ポリフェノール、カリウム、リンゴ酸などがあります。これらは、強力な健康・消臭成分なのです。
消臭効果については、ポリフェノールやリンゴ酸による効果が大きく、主に、生理的口臭を抑えるのに効果的に働きます。また、リンゴには食物繊維のペクチンの他にも、セルロース、リグニンなどが含まれるため、強い整腸作用があります。リンゴの持つ整腸効果は、口臭の原因となる腸の不調や、便秘などを改善する効果があるため、口臭を抑える働きがあるのです。
リンゴジュースですが、一番生のリンゴに近い成分なのは、「ストレート100%果汁」のものです。生のリンンゴと同じような効果を期待するならば、「ストレート100%果汁」のリンゴジュースを選ぶようにしましょう。
口臭を悪化させてしまう飲み物に注意!
一般には不快臭を感じるわけではない飲み物でも、それを多量に飲むことによって口臭が発生する、あるいは口臭が発生しやすい環境を作ってしまう飲み物もあります。口臭予防に効果がない、逆に口臭を悪化させてしまう飲み物について紹介していこうと思います。
① コーヒー
コーヒーには独特の香気や、カフェインが含まれており、起床時や仕事の合間、食事の後など、リフレッシュするために欠かせない飲み物として愛用している方も多い飲み物です。
しかし、コーヒーには焙煎をする事で発生するコーヒー豆の微粒子が、舌に存在する細菌の増殖を助長し、独特の臭いを発生させてしまいます。また、酸性が強いとバクテリアが増殖しやすくなり、口臭につながるといわれています。
また、お茶同様、コーヒーに含まれるカフェインは体の水分を奪って唾液の分泌量を減少させてしまうので、口臭の原因にもなります。コーヒーを飲んだ際には、水を飲んだり、歯磨きや、舌をきれいにするなどの対策をしましょう。
② ジュース
炭酸飲料やジュース類には、多量の糖分が含まれています。糖類を含む炭酸飲料やジュースを飲むことで、口の中の細菌が繁殖しやすくなります。口の中で細菌が増えれば、悪臭ガスが発生し、口臭もきつくなってしまいます。ジュース類の摂取を控える事が望ましいですが、もし甘い飲み物を飲んだ場合は、コーヒー同様、歯磨きやうがいなどの対策をしましょう。
③ お酒
お酒を飲んだ後にはアルコールの臭いが口に残り、不快臭を発生させることになります。
これは、アルコールの利尿作用により身体が乾燥し、唾液の分泌量が減少してしまうことや、アルコールの成分が体内に吸収されて臭気を発すること等の原因が考えらます。
また、アルコールの過剰摂取によって胃腸などの消化器系にダメージが蓄積されると、それらの臓器の機能不全に由来する病的口臭が発生する可能性もあります。
口臭を予防することはもちろんですが、全身の健康のためにも、お酒は適量を心掛けることが大切です。
それでもお酒を飲み過ぎてしまった場合には、たっぷりと水分補給し、大豆製品など肝機能を促す食品を摂取するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
口臭対策に効く飲み物を紹介してきましたが、実践するのが難しい場合には、紹介したように水などを口に含むだけでも効果があります。
持ち歩いて、こまめに口に含んで口内の水分量を保つようにしましょう。
しかし、口臭の原因は口の中だけにあるとは限りません。そのため、口臭を防いでくれる飲み物があらゆる口臭に予防効果を発揮するわけではありません。
特に、病気が関わっている病的口臭の場合、飲み物の効果だけで口臭を予防することは難しく、効果があっても一時的なものに過ぎません。病的口臭の場合、口臭を改善することはもちろんですが、これ以上病気を悪化させないためにも治療をする必要があります。
口臭がなかなか改善しない場合は、病的口臭の可能性も考慮して、必要に応じて病院にかかるようにしましょう。
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