最近ハゲてきたなと感じたら。30歳から始めるべき7つの若ハゲ対策
男性特有の将来の悩みのひとつが「ハゲ」。どうせだったら一生ハゲたくないのは男だったら誰しもが願うことです。
ただそう願っていたとしても、自分の髪の毛の異変にだんだんと気付いているのではないでしょうか。
寝起きの枕に髪の毛がくっついていたり、シャンプーの時に手に大量の髪の毛がついていたりと、抜け毛が増えている兆候がありませんか?
風が吹くと頭皮が涼しく感じる、周りの視線がすべて自分の頭を見ている気がするなど、頭や髪の毛ばかりに意識がいっていませんか?
鏡で自分の頭を見てみて、最近ハゲてきたなと感じたのなら、もしかしたらそれ、「若ハゲ」かもしれません。
「マジか、おれって若ハゲなの!?」と、将来の髪の毛のことで不安になってしまった方必読!そのまま放置してトレンディエンジェルの斎藤さんみたいにならないために、ここでは働き盛りの男性を悩ませる若ハゲの原因や、30歳からでも間に合うこれ以上ハゲさせない若ハゲ対策を紹介します。
Contents
若ハゲの特徴と種類
一般的に若ハゲと言われている人は、脱毛が始まる年齢ではない20代〜30代くらいからだんだんと髪の毛が薄くなってきます。
また一概に若ハゲと言っても、症状はいろいろな種類があります。あなたの頭の状態はどんな症状なのか確認してみてください。
① 円形脱毛症
俗に「10円ハゲ」と言われている脱毛症で、脱毛部分は円形や楕円形であることがほとんどで、髪の毛が生えている所と脱毛部との境界がはっきりしています。この円形脱毛症の特徴は、ある日突然髪の毛が抜けはじめてしまうことです。最初こそ脱毛部は小さかったりするのですが、それが徐々に広がって次第に全体的に髪の毛が薄くなっていきます。
この円形脱毛症の原因としては、体や心のストレス、自己免疫疾患、アトピー、遺伝、など諸説あります。
② 粃糠性(ひこうせい)脱毛症
粃糠性(ひこうせい)脱毛症とは、頭皮のフケが原因で起こるハゲです。これは基本的に、頭皮の汚れが原因であることがほとんどです。
頭皮を不潔にしたままでいることでフケが大量に発生して、毛穴を塞いでしまい炎症を起こしてしまい、脱毛が始まります。ただのフケ症とは次元の違う量のフケが発生するのが特徴です。
原因としては、シャンプーが合っていない、栄養不足、不規則な生活、アレルギー体質といったことが考えられます。
③ 男性型脱毛症(AGA)
画像引用元:https://www.dermatol.or.jp/
一般的に50代以前の人によく見られる脱毛症状です。若ハゲのほとんどはこの「男性型脱毛症」と言われています。
男性型脱毛症は、50代前後の人によく見られる脱毛症の「壮年期脱毛症」と、20代〜30代くらいから始まる「若年性脱毛症」に分類されて、年齢が若ければ若いほどその原因は複雑なケースが多いです。
ほとんどの若ハゲの原因はこの「若年性脱毛症」と言われています。
若年性脱毛症(若ハゲ)を招くヘアサイクルの乱れ
なぜ若年性脱毛症(若ハゲ)になってしまうのか、それは「ヘアサイクルの乱れ」が起こっているからです。
人間の髪の毛は一定の周期によって生え変わりを繰り返して、ヘアサイクルを保っています。髪の毛1本1本にヘアサイクルがあって、ヘアサイクルには成長期(2〜6年)、退行期(2週間)、休止期(3〜4ヶ月)、というのがそれぞれあり、やがて髪の毛が抜け落ちていきます。
若ハゲの人は、このヘアサイクルが乱れてしまい、成長期が短くなってしまうのです。髪の毛1本1本の成長期が短くなってしまうと、抜け毛が多くなったり、成長途中の髪の毛(細い毛)しか残らなくなり、頭が薄く見えてしまいます。そしてだんだんと髪の毛自体も生えてこなくなり、ハゲていってしまうのです。
そんなヘアサイクルの乱れはなぜ起きてしまうのでしょうか。若ハゲを引き起こすヘアサイクルの乱れの原因について紹介します。
ヘアサイクルの乱れの原因
毎日忙しく仕事をこなして、食事は適当に外食で済ませて、疲れて帰ってきたら「お風呂は朝入る」といってすぐに寝てしまう。こんな生活続けていませんか?実はヘアサイクルの乱れを引き起こす若ハゲの原因はこんなところにあるのです。
① ストレス
ストレスを強く感じると、自律神経などのバランスが崩れ、血行不良が生じます。その結果、毛乳頭まで栄養が行き届かなくなってしまいます。
② 頭皮への負担
お風呂に入らずに寝てしまう、頭皮を不潔にしている、頻繁にするパーマや染髪、紫外線、またシャンプーのし過ぎや洗浄成分による頭皮への刺激、シャンプーのすすぎ残し、といった頭皮への負担になることは、髪の成長サイクルが乱れてしまう原因になります。
③ 血行不良
ストレス、喫煙、運動不足といったことが原因で血行不良が起こります。
血行不良になると頭皮に栄養が運ばれにくくなってしまいます。
④ 睡眠不足
睡眠不足になるとストレスが溜まりやすくなります。また慢性的な体調不良を引き起こします。
その結果自律神経などのバランスが崩れて、血行不良で頭皮に栄養が行き届かなくなってしまいます。
⑤ 栄養不足
栄養バランスの悪い食事は、頭皮の状態にも悪影響を及ぼします。
塩分や油の多い食事や肉の多い食生活を続けると、皮脂の分泌が起こりやすくなり毛穴がつまりやすくなってしまいます。
⑥ 遺伝
ハゲには遺伝がかかわってきていると言われていますが、ハゲそのものが遺伝するわけではなく、ハゲやすい体質が遺伝すると言われています。
そしてハゲやすい体質というのは、親子で生活習慣や食生活などが似ていることも影響していると考えられています。
⑦ 合併症
糖尿病や円形脱毛症などによる、病気との合併症で起こることがあります。
⑧ 男性ホルモン
ヘアサイクルの乱れの大半は、この男性ホルモンの影響が大きな原因とされています。
男性ホルモンのテストステロン(TH)が5αリダクターゼという酵素のはたらきによって、ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンに変化すると、毛髪の成長抑制や頭皮皮脂の過剰分泌などを起こして、頭髪の成長を妨害します。
ちなみにDHT分泌の増減は、ストレス、睡眠不足、栄養不足といった環境が大きく関わっています。
若ハゲの画像で見る薄毛パターン
若ハゲといっても、ハゲてくる部分は人それぞれ。前から、てっぺんから、または全体的に薄くなってくるパターンもあります。
ここでは典型的に多いパターンの若ハゲ画像を紹介します。
M字ハゲ
左右のこめかみからハゲてくるパターンです。上から見ると「M」の字のようにハゲてしまっています。
若ハゲには、このM字ハゲで悩んでいる人が大半を占めています。おでこの中央部の生え際は後退しないので、進行に気づきにくく、だいぶハゲてしまってから焦るパターンです。
O字ハゲ
画像引用元:http://shiery.jp/
つむじを中心に薄くなってくるパターンです。頭頂部から見ると「O」の字のようにハゲてしまっています。
つむじの部分は自分で鏡をチェックできないので、ハゲが進行していてもなかなか気づきません。なので、他人から指摘されるようになってしまった時には、かなりハゲが進行している状態だと言えます。
U字ハゲ
画像引用元:https://hagelabo.jp/
生え際がどんどんと後退していき、逆U字型のようにハゲてくるパターンです。
おでこが次第に広くなっていって、トレンディエンジェルの斎藤さんみたいな髪の状態です。
O字+U字ハゲ
画像引用元:http://news.livedoor.com/
若ハゲにはいろんなハゲ方が同時に進行するパターンもあります。
つむじのハゲと生え際の後退が両方進んでしまうO字とU字がくっついてしまったハゲ方もあります。ブラックマヨネーズの小杉さんのような髪の状態です。
若ハゲが進行していくと、最終的には、側頭部と後頭部以外はすべてハゲてしまいます。
これ以上ハゲさせない、今からできる7つの若ハゲ対策・習慣
これ以上若ハゲを進行させたくない場合は、どのようにしたらいいのでしょうか。
ここでは30歳から始めるべき、これ以上ハゲさせない7つの若ハゲ対策を紹介します。
① 自分の抜け毛具合を知る
若ハゲ対策は、まずは己を知ることからです。
どれぐらい髪の毛が抜けているのか、どんな髪の毛が抜けているのかチェックしてみましょう。
抜け毛は1日100本〜200本くらいが平均とされています。なので、ある程度の抜け毛は心配しなくていいのです。
ただ、シャンプーだけで100本近く抜けてしまったり、抜けた髪の毛が短くて細い毛が多かったりした場合は、ヘアサイクルの乱れによる抜け毛の可能性が高いです。このまま何もせずに放っておくと若ハゲまっしぐらになってしまうので、できることから対策をしていきましょう。
② 髪と頭皮を2度洗い
毎日髪を洗っているつもりでも、頭皮の汚れが取れていないことは多いです。
特に整髪料をつけている人はそのせいでシャンプーが泡立たないので、頭皮までしっかり洗えていません。その結果、毛穴が皮脂汚れでつまってしまい抜け毛の原因になってしまうのです。
髪を洗うときは、まずはシャワーで髪の毛をしっかり流してから、髪の毛だけをシャンプーで洗います。そしてシャワーですすぎ落としたら、再びシャンプーをつかって今度は頭皮を洗っていきます。このようにシャンプーで2度洗いをすることで、頭皮の汚れをしっかり落とすことができます。
シャンプーの洗い方のポイント
・ゴシゴシ洗わない
・指の腹で優しく頭皮をマッサージするように洗う
・シャンプーの量は1回目は500円玉くらい、2回目はそれより少なく
また頭を洗うときはパーツにも順番があって、泡が立つまで頭皮を傷つけないために、耳の後ろ→えりあし・後頭部→もみあげ・側頭部→頭頂部→前髪、という、下から上へ登っていく順番で洗っていくと良いです。
シャンプーの後のコンディショナーやトリートメントは、髪の毛に残すとそこから毛穴がつまってしまったりするので、しっかりすすいで流すようにしましょう。
髪や頭皮が汚れたまま寝てしまい、朝お風呂に入るというのは論外です。髪の毛と頭皮は、1日1回必ず、夜帰ってきたときに洗うようにしてください。
③ 食生活を整える
食生活が変わるだけでも、髪の毛にはかなりの影響を及ぼします。
外食ばかりで塩分や脂を取り過ぎていたり、好きなものを食べてばかりで栄養が偏っていたりしませんか?
いくら頭皮が健康でも、髪の毛にいく栄養が足りなかったら元気な毛髪は生えてきません。
髪にとって必要な栄養素は「ビタミン、アミノ酸、ミネラル」と言われています。ビタミンは主に野菜から、アミノ酸は肉や魚から、ミネラルは、卵や乳製品、海藻など、から摂ることができます。体にいいとされるバランスの良い食事が、髪にはとても良い効果をもたらします。
④ 睡眠をしっかり取る
睡眠不足は慢性的な体調不良をまねいてしまい、自律神経などのバランスも崩れてしまいヘアサイクルに悪影響を与えてしまいます。1日最低でも6時間以上は寝るようにしましょう。
また、睡眠時間がしっかり取れていたとしても睡眠の質が悪ければ意味がありません。夜中何度も目が覚めてしまったり、朝の寝起きがつらい、疲れが取れていない、という場合はきちんと眠れていないことが考えられます。
- 寝る直前に食事をしない
- テレビをつけたまま寝ない
- 寝る前はスマホやパソコンを開かない
- 寝る前にお風呂に入る
- 寝る前にストレッチをする
- アルコールを飲み過ぎない
といったことを心がけて、きちんと眠れる習慣をつくりましょう。
⑤ 運動をはじめてみる
ストレッチ、ウォーキング、ジョギングといった適度な運動をすると代謝が上がり、体温が上昇します。そうなると血流が促進され頭皮にも酸素や栄養素が行き渡りやすくなります。また心地よい疲れを残すので、睡眠の質を高める効果もあります。
そして運動はなによりもストレス解消にぴったり。一人ではなく、友達や仲間と一緒に取り組めるスポーツをはじめてみるのもいいですね。
⑥ ストレス解消法をみつける
ストレスは若ハゲの大敵です。
ストレスを溜め続けている限り、若ハゲはどんどん進行してしまいます。
ただ、仕事やプライベートでのストレスを抱えてしまうのはしょうがないこと。
それならば自分が楽しいと思えることをみつけて、どんどんストレスを解消していきましょう。
また若ハゲで悩みすぎるのもストレスの原因のひとつですから、思い悩みすぎず、それを忘れるほど夢中になれるストレス解消法をみつけられると良いですね。
⑦育毛剤を使う
若ハゲ対策には育毛剤は有効な方法です。育毛剤を使用する前は自分の頭皮の状態を知ることが重要です。
数え切れないほどの種類が店頭に並んでいる中で、自分に合った育毛剤を選ぶポイントについて紹介します。
自分の症状にあった育毛剤を選ぶ
育毛剤は配合している成分によって、作用や効果が異なります。また育毛剤は主成分によって3種類に大別され、それぞれの効果も変わってきます。
1、血行を改善させる作用
(ミノキシジル、塩化カルプロニウム、センブリエキスなど)喫煙、
運動不足、頭皮が硬い人にオススメ
喫煙や運動不足、頭皮が硬いという人は頭皮の血行不良を起こしている可能性が高いです。なので、この血行を改善させるタイプの育毛剤をつかうことで薄毛改善に期待ができます。
2、毛母細胞に栄養補給する作用
(ビタミン類、アミノ酸、オウゴンエキス、オトギリソウエキスなど)
生活習慣が乱れている人にオススメ
睡眠不足や偏った食事などで生活習慣が乱れていると、毛根にまで髪の毛を生やすための栄養が行きわたっていない可能性が高いです。なので、この毛母細胞に栄養補給をするタイプの育毛剤をつかうことで、髪が生えやすい環境を整えてくれる効果が期待できます。
3、男性ホルモンを抑制する作用
(フィナステリド、エストラジオールなど)
遺伝的に薄毛の人にオススメ
若ハゲの原因は、この男性ホルモンの影響が大きく影響していると言われています。
男性ホルモンであるテストステロンが、体内で5αリダクターゼという還元酵素と結合し、ジヒドロテストステロンになります。このジヒドロテストステロンは、男性型脱毛症の最大の原因と言われていて、毛髪の成長抑制、頭皮皮脂の過剰分泌といった症状を引き起こします。
その場合は、5αリダクターゼの分泌を抑える育毛ケアをすることで改善が期待できます。
生活環境や頭皮の清潔を保っていても若ハゲが改善されない、いろんな育毛剤を試してきたけど全然効かなかったという場合は、この男性ホルモンの影響を受けていることがほとんどです。そんな方は、男性ホルモンのはたらきを抑制してくれる育毛剤を試してみることをオススメします。
ただそうは言っても、育毛剤っていろいろありすぎてどれを選んだらいいかわからないという方も多いと思います。
こちらの記事で人気の育毛剤の紹介や選び方のポイントや注意点を紹介していますので、参考にしてみてください。
関連記事:30代男性におススメの人気育毛剤TOP10選!選び方や注意点も紹介。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最近ハゲてきたなと感じてきた人は、今回紹介した若ハゲ対策を実践してみてください。
いつまでも若々しくカッコよくいるために、対策は早めのうちからしておいたほうがいいですよ。