ツライ痛みに効く!痛風に効く5つのツボとは?
痛風は文字通り風が当たっただけでも痛いと言われるほどの激痛が特徴で、こんな体に起こる痛みを我慢して生活をするのは心身共にストレスになります。
なかには痛風の痛みが我慢できないほど悪化することもあり、できればすぐに症状を改善したいと皆さん思うでしょう。
つらい痛風ですがツボ治療がとても効果を発揮しますので、早速困っている方に痛風に効くオススメのツボをご紹介したいと思います。
Contents
痛風の痛みに効く5つのツボを紹介!
ツボは身体のあらゆる症状を軽減したり病気治療のサポート効果がありますが、痛みが辛い痛風改善にも大変良いツボがあるのでご紹介しましょう。
① 照海(しょうかい)
足のくるぶしの一番高い部分から親指1本分の幅の下にあるくぼみ。このツボは腎臓の働きを整え尿酸を体外に排出しやすく効果があります。
② 湧泉(ゆうせん)
足裏の土踏まずの上部分の中央、足の指を曲げたときにへこむ部分がツボです。
ここは万能のツボと言われるように血液の循環を活発にし、内臓機能を高める作用があり、胃腸などの消化器官、腰痛、歯痛、そして腎機能を高める排泄系のツボとして痛風にも大変効果があります。
痛みの緩和、腎臓の働きをアップするメリットもあります。
太谿(たいけい)
引用元;Naverまとめ
アキレス腱とくるぶしの内側のくぼみにあるツボで、排尿機能を活発にし尿酸を排出しやすくサポートしてくれます。人間の生命力を強化する働きもあり生殖機能にもよいといわれています。
合谷(ごうごく)
引用元:https://www.queensway-group.jp/
手の人差し指と親指の骨が合流する部分から、人差し指側にずれている部分になるツボで、この部分を反対の手を使って嫌指と人差し指で挟むように刺激しましょう。
⑤ 肝臓によいツボ
引用元:http://miharinko.com/soleoffoot-care/
右の足裏、第二中足骨より第五中足骨のほどんをカバーするところで、薬指から4㎝ほど下にあるツボで、押すと軽く痛みを感じるので見つけやすいでしょう。
ここは肝臓機能を活発にし、尿素を体外に排出するため痛風を軽減する働きがあります。
ツボは東洋医学特有の考えで、ツボに気や血液がたまると体に不調が現れるとされているため、
ツボの刺激は不快な体の症状軽減や根本となる内臓器官の働きを高めるなどあらゆるメリットをもたらすものです。
主に痛みを和らげるツボ、腎臓や肝臓の働きを改善して尿酸を体外へ排出するツボが痛風に大変効果を発揮します。
痛風に良いツボを刺激するときの注意ですが、痛みが激しい時は患部周辺を無理に押さないこと。
ツボを押すときは、軽く痛みを感じる程度に5秒間ほど押してパッと離す動きを数回繰り返してください。
ツボは日常的に継続することで痛風の改善サポートになりますが、原因の根本が改善されるわけではありませんので、症状の悪化を予防するためには必ず病院で診察を受け、正しい治療を受けてください。
痛風発作が起きた場合は患部を冷やしたり、市販の痛み止め(アスピリンが含まれてないもの)を使うといった応急処置もありますのでぜひ参考にしてくださいね。
痛風時のNG行為
痛風の症状を悪化させるものに入浴があります。痛風は血流により心臓の鼓動とともにドクドクする痛みを伴うことがあり、入浴すると血液の流れが活発になるので痛みが悪化する可能性があるので注意しましょう。
そして患部を無理に触ったり揉み解すなど、刺激することも痛みが悪化する要因になるため、できるだけ触らないようにしてください。
痛風は結晶化した尿酸により引き起こされる痛みなので、患部では炎症が起こり痛みを発生させています。保冷剤や濡れタオルなどでそっと患部を冷やすと痛みの軽減にメリットになるでしょう。
また足を心臓よりも高い位置に置き、血流をやわらげて痛みを抑えることもできますが、我慢できないほどの痛みは我慢せず、医療機関で相談してください。
そもそも痛風とは?痛みの場所や脅威について。
苦しい痛風の症状について、痛風とはどのような原因と症状があるのか、改めて詳しくみていきましょう。
痛風とは
人間の体を構成する約60兆もの細胞はすべてに核があり、その核には核酸というものが含まれています。
プリン体は核酸を構成する物質の一つで、肝臓や腎臓で分解されたのちに尿酸となり、尿や便として体の外に排出される仕組みになっています。
しかし尿酸が過剰にある場合、もしくは排出する機能が低下した場合など、尿酸濃度が上がるとナトリウムと結びつき結晶化してしまうのです。この結晶が身体の体内の関節に沈着し、毛細血管が拡張して血流が激しくなり痛みや赤みを帯びた腫れを引き起こす痛風発作を招いてしまいます。
痛風という名前が付いたのはいくつかの諸説がありますが、お馴染みなのは「風が当たっただけでも痛い」ということから。またこの痛みは風が吹いたり止まったりする様子に似ていることから、痛風と呼ばれるようになったともいわれています。
痛みの場所
痛む場所は全体の7割が足の親指の付け根、9割は下半身に症状が現れます。
たんぱく質が少ない部位、温度が低い、動きの負荷がかかりやすい部分に症状が起こる傾向があります。
発作から24時間でピークを迎え、痛みは3日ほど続き、10日ほどで症状が軽減します。
痛風の脅威
痛風は痛みだけが症状ではなく、放置すると大変深刻な合併症を招くケースもあるため決して油断はできません。
そもそも尿酸の結晶が腎臓に蓄積されると腎障害を起こし、膀胱や尿路にたまる尿路結石になる、また痛風は肥満体型に多い症状であるためメタボリックシンドロームを招き、高血圧や糖尿病などの生活習慣病になりやすいこともわかっています。
さらに尿酸値が高い人は、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすいこともあり、痛風の合併症として大変注意が必要なのです。
痛みだけを我慢してやり過ごしても、体のなかではもっと深刻な状態が進み最終的に命にかかわるようなケースもあるため十分に注意しましょう。
生活習慣病は痛風患者さんだけに起こる病気ではありませんが、尿酸値との関係があるということが研究でもわかっています。
まとめ
ツボの場所はそれぞれに効能が異なりますので、痛風の方はご紹介したオススメのツボの場所を覚えて、体調の良い時に日頃からマッサージを心がけてください。
ツボの効果は個人差があり、すぐに症状が改善されないこともあるでしょう。また痛みの原因を根本から改善するためには、自分に合った治療を受けることが必要です。
ツボ押しは痛みの軽減などをはじめ、痛風を少しでも楽にするためのサポートとして活用してくださいね。痛風発作が起きてすぐに病院に行けないこともありますので、そのような場合にもツボ押しが大変便利ですよ。