妻や彼女に枕が臭いと言われたら、素直に認めてやるべき7つの対策方法
最近、奥さんや彼女に枕が臭いと言われたりしていませんか?
枕の臭いを指摘された経験は、年頃の殿方であれば誰しもありますよね。
枕が臭いのなんてオヤジだけの悩みで自分には関係ないと思っていたのに、まさか自分も臭うようになってしまったとは。。とショックを受けてしまった方も多いはずです。
でも大丈夫!原因を知ってきちんと対策をすれば、もう枕の臭いに悩むこともなくなります!
そこで今回は悩める殿方のために、枕の臭いの原因と対策方法をご紹介していきます。
Contents
枕はなぜ臭くなる?枕が臭う3つの原因
① 枕が臭い原因NO.1は「加齢臭」
突然ですが、「ミドル脂臭」「ジアセチル」という言葉を聞いたことはありますか? 臭いで悩む殿方にとっては、どちらもどこか嫌な響きを感じる言葉ですよね。
「ミドル脂臭」とは特に30代40代で出やすい臭いのことで、例えるなら古くなった油のような不快なニオイです。
そして、このミドル脂臭の原因となる成分が「ジアセチル」です。このジアセチルはほんのわずかな量でもニオイを発生しやすく、しかもその臭いは拡散しやすいという特徴を持っています。人は汗をかきます。すると汗に含まれている乳酸を、皮膚表面にいるブドウ球菌が分解しようとします。その時に発生するのがジアセチルなのです。
ちなみに、ここまで読んで加齢臭=ミドル脂臭と思っていたあなた。実はこの2つは別のニオイなんです。ミドル脂臭は30代40代で出やすいと説明しましたが、加齢臭は主に40代50代以降で出やすい臭いなんです。
その仕組みもミドル脂臭とは異なり、毛穴の奥に潜む皮脂が酸化することで加齢臭のニオイの原因であるパルミトオレイン酸を発生することにあります。
ミドル脂臭に加えて加齢臭まであるなんてお先真っ暗…なんて思う必要はありません!ミドル脂臭も加齢臭もその対策は一緒。まずは臭いの原因を知ることが大切です。もうこの時点で、あなたの枕の臭い対策は始まっているのです。
② 汗や皮脂
さて、体から出る臭いの原因は分かりましたが、では次に枕が臭うメカニズムを読み解いてみましょう。
当たり前ですが、おろしたての枕は当然臭いません。それが、毎日使っていくうちに臭くなっていく。。。それは、頭や首の後ろ、耳の後ろから出た汗や皮脂をエサとして菌が繁殖するからなんです。
人間だって食べ物があって、暑すぎず寒すぎない環境があればスクスクと成長していきますよね。それと同じで、菌もある条件が揃えば元気に成長していきます。
ところで菌の繁殖条件を知っていますか? それは温度、湿度、エサです。暑すぎたり寒すぎたりすると繁殖することは難しく、またカラカラに乾燥した状態でも繁殖には向かないようです。
ではここで、自分が寝ている時の枕の状態を想像してみましょう。頭を乗せている状態の枕は頭と密着しているので、体温で快適な温度を保ちます。加えて、頭や首から出る汗で湿度もバッチリです。これはもう、菌にとっては極楽意外のなにものでもなさそうですね。
③ よだれ
枕の臭いのもうひとつの意外な原因が「よだれ」です。大きな口を開けていびきをかきながら寝ている人は要注意!!よだれというのは口の乾燥を防ぐために発生するものなので、その原因は口呼吸ということになります。
快適な鼻呼吸ができていれば口は開かず、乾燥することはありません。口が閉じている状態であれば唾液が菌を退治して、口の中はキレイな状態を保てます。
しかし、口を開けて寝ているということは口の中で菌が繁殖する原因にもなります。
口呼吸で繁殖した菌がよだれを介して枕へと落ちていく。。。ということを想像すると、枕が臭わない方が不思議ですよね。こうして、私たちが普段使っている枕は様々な原因によって毎日汚れていっているのです。
枕が臭いと言わせない!7つの対策方法
さて、ここまでは枕を臭わす原因を探ってきましたが、ここからはその原因にどう対処したら良いのかを紹介していきます。
① 枕カバーを洗う
臭いの原因が体から出た汚れであるならば、単純に枕を洗えば良いですよね。
そうなんです!何よりも大切なのはこまめに洗うこと!!
とても基本的なことなのですが、毎日洗うとなると洗濯機を回したり、カバーを外し、洗ったカバーをまた付けたりと意外と面倒です。ですので毎日は難しいかもしれないですが、せめて2日か3日に1回は洗うように心掛けましょう。
もし余裕があるなら枕カバーを2、3枚用意しておけば、毎日カバーを付け替えても洗濯は2〜3日に1回で済みますしオススメです。そして週に1度は漂白剤を使って洗いましょう。
ミドル脂臭、加齢臭は普段の洗濯では落ちにくいこともあるので、酸素系の漂白剤をつかって(できればつけおきをして)洗うことをオススメします。
② 枕を洗う
さて次は枕本体です。いくら枕カバーをしていても、それだけでは汗や皮脂を受けきれません。枕カバーを通り抜けた菌が枕本体の繊維に入り込んで、それが臭いの原因となることもあるからです。モノによっては洗えない枕もありますが、臭いで困っているのならば今すぐ洗える枕に変えるべきです!
洗い方は意外と簡単です。以下の方法を参考にしてみて下さい。
- 洗濯ネットに入れること(100円均一のものでOK)
- 中性洗剤を使って、「ドライコース」などの優しい水流で洗うこと。(柔軟剤は使わない方が良い)
- 干す前にカタチを整えること
- しっかり干すこと(これが重要!!)
以上です。
特に気をつけなければならないのは、しっかり干すことです。しっかり乾かさないとカビや別の菌の発生にもつながるので要注意です。最近では枕を干す用のハンガーもあるのでそういったものを使うこともオススメします。
枕のサイズや枕の中身によっては丸1日でも乾かないこともあるので、良く晴れた日を狙って洗うとか、乾かなかった場合に備えてもうひとつ枕を用意するなどの工夫をすると良いでしょう。
③ ファブリーズする
販売サイト:amazon
これはCMでもおなじみの方法です。洗濯に比べたら除菌消臭効果は低いですが、忙しくて毎日洗えない、晴れた日がなかなか訪れない、洗える枕ではない…など、洗濯できない場合には有効です。
この場合もファブリーズをしたら必ず干して乾かすことを忘れずに。毎日朝起きたらすぐにファブリーズをして、日陰干しで構わないので枕を乾かす習慣を身につけて、常に清潔な枕環境を手に入れましょう!
ここで大切なのは毎日の習慣とすること。気がついた時だけ振りかけるのでは、しつこい臭いは消せません。毎日気にかけてファブリーズすることで、臭いが定着してしまうのを少しでも防ぎましょう!!
④ 首の後ろ、後頭部、耳の後ろをしっかり洗う
加齢臭はどこから出ているか知っていますか?
汗は全身どこからでも発生しますが、加齢臭は主に「首の後ろ」「後頭部」「耳の後ろ」で発生します。だから寝具の中でも特に枕は臭くなるんですね。臭いの発生場所が分かれば、その対策は至って簡単!
そうです、洗えばいいんです。まず、当たり前ですが毎日きちんとお風呂に入ること。飲んで帰ってきた時、残業で遅くなってしまった時、面倒くさくてついついお風呂は翌朝に…なんてことはありませんか?
加齢臭で悩めるあなたにそれはNGです。もし、なんらかの理由でお風呂に入れないのであれば、せめて除菌シートや濡れタオルで拭くなど必ずケアして下さい。また、お風呂に入った際も臭うからといって力を入れてゴシゴシ洗ってはいけません。洗いすぎは必要以上に皮脂を落としてしまうことにつながります。皮膚から必要以上に皮脂を取り除くと、失ってしまった皮脂を取り戻すためによりたくさんの皮脂を分泌することになります。しっかり洗いすぎて余計に臭いがきつくなった…なんてことにならないように気をつけましょう。
どんなことでも、やりすぎはかえって毒です。普段と同じ力で、洗い残しがないようにだけ気をつけて洗うだけで大丈夫です。その際に少し面倒ではありますが、しっかり泡立てて洗うとより効果的です。
⑤ 野菜をたくさん摂るようにする
臭いの原因が汗にあるのであれば、汗自体の質を変えることで臭いをおさえることができるでしょうか?
答えはYes!です。汗は体から出る水分なので、その質を変えたければ食生活を見直すことが最も効果的と言えます。
一般的に臭う汗の原因は「脂質の多い食生活」にあるとされています。脂質の多い食べ物の例としては、肉、チョコレート、チーズ、マヨネーズなどが挙げられます。
これらの食べ物を、好きだからといってバクバク食べていたりしませんか?
しかしながら、脂質が臭いの原因だからと言って全く取らないのも体には良くありません。そんな時は、肉やお菓子を食べるのを気持ち控えめにして、逆に臭いを抑える効果のある食べ物を多く食べるようにしたら良いのです。
臭いを抑える食べ物としては「野菜」が効果的と言われています。野菜にはビタミンやβカロテンなど体の酸化を抑える役割を持つ栄養素が多く含まれているため、臭いの原因となる脂肪酸を抑えてくれます。とは言え、急に野菜中心の食生活にしようとしてもなかなか難しいと思います。まずは「肉を食べる時は必ず野菜も一緒に食べる」など、食べ方の工夫から始めてみましょう!
体臭対策に良い成分を効率的に摂取できるサプリメントの特集記事です。
関連記事:体臭サプリメントおすすめランキングBEST5!男性の口コミ評価の高いものを厳選紹介。
⑥ 規則正しい生活をする
加齢臭を悪化させる原因のひとつとして不規則な生活も挙げられます。
不規則な食事、夜更かし、お風呂に入らずに寝るなどしていませんか?
例えば、睡眠不足。睡眠が不足すると、心臓の動きや体温調節などをコントロールしている自律神経がうまく働かず、その結果必要以上の汗をかいてしまうことにつながります。また、こうして出た汗には臭いの原因となる成分が多く含まれやすくなるため、毎日きちんとお風呂に入っているのになぜか臭う…なんてことが起こってしまう場合も。
とは言え、働き盛りの30代40代は「そんなにしっかり寝てる時間ないよ…」という方も多いはず。
そんな時は、量ではなく質でカバーしてみましょう。質の高い眠りのコツは「肝臓」にあります。睡眠に入るときに肝臓が休まっていないと、アンモニアや乳酸などの悪臭成分が汗とともに分泌されやすくなります。
寝る前の飲酒はできるだけ控え、睡眠前の食事もお腹を少し満たす程度にすることで肝臓の負担が減り、睡眠の質も高まることでしょう。
また、布団に入る30分前にはスタンドの明かりだけにするなどして部屋の明かりを少し暗くし、就寝に向けての環境をつくることでストレスなく眠りにつくこともできるのでオススメです。
⑦ ストレスを減らす
ストレスが溜まると胃や腸などの消化器系の不調を起こしたり、唾液の量が減ったりして体臭だけでなく口臭につながることも珍しくありません。その他にも自律神経の不調や体のだるさ、めまいなどストレスは体臭に限らず、すべてに悪影響を及ぼす原因となるものです。
しかし、ストレスを溜めることが良くないと分かってはいても、そう簡単に解消できないのが厄介なところ。現代人にとって、しかも働き盛りの30代40代にとってはストレスをなくすなど無理なことと思います。
そこで、ストレスをなくそうとするのは辞めましょう!自分のストレス許容量を知って、その限界を超えないように可能な限りストレスを減らすこと。これがストレスと上手にお付き合いする秘訣です。
では、どうやったらストレスを減らせるのか?
音楽が好きな人は音楽を効くことが、アウトドア派な人はトレッキングや森林浴が、また人によっては食後のコーヒータイムがストレスの解消になることもあるでしょう。このようにストレスの解消法は人それぞれであり、万人に効く「これだ!」という解消法はありません。そうです、実はこの問いに決まった答えはありません。
でも、こんなふうに考えてみてはいかがでしょうか?
あなたがストレスを感じるような仕事をしなければならない時、ストレスを感じる場面に遭遇した時、それを避けて通ることは難しいでしょう。そんな時は自分へのご褒美を考えておくのです。
ストレスを感じるようなことを頑張って乗り越えたぶん、好きなことやちょっとした贅沢をして、溜まってしまったストレスを早めに取り除いてあげましょう。
まとめ
さて、今回は枕の臭いとその対策について考えてみましたが、いかがでしたでしょうか。
枕の臭いの原因は「不規則な生活」「脂肪分の多い食生活」「ストレス」が原因でした。
そして体から出る臭いは、毎日お風呂に入って寝る、しっかり寝る、野菜をとる、ストレスとうまく付き合う、ことで軽減できることがわかりました。
最近少し枕が臭うんだよなぁ…嫁や彼女に枕の臭いを指摘されてしまった…というあなた、急にすべてを変えることは難しいかもしれませんが、思った時がやるべき時です!
今日ご紹介した中の何か1つでも良いので始めてみましょう!