ボルダリングを初めてやる人必見!知っておきたい上達への15の知識

これからボルダリングを初めてみようと思っている方へ!
「ボルダリングってどんなことをするの?」「服装や道具は?」といった、ボルダリングの基礎知識から、「どうやったら上手くなるの?」といった上達方法まで徹底解説していきます。
これを読めば、あなたはもう初心者卒業です。
Contents
- 1 ボルダリングとは
- 2 はじめてでも大丈夫なの?向き不向きは?
- 3 ボルダンリングの道具って何がいる?
- 4 ボルダリングジムってどんなところ?
- 5 ボルダリングジムの料金っていくらぐらい?
- 6 ボルダリングのルールって?
- 7 課題ってどれくらいのレベル?
- 8 課題のコースってどうやって見分けるの?
- 9 課題ごとに違うルール
- 10 スタートとゴールで覚えておくこと
- 11 ボルダリングのマナー4個条
- 12 初心者脱却のための上達のコツ① つま先でホールドに立つ
- 13 初心者脱却のための上達のコツ② 腕の力を極力使わない
- 14 初心者脱却のための上達のコツ③ 考えて登る
- 15 ボルダリングは、せめて3回は続けてみる
- 16 まとめ
ボルダリングとは
ボルダリングとは、ロープなどの特別な器具を使わないクライミングのことを言います。もともとはフリークライミングの練習として始まったものですが、比較的安全で手軽に始められるということから、今ではたくさんの人から支持を集め、一つのスポーツジャンルとして定着しています。
最近ではボルダリング専用ジムというのもたくさん増えてきていて、経験者の数もかなり増えてきました。
また2020年の東京オリンピック追加種目として「スポーツクライミング」が選ばれる可能性もあって、今後さらに注目されることが間違いないスポーツです。
はじめてでも大丈夫なの?向き不向きは?
新しくスポーツを始めようと思うとなかなか大変なものですが、ボルダリングの場合は思い立ったその日から始められるスポーツです。
というのも初めてボルダリングをやるという人でも特別な道具はいりませんし、ジムに行けばスタッフさんが、ジムの設備や利用方法、ボルダリングのルールやマナー、登り方の実演などを初心者の人には必ずしてくれるからです。
また基本的に、ボルダリングには向き不向きというのはありません。
ボルダリングには、筋力だけあればいいってものではなくて、バランス感覚、柔軟性、経験など、さまざまな要素が影響してくるからです。
ジャングルジムやハシゴを登れるくらいの力があればボルダリングはできるものなので、筋力のない女性や子供でもスイスイ登っていくこともできますし、逆に身体を鍛え上げている人が全然登れないなんてこともあったりします。
年齢や性別が関係なく始められて、運動音痴の人でもボルダリングで意外な才能を発揮したりするのも、ボルダリングの人気を博している要素の一つなのかもしれません。
ボルダンリングの道具って何がいる?
画像引用元:http://blog.bepal.net/
「ボルダリングの道具」というのは、最初は一切必要ありません。
ボルダリングは「クライミングシューズ」と「滑り止め用のチョーク」、この2つがあれば始められるのですが、この2つの道具はどちらもジムでレンタルができるからです。
なので、極論を言えば手ぶらでボルダリングジムに行っても大丈夫というわけなのですが、本気でやるなら「運動用のウェア」「靴下」「タオル」の3つは用意していったほうがいいでしょう。
それは、足を上げたり広げたりするので動きやすい格好のほうが良いですし、夢中になってやっていると汗をかいたり、チョークの白い粉がついてしまうことがあるからです。またシューズを借りるには靴下を履いていないといけないので、サンダルで行って「靴下がない!」なんてことにならないように注意しましょう。
ボルダリング用に何か買う必要はありません。家にあるスポーツウェア、または動きやすい服をバッグに詰めていけば大丈夫です。
ボルダリングジムってどんなところ?
最近では色々なところでボルダリングができるジムが増えてきました。
ボルダリング専用ジムの数もかなり増えてきていて、関東だけでも100件以上、全国には300件を超えていると言われています。
こんな色とりどりの壁があるのを雑誌やテレビで見かけたことがあると思いますが、ボルダリングジムというのは特殊な場所というわけではなく、雰囲気で言えばスポーツジムのような感じです。
ジムの利用者も、会社帰りのサラリーマンや、OLさん、少人数のサークル仲間、カップル、ファミリー、子供など、ほんとに色んな人を見かけます。
ボルダリングジムの規模は特に決まったものはなく、広いところ、狭いところ、などお店によりそれぞれですが、壁の高さはだいたいにして3m〜4m程度の高さのところがほとんどです。なので天井高がとれている所であればOKで、ビルの1室がボルダリングジムになってたりすることもあります。
ジムの中にはボルダリングエリア以外に、更衣室、ロッカー、休憩スペース、ボルダリンググッズコーナー、喫煙所、といったスペースがあるのが一般的です。
またボルダリングは基本的に大汗をかくスポーツではないので、シャワールームがないところがほとんどです。気になる人は汗拭きシートなどを持っていくといいと思います。
ボルダリングジムの料金っていくらぐらい?
