ドライヤーで髪が異常に抜けるのは、使い方が間違っているのかも!?
ドライヤーをかけているときに洗面台や床に散らばる異常な抜け毛の数々。。
シャンプーで髪が抜けた後なのに、ドライヤーでもこんなに抜けたら不安になりますよね。
ドライヤーでの抜け毛というのは、原因の一つとして間違ったドライヤーの使い方にあります。ドライヤーは正しく使わないと頭皮や髪の毛に影響があるのです。
そこで今回は、抜け毛への正しい理解と、ドライヤーの正しい使用方法をポイントでまとめたので参考にしてください。
Contents
1日に抜ける髪の毛の平均は、約100本
健康的な髪の持ち主でも、1日に約100本前後は自然に抜け落ちています。
そして髪の毛が抜けるタイミングを割合で示すと、
- シャンプーの時に抜ける毛は、70%
- タオルドライ・ドライヤーの時に抜ける毛は、10%
- それ以外の時間(特に睡眠時間) 20%
と言われています。
1日100本抜ける人であれば、シャンプーの時に70本、ドライヤーの時に10本は抜けているということになります。
またシャンプーの時に洗い流せていなかった抜け毛もあることを考えると、ドライヤーの時の抜け毛は10本~20本くらいはあるということです。
あなたはドライヤーで髪が何本抜けていますか?
もし20本以上も抜けていないのであれば、ある程度の抜け毛は自然の摂理なのでそこまで気にする必要はないのかもしれません。
そして抜け毛は個人差があります。抜け毛は髪の量に比例していて、髪の毛の量が多い人はそれだけ抜け毛も多いですし、髪の毛の少ない人は抜け毛も少ない傾向にあるのです。50本程度の人もいれば、健康な髪の持ち主でも200本くらい抜ける人もいます。
また季節の変動により抜け毛の本数は変わると言われています。特に「春」と「秋」は抜け毛が増えやすい傾向にあると見られているので、1年中同じペースで髪が抜けるとも言い切れません。なので、抜け毛の本数だけで一喜一憂しないほうがいいでしょう。
シャンプーの抜け毛が増えると、ドライヤーの抜け毛も多くなる
1日の抜け毛のうち、10%がドライヤー時に抜けると言われていますが、実はドライヤーによる抜け毛というのは、シャンプーやシャワーで抜けきらなかった髪の毛が抜け落ちていることが多いのです。
シャンプーで抜け落ちた髪がほかの髪と絡まってシャワーですすぎ切れずに、タオルドライやドライヤーのタイミングで抜け落ちているのです。抜け毛の70%がシャンプー時、10%がドライヤー時と先ほど紹介しましたが、シャンプーとドライヤーで80%が抜け落ちると言っても間違いではないのです。
ただ、それだからと安心してはいけません。ドライヤーでも間違った使い方をすると、頭皮や髪に悪影響を及ぼして抜け毛を招く恐れがあるからです。
ドライヤーのときに抜けた髪の毛が、シャンプーの時の残り毛なのか、ドライヤーの影響による抜け毛なのかは判断が難しいので、まずは正しいドライヤーの使い方をしてドライヤーの影響による抜け毛を減らすことが大切です。
ドライヤーを間違った使い方をしていると
間違ったドライヤーの使い方を続けてしまうと、それは頭皮や髪の毛へのダメージとなり、薄毛の症状に繋がってしまう恐れがあります。
またドライヤーをかける行為自体が、少なからず頭皮や髪の毛にダメージを与えているものなので、弱っている髪の毛だとしたら少しのダメージでも抜け毛につながってしまいます。
ドライヤーがなぜ髪に悪いのか?
それはドライヤーによる熱のせいです。ドライヤーの熱風はとても高熱で、その熱だけでも目玉焼きができてしまうほどなのです。それだけの熱風が髪や頭皮に当たれば悪い影響を及ぼすことは容易に想像がつくはずです。
またドライヤーで乾かしきってしまうと、髪の内部の水分まで飛んでしまってパサつきの原因になったり、髪だけでなく頭皮の水分まで奪われてしまいます。頭皮にはある程度の水分が必要で、足りなくなると異常乾燥を引き起こしてしまってかゆみや抜け毛の原因になってしまうのです。
なんだかドライヤーって髪に良くないことばかりです。。
だったらドライヤーなんて使わないほうがいいじゃんと思うところですが、自然乾燥で髪を乾かすことはもっと頭皮には悪い影響を及ぼします。
ドライヤーを使わずに自然乾燥してしまうと
髪の毛が弱ってしまう
髪の毛の表面にはキューティクルというのが覆っていて、これのおかげで外からの刺激や、中からタンパク質や水分が失われないようになっています。言わば髪の毛を守ってくれているものです。
ただこのキューティクルは、髪の毛が濡れているときは開いた状態になってしまうので、タンパク質や水分が外に出ていきやすい状態になってしまっているのです。
髪の毛は90%以上がケラチンというタンパク質によってできているので、タンパク質が外に出ていきやすい状態が続いてしまうと、髪はどんどん弱っていってしまうのです。
頭皮の細菌が繁殖しやすくなる
細菌は湿ったところを好むので、自然乾燥中の濡れたままの頭皮はまさに繁殖するにはうってつけの場所になってしまいます。細菌が増えると、かぶれや炎症を起こしたり、抜け毛を悪化させてしまったりと、頭皮トラブルの元となってしまうので健康な頭皮を保てなくなってしまいます。
お風呂上りなどにドライヤーを使わずに自然乾燥で乾かしてしまうと、髪にも頭皮にも良くないのです。また雨が降ったときも同様のことが起きてしまいます。
そこで必要になってくるのが、ドライヤーの正しい使い方です。
ドライヤーで髪を乾かすときの正しい使い方
ドライヤーによる髪や頭皮への影響を最小限に抑えるための、ドライヤーをうまく使いこなすポイントや、正しい使い方を紹介します。
ドライヤーの前にタオルドライをする
ドライヤーによる熱のダメージを最小限に抑えるために、ドライヤーの前にタオルドライをしてよく乾かしましょう。こうすることで、ドライヤーの時間を減らせて素早く髪を乾かすことができます。
タオルドライの時は、頭皮や髪をあまりゴシゴシと拭かないように。地肌と髪の根本を、タオルの上から指の腹をつかって小刻みに動かして水分を拭き取っていくと、頭皮や髪を傷つけません。
ドライヤーの正しい掛け方
- 乾きの遅い襟足から乾かしていく。
- そして髪の内側から外側へ、髪の根元から毛先の順番へ乾かしていく。
- 髪が8割程度乾いたら、冷風に切り替えて髪を整えていく。
普段から髪が早く乾けばいいという考えで適当にドライヤーをかけていたと思いますが、髪への影響をなるべく与えずに、抜け毛を最小限に抑えるためにはドライヤーの正しい使い方を覚えることが大切です。
髪の乾かしすぎに注意する
ドライヤーの正しい使い方のところで、髪が8割程度乾いたら冷風に切り替えると紹介しました。これは髪の乾かし過ぎを防ぐためです。ドライヤーで髪を乾かし過ぎてしまうと、髪の毛に必要な水分まで蒸発してしまい髪が弱まってしまうのです。
また頭皮も異常乾燥を引き起こして、かゆみや抜け毛の原因になってしまう恐れもあります。
髪の乾かしすぎに注意するために、ドライヤーの前にトリートメント剤を使用するのも有効な方法です。
ドライヤーと頭の距離は、20cm離す
早く髪を乾かそうとドライヤーを頭に近づけてしまいがちですが、急激な熱は頭皮や髪を痛める原因になってしまいます。
特に、髪のキューティクルへのダメージは大きいです。
髪の表面を覆うキューティクルは、外からの刺激や中からタンパク質や水分が出ていかないように髪を守ってくれているものなのですが、熱に弱いという特性があり、ドライヤーとの距離を近づけすぎてしまうとキューティクルが傷ついてしまいます。そうなると髪の主成分であるタンパク質が外に出ていきやすい状態になり、髪がどんどん弱っていってしまうのです。
ドライヤーは頭から最低でも20cm以上は離して使うようにしましょう。
タオルの上からドライヤーを当てる
「ドライヤーによる熱のダメージを最小限に抑えたい」という方におススメなのが、タオルの上からドライヤーを当ててやる方法です。
こうすることでタオルの中がカラッとしたサウナ状態になるので、髪の水分がタオルに吸い込まれるようになり、素早く髪を乾かすことができます。
髪型をドライヤーで整えない方なら、髪へのダメージは抑えられて、素早く髪も乾かせるので一石二鳥です。
ドライヤーによる抜け毛は、本数よりも質に注意する
シャンプーやドライヤーの抜け毛の本数って、気になるとついつい数えてしまうものです。
でもそこで「抜け毛がヤバい。。ハゲるかもしれない。。」と気にし過ぎてしまうと、自然とストレスが溜まってしまい髪や頭皮に良くありません。抜け毛の本数には個人差があったり、季節の変動により差があったりするので、抜け毛が少々多くてもそこまで本数は気にしない方が良いです。
それよりも気にしなければいけないのが、抜け毛の「質」です。
髪の毛にはサイクルがあり、成長期→退行期→休止期といった3段階の流れで生えてから抜けるまでを繰り返します。通常抜け毛が起きるのは、休止期のときの髪です。成長がストップした太くて長い髪の毛が抜けていきます。
ですが、髪の毛のサイクルがおかしくなると、細くて短い毛が抜けるようになります。これは成長段階の若い髪の毛です。次に生えてくる髪の毛の準備もできていないので、結果ハゲてしまうのです。こうやって成長期の若い毛が抜けてしまうのは、男性型脱毛症(AGA)の典型的な特徴です。
太くて長い髪の毛ではなく、貧弱で細くて短い髪の毛が抜けることが多い場合は、AGAの可能性が高いです。その場合、ドライヤーの使い方だけの問題ではなくなり、医学的に治療をおこなう必要が出てくるので、抜け毛を見るときは本数よりも、どんな髪の毛が抜けているのか「質」に着目するようにしましょう。
関連記事:20~30代の若ハゲなら97%発毛!アゲインメディカルクリニックの評判や実際の口コミ。
ドライヤーでしっかり乾かした後は、育毛剤がよく効く!
これまでドライヤーで乾かすたびに髪が異常に抜けてしまっているとしたら、ドライヤーの使い方を正していくと同時に、弱ってしまった頭皮や髪をケアしていくことも大切です。ドライヤーでしっかり乾かした後は、育毛剤がより効果的に作用してくれますので、ドライヤーの正しい使い方を理解したこのタイミングで育毛剤を使ってみることをおススメします。
最近の育毛剤は、栄養補給や血行促進効果以外にもAGAの症状を抑制してくれる効果のあるものもありますので、自分に合った育毛剤を選んでみてください。
こちらで人気の育毛剤や、育毛剤の選び方や注意点の紹介をしています。是非参考にしてみてください。
関連記事:30代男性におススメの人気育毛剤TOP10選!選び方や注意点も紹介。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ドライヤーは少なからず髪へダメージを与えてしまうものなので、できるだけ髪に影響がない方法で使うようにしましょう。
そして抜け毛は自然の摂理で、健康なヘアサイクルであれば必ず髪は抜けていくもの。抜け毛の本数を気にするのではなく、どんな髪が抜けているのかをチェックするほうが重要です。
ドライヤーを正しく使うだけではなく、普段から髪をいたわる生活をしていきましょう。