中年男のいや~な加齢臭を抑える5つの対策方法。洗うだけじゃ治らない!
あれ?なんだか最近体臭が変わってきたような気がする…
それはもしかしたら加齢臭かもしれません!中高年の男性のほとんどが気にしている加齢臭。でも、自分では気づきにくいのが体臭の変化の特徴でもあります。
知らないうちに臭いで嫌がられているという悲しい事態になる前に、加齢臭についての知識を深めておきましょう。そもそも加齢臭は何歳から出始めるのか?加齢臭の原因物質はなんなのか?
歳を重ねれば直面する加齢臭の正体を暴き、その根本的な対策を5つご紹介します。
Contents
年齢を重ねるごとに気になる「加齢臭」ってどんな臭い?
加齢臭とは、名前の通り年齢を重ねることで生じる、中高年特有の体臭のことです。
「加齢臭」という言葉は、2001年に資生堂の研究で誕生した比較的新しい言葉ですが、聞いたことがないという方は少ないでしょう。
そのくらい有名な「加齢臭」ですが、どんな臭いなのか、いつから発生するのかご存知ですか?加齢臭の臭いは、青臭いチーズや古い本、数日放置したてんぷらの臭い、などと表現されます。脂が酸化したような臭いや古っぽい臭いが特徴としてあげられるようです。
加齢臭はいつ頃発症するのかというと、40代からと言われています。加齢臭の原因物質が40代に発生するようになるためです。
40代以上の8割は加齢臭を気にしている
加齢臭は40代以上ともなると8割の人が気にしているとも言われています。ということは、加齢臭を気にしているのはあなただけではないということです。そして、それだけ加齢臭になる人が多いとも言えます。
歳をとれば、変わることもあります。その中の1つとして体臭の変化があるということです。つまり、完全に避けることはできないということ。誰でも歳をとれば加齢臭は出てしまうものなのです。
じゃあ諦めろ、というわけではありません。加齢臭が出るのは歳をとれば当たり前と思い、加齢臭が出始める年齢になったら臭いを弱めるための対策を取っていくことが大切なのです。
加齢臭の原因は、ノネナールという物質のせい
そもそも、加齢臭はなぜ起こるのでしょうか?加齢臭は「ノネナール」という原因物質により生じることが、資生堂の研究によりわかっています。
ノネナールとは、皮脂が酸化することで生じる物質です。若いうちは皮脂が酸化することはありません。しかし、歳をとり代謝が落ちると皮脂が酸化するようになり、加齢臭の原因物質「ノネナール」が発生・増加していく。これが加齢臭が発生するメカニズムです。
その境目となる年齢が前述した40歳前後からと言われているわけです。
ノネナールだけじゃない!加齢臭をさらに強くしてしまう原因
加齢臭は歳を重ねれば誰でも生じる、という話をしましたが、人によって臭いの強弱はありますよね。なぜ加齢臭は人によって差があるのでしょうか?
その理由の答えの1つは生活習慣の中にあります。脂っこいものの食べすぎなどは加齢臭を強くしてしまいます。また、タバコや飲酒、ストレスを溜めすぎると同じように加齢臭を強くする作用があります。
加齢臭の原因は皮脂の酸化。脂っこいものを摂り過ぎればは皮脂の材料を増やす原因になりますし、タバコやアルコールを摂り過ぎやストレスは体内で活性酸素を発生させる原因になり皮脂の酸化を促進させてしまうからです。
もう1つは他の臭いと混ざって不快な臭いを強めてしまうことがあります。具体的には、口臭、汗の臭い、頭皮の臭いなどが加齢臭と混ざることで、より不快な臭いになってしまいます。
間違った方法で加齢臭対策していませんか?
加齢臭対策で香水に手を出すのはおすすめできません。特に男性ならなおさらです。香水は臭いをプラスするものです。加齢臭の上から香水の臭いを上塗りする形になるわけですが、果たしていい臭いがするでしょうか?
絵の具の上から違う色の絵の具を重ねれば重ねるほど汚い色になるのと同じで、臭いも重ねれば重ねるほど複雑な気持ち悪い臭いを発するようになってしまうことが多いのです。
特に、男性の場合は香水の扱いに慣れていない人も多いはず。香水を付けすぎてしまうことが多いようです。臭いは自分では気づきにくい分、知らず知らずのうちに香水臭いという印象を他人にもたれてしまう可能性が高くなります。
まずは、香水でごまかすことよりも加齢臭自体を抑える対策から始めるのが、加齢臭対策の正しい作法と言えそうです。
加齢臭を抑えるのに効果的な5つの対策方法を紹介!
さて、ここまで加齢臭の基本的な知識を確認してきました。
加齢臭は歳を重ねれば誰でも直面する問題であり、加齢臭が出てしまうことを前提にどう臭いを抑えるかがポイントだということでした。
では、具体的に加齢臭を抑えるための対策方法を見ていきましょう。
① 加齢臭が発生しやすい部分をしっかり洗う
お風呂に入った際は、加齢臭が発生しやすい部分をしっかり洗いましょう。
注意したい部位は、耳の裏、えり足、首の後ろ、肩、背中です。これらの部分は洗い残しがないようにします。
また体を洗う前には、40〜42度ぐらいの湯船にしっかりつかり、リラックスすることが大切です。シャワーを浴びて流すだけでは加齢臭は全く落ちないからです。お風呂に入ってから洗うことで、臭いの原因となる毛穴に詰まった皮脂や汚れがしっかり洗い落とせるようになり、加齢臭を強くさせてしまうストレスを軽減させる効果があります。
そして体の洗い方としては、丁寧にしっかり洗うようにするのがポイントです。ゴシゴシ洗うことがないように注意しましょう。ゴシゴシ洗うと皮脂が余計に落ちてしまいます。良さそうに感じますが、皮脂が流れすぎた分補充される皮脂の量も増えてしまい、悪化することがあるので注意が必要です。
② 食生活を見直す
食生活も加齢臭の強弱に関係してきます。動物性の脂肪を摂りすぎていませんか?脂の多い肉は美味しいですが、加齢臭の原因になる皮脂の材料になるので、動物性脂肪の摂りすぎは加齢臭悪化に拍車をかけてしまいます。
食生活の見直し方として、和食中心の食生活にシフトしていきましょう。和食は脂分が多くないため、動物性脂肪の摂りすぎを予防することができます。また、抗酸化作用がある食材をバランスよく取り入れることも有効です。バナナやアボカド、納豆などは抗酸化作用があるため加齢臭に対する効果が期待できます。
また加齢臭の原因であるノネナールの発生を抑えるものとして、野菜や海藻類から摂れる食物繊維が効果的と言われています。
結局はバランスの良い食事が取れているか、ということです。食事改善は加齢臭のみならず様々な恩恵がありますので、この機会に検討してみませんか?
③ 運動する習慣をつける
運動習慣を身につけることで加齢臭を抑えることができます。運動は体内の酸化を防ぎ、脂肪を燃焼する効果があるため、加齢臭の原因を同時に撲滅してくれるのです。
とはいえ、運動習慣がない人がいきなり筋トレなど無酸素運動を取り入れることは逆に加齢臭を悪化させることになります。無酸素運動は体内の活性酸素を増やしてしまうからです。
運動する習慣がない人は、軽めの有酸素運動を20分以上続けるところから始めましょう。膝などへの負担が少なく、手軽にできるウォーキングなどがオススメです。
④ 防臭・消臭シャツを着る
加齢臭の臭いを防ぐ防臭シャツ、消臭シャツというものがあるのをご存知でしょうか?その名の通り、臭いを抑えてくれるシャツです。
ワイシャツのインナーとして使うこともできるので、手軽に加齢臭対策をすることができます。汗の臭い対策にも効果的です。
消臭シャツを選ぶ際のポイントとして、「消臭スピード」「消臭の継続性」をみて決めたいところ。消臭するけど24時間後では意味ないし、洗濯したら消臭できなくなっても意味がありません。
どちらも優秀な商品の一例として「Deolの体臭分解シャツ」が挙げておきます。200人分の汗臭を3分で消臭してしまう機能を持ち合わせた消臭シャツです。
販売サイト:楽天市場
⑤ 加齢臭対策のサプリメントを摂る
加齢臭対策に有効なサプリメントもあります。②食生活を見直すというトピックで紹介した抗酸化作用がある食材を摂るのが難しい場合は、サプリメントで補うことも考えましょう。
ビタミンEやビタミンC、βカロテン、カテキン、ポリフェノール、コエンザイムQ10、柿タンニンなどの抗酸化作用がある成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。活性酸素の発生を抑え、脂肪の酸化を防いでくれます。ただし、あくまで補助食品なので過度の期待は禁物。一緒に食生活などの生活習慣を改めて最大の効果を発揮するということは忘れないでください。
また加齢臭対策専用のサプリメントというのもあり、加齢臭に悩む多くの中年男性に選ばれています。食生活はしっかり気をつけているのになぜか臭いが。。という方におススメです。是非チェックしてみてみてください。
加齢臭・体臭に効くサプリメントについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:体臭サプリメントおすすめランキングBEST5!男性の口コミ評価の高いものを厳選紹介。
まとめ
結局、加齢臭は歳を重ねれば誰でもなるものです。
そのなかで、いかに臭いが発生しないようにするか…それは日々の生活習慣にかかっています。
体をしっかり洗うことも大切ですが、日々の生活習慣を改善しながら、消臭シャツやサプリメントで補助して、加齢臭を気にしない快適ライフを過ごしましょう。