ボルダリングジムは基本的にフリータイム制になっていて、利用プランも平日プラン、土日祝日プランで料金が変わったり、平日18時まで、平日21時〜、夜間18時〜、といったかたちで、時間で区切られて料金も変わってきます。
ジムによっては回数券や、月間パス、年間パスなどを用意してくれていることもあるので、そのほうが割引率も高く、通えば通うほど安く利用できます。
またはじめての人は、ジムの登録料が必要になります。
これは、好き勝手に利用できるというわけではなく、「ジムに入会する」というかたちを取ってルールやマナーを守ってもらうためです。なので、身分証を提示する必要もあります。
そして、クライミングシューズとチョークのレンタル料も必要になります。
クライミングシューズは200円〜300円、チョークは100円、くらいが一般的です。
ボルダリングにはじめて行く人がかかる料金は、登録料、利用料、レンタル料、すべて合わせて、だいたい3000円〜4000円といったところです。
2回目以降は、登録料がなくなるので2000円前後くらいで利用できるようになります。
ボルダリングのルールって?
ボルダリングはルールがあって初めて面白くなります。
ルールを無視して登るだけだったら、ただ壁を登るだけになってしまうのですぐに飽きてしまうはずです。
ボルダリングには登っていくコースというのが決まっていて、それがボルダリングのルールであり、ボルダリング用語では「課題」と言います。
壁にところ狭しと取り付けられている色とりどりなものを「ホールド」と言って、課題は使っていいホールドが限られています。大きさや形がそれぞれ違うホールドに手をかけたり足を乗っけたりして、壁を上に上にと登っていくのがボルダリングの基本的な流れになります。
どこに手をかけたらいいのか、どういう体の向きにすればいいのか、足の置く場所はどこにすればいいのか、次のホールドどうつかむかといった、まるでパズルを解くような感じで壁をよじ登っていきます。
そして課題はだんだん難しくなっていって、難しくなるにつれて体以上に頭をよく使うようになります。課題をクリアしていくごとに体力もなくなってくるので、いかに頭で考えて登っていくかが課題をクリアするのに重要になってきます。
ボルダリングの面白みは、この課題を一つ一つクリアすることにあります。
課題ってどれくらいのレベル?
ボルダリングの課題は難易度によって級や段でグレードが分けられています。
一番易しい8級から始まって、課題をクリアすると次に昇級することができます。
各級のおよその目安は、
8級:普通に苦労せずに登れるレベル(梯子を登るレベル)
7級:コツをつかめば、腕力だけでも比較的簡単に登れるレベル
6級:簡単に達成するのが少し難しく感じるレベル。腕力だけではキツいのですが、クライミングのセンスのある人ならまだ簡単に登れるレベル
5級:初心者では達成するのが厳しいレベル
4級:ほとんどの初心者が登れないレベル、力任せも難しい(クライミングの技術を覚えないとクリアできないレベル)
3級:常連クライマーが密集して練習しているレベル。
2級~1級:プロor上級クライマーレベル
となっていて、1級の上はさらに、1段、2段とどんどん難易度は増してゆきます。
このように階級が設定されていると、上達するのが目に見えて励みになるものです。
クリアしていくごとに達成感を味わえますし、また階級もかなり細かく分かれているので、次は何級、次は何級と、長期的な目標も持ちやすくなります。
ただ壁をよじ登って課題をクリアしていくだけではなくて、この昇級していくというところがボルダリングの魅力と言えます。
課題のコースってどうやって見分けるの?
ボルダリングの壁には数え切れない無数のホールドがあり、いくつもの課題が設定されています。
なので、最初は自分が登る課題のホールドを見つけるのが難しいです。
ホールドごとに色が分けられていたり形が決まっていたりするわけではありません。
目印は、ホールドの真下に貼ってあるシールです。
画像引用元:http://orange2015.cafe.to/
課題ごとにシールの形や数字を書いて区別していて、それを見てコースを認識していきます。
ジムによって区別の方法が違うので、ジムのグレード表を見てみたり、スタッフに聞いてみると良いでしょう。
課題ごとに違うルール
ボルダリングには課題ごとにルールが設定されています。
それは、「足自由」「手足限定」といったタイプです。
「足自由」というのは、手だけ決められたホールドで登っていけば足はどこに乗せてもOK、というものです。初心者がまず最初に取り組む階級のほとんどは、この足自由のルールが設定されてあります。
「手足限定」というのは、手も足も決められたホールドで登っていかないといけないルールです。足が乗っけられるホールドも限られるので、態勢や足の位置なども考えて登らなければなりません。
また、覚えておきたいルールとしてホールドのないところ=壁は、使っても良いことになっています。
スタートとゴールで覚えておくこと
スタートのホールドは、階級で区別された課題シールに「S」の文字が書かれています。
画像引用元:http://moment-climb.jp/
この「S」の書かれたスタートのホールドを両手で持ち、足自由ならば乗せやすいホールドに、手足限定なら決められたホールドに足を乗っけます。
ゴールもスタートと似たような感じです。
課題シールに「G」が書かれているホールドに両手をつかめばゴールになります。
その際も、足自由ならば乗せやすいホールドに、手足限定なら決められたホールドに足を乗っけるかたちをとってゴールです。
ボルダリングのマナー4個条
ボルダリングを初めてやる人に、覚えておいてほしいマナーが4つあるので紹介します。
譲り合いながら登る
ボルダリングジムにはたくさんの利用者がいます。
特に週末になるとジムは込み合ってきて、ひとつの壁を使うのにも順番待ちをしたりする必要が出てきます。
そんなときに、他の利用者を無視してひとりで黙々と練習したり、グループで占領してやり続けるといったことはマナー違反です。常に空気を読んで、譲り合いながら登ることが重要です。
また順番待ちのときはなかなかタイミングが難しいものですが、「次いいですか?」と言って声をかけてあげれば、登っている人にも、自分以外に順番を待っている人にも知らせてあげることができてスマートです。
着地は慎重に
ボルダリングは安全と言われているスポーツですが、事故が起きることもあります。一番多いのが「着地」のときです。
壁の高さは3m〜4mあるので、下にマットが敷いてあるといってそこから飛び降りて変な着地の仕方をしたら、腰や足、首などを怪我することもあります。
また下に誰かいたとしたらぶつかって怪我をさせてしまう危険もあります。
ゴールをしたあとはどのホールドでもいいのでつかみながら下って行って、下に誰もいないか確認して、安全な高さに来たら両足で着地するようにしましょう。
時計や指輪、ネックレスなどは外す
時計や指輪をしたままだとホールドにぶつかって傷ついてしまうことがあります。またネックレスは、ホールドに引っかかったりすることがあるので危険です。必ず外してから登るようにしましょう。
ストレッチは忘れずに
ボルダリングは怪我の少ないスポーツだと思われがちですが、初心者ほど思わぬところを痛めてしまうことがあります。登る前には必ずストレッチをして柔軟性を高めておきましょう。
初心者脱却のための上達のコツ① つま先でホールドに立つ
ボルダリングには細かいテクニックがたくさんあります。
ですが、それは難易度がかなり難しくなってから必要になってくるものなので、初心者の人はまずは何も考えずにやってみて、ボルダリングに慣れることからスタートしましょう。
そして自分なりの方法でとにかくゴールを目指して登っていけば、自然と気付くはずです。
「ボルダリングってけっこう難しいんだな」と。
そこで、初心者脱却のためにボルダリングの上達のコツが3つあるので紹介します。
一つ目が、「つま先でホールドに立つ」ということ。
画像引用元:https://hobbee.jp/
ボルダリングのときのクライミングシューズというのは小さめのサイズを選ぶようになっています。これは、つま先で立つことが壁を登るのにとても重要だからです。
ですが初心者の人ほど、つま先をつかっていません。足全体でホールドに乗っかっています。上手な人は、つま先でトンっと乗っています。
つま先でホールドに立つことができると、
自分の体と壁のあいだにスペースができる
足を高く上げられる
つま先を軸に体の向きを自由に変えられる
ことができるので、壁が登りやすくなります。
足全体で立っているとその反対で体の自由がきかなくなり、一定以上のレベルになると登れなくなってしまいます。
つま先の立ち方にもポイントがあるのですが、まず覚えたいのが親指で乗る方法です。
クライミングシューズには名称があり、シューズの内側のつま先部分を「インサイドエッジ」と言い、外側のつま先部分を「アウトサイドヘッジ」と呼んだりします。
最終的にはどちらの部分でもホールドにしっかり立てるようになれるといいのですが、最初は親指部分である「インサイドヘッジ」で立てることを目標にしてみましょう。
そして、ホールドは滑りにくそうな場所を見つけて丁寧に足を乗っけていきます。小さいホールドもあれば形が変なホールドもあるので、なにも考えずに乗っけると滑ってしまうことがあるからです。
ただここで「滑るかもしれない」と恐怖を覚えてはいけません。その恐怖心があると手にも力が入らなかったり、腰が引けてしまって足を上げられなくなってしまうからです。
そこで「クライミングシューズは簡単には滑らない」と頭に入れておくといいでしょう。やってみると分かるのですが、クライミングシューズってほんとに滑らないんです。一か八かで全体重を乗っけて上に登ろうとしたら、意外にも「あっ、行けちゃった」ってことがほんとに多いです。
最初は勇気がいりますが、やっていくうちに「意外に行けちゃう」感覚がわかるはずです。まずはクライミングシューズを信じることから始めましょう。
初心者脱却のための上達のコツ② 腕の力を極力使わない
ボルダリングは初心者の人ほど腕の力だけで登っていくので、すぐに前腕がパンパンになって登れなくなってしまいます。前腕は普段あまり使わないところですし、鍛えにくい部分でもあるので、すぐに疲れてしまうんですよね。
上級者のテクニックがある人でも多少なりとも前腕は使うところなので、初心者の人の場合、テクニックもないので前腕が疲れてしまったらもう終了です。ゴール前で力尽きてしまいます。
なので、いかに前腕を疲れさせずに登っていくかが最後まで登りきれるかの秘訣になるのです。
ポイントは、ホールドに「引っかける」感覚です。
初心者の人は、滑って下に落ちないようにホールドをギュッと握るようにつかみます。これだと前腕に余計な力が入ってしまって疲れてしまうんです。
そこで、ホールドはつかむというよりか、握りしめずにひっかけるという感覚をもつことで自然と前腕の力も抜くことができます。
そして前腕は曲げてはいけません。なるべく伸ばすようにしてください。
鉄棒で懸垂するとき、ぶら下がっているだけなら疲れませんが、腕を曲げて上がろうとすると途端に疲れてしまいますよね。それと一緒で常に腕を曲げた状態にしているとすぐに疲れてしまいます。
なるべく腕を伸ばした状態で登り続けていくのが前腕を疲れさせないコツです。
腕がどうしても曲がってしまう位置にホールドがある場合は、ホールドの上でしゃがむ態勢をしてみたり、体の位置を変えてみたりして、とにかく腕が楽な態勢を見つけましょう。
男性の初心者の人の場合、力任せに登る人がとても多いですが、それだと必ず限界がきます。ボルダリングが上手くなりたければ、最初のうちから腕をできるだけ使わないように登ることを知っておくことが、とても重要なのです。
初心者脱却のための上達のコツ③ 考えて登る
ボルダリングは最初のころは何も考えなくても登れてしまうものですが、ある程度のレベルまで来たら必ず壁にぶつかります。どうしても越えられないホールドが出てくるのです。
そのときに、ただ闇雲に登っていくだけでは何も解決しません。
すぐに腕が力尽きて「もう無理!」と投げ出してしまいます。
そこで、なぜいつもそこで落ちてしまうのかを都度考えてみて、そこに行くまでの態勢を変えてみたり、腕を伸ばすことを意識してみたり、いろんな方法でアプローチしていって試すことが課題をクリアするのにはとても重要になってきます。
何度も失敗していたホールドの部分も、持ち方を変えただけであっさりクリアしてしまったり、今まで思い悩んでいたのは何だったんだろうと拍子抜けすることもあります。
ボルダリング上達の最大のコツは、とにかく「考えて登る」ことです。
つま先で立つこと、前腕を疲れさせないことを考えて登りながら、さらには失敗した原因を考えて工夫をこらす、ボルダリングは身体をつかうだけではなく、頭をフル回転させながら登っていきましょう。
ボルダリングは、せめて3回は続けてみる
ここまでボルダリング初心者の上達のコツを紹介してきましたが、最初からうまくいけたという人はかなり少ないです。ボルダリングは普段使わない筋肉を使うので、体力や筋肉がある人でも初めての場合はすぐにバテてしまうからです。
ですが、1週間くらいすれば筋肉痛は引いて、筋力や持久力が前よりも向上しているので、前のときに苦戦していた課題も簡単に登れるようになっているものです。なので、その一度ついた筋力や感覚を忘れないためにも、初心者の人はせめて1週間に1回のペースで3回は続けてみることをオススメします。
1回やっただけで向き不向きというのは絶対に分からないですし、不向きな人でも3回もやればだんだんコツも掴めてきます。
やり始めるなら最低でも3回はやってみることを目標にして、ボルダリングの魅力や、ボルダリングの達成感というのを味わってみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ボルダリングは特別な道具もいりませんし、運動が苦手な人でも誰でも簡単に始められます。
そして、ここで得た知識があればもうボルダリングを楽しめるはずです。
今週末にでも近くのボルダリングジムにお出かけしてみてくださいね